愛のつるし一回転飛行機

けん玉姉のけん玉普及活動日記。
2008年秋、転移性乳がん患者となる。
病気のこと、日々の生活なども。

終末予言を覆す神

2011年03月15日 | 思い出

翌日、私は、ふてくされた顔の取次店の彼女に微笑んで見せました。

 「みんな忘れてくれたみたいだね。」
 
  「私、忘れてないですよ!」
 
  「ああ、あなただけは必要なところだけ覚えさせておいたんだ。分かって欲しいからさ・・・でも、肝心のところは忘れてるんだ。自分じゃ気がつかないだけでね・・・何を言ったかは私も忘れてる。だから、勘弁して下さい。」
 
  「何がしたいんだか・・・」
 
  「いろいろ、都合があるんですよ。でもあなただけにはほとんどのことを教えてあげます。手伝ってくれたからね。
  でもその前に・・・神様、トイレいってくるわ・・・ちょっとすぐ外で待っててね。」
 
  「もう!」
 
 私はトイレの中で『何を言ってんだ? 自分は? おかしいな』と思いつつも、出たところで彼女に向かうとまた、とんでもない話を続けているのでした。今度はそばにだれもいないのを確認して言い出しました。
 
  「だいたい、向こうにいると一人で寂しいんでね。魂たちは全て私の一部なので、そこでは他と付き合う感じにならない。ここだと、同じ人間として会話できるのがいい。こうして人間と遊べるのは面白い。あんたみたいな人に会えるとね・・・
  そんな調子だから、人をひどい目にあわせる気なんかないよ。だいたい、みんなの自由を認めてるから、戦争なんかになるんだよ。誰もが人に支配されたくないと思ってやっちゃうんだ。」
 
  「じゃあ、人間が勝手に・・・?」
 
  「僕は止めようとやっきになるんだけど、無理に止めるともっとめちゃくちゃになるんだ。相手をやっつけないと幸せじゃないと言うんだ。だからどうにもならない。でもあそこまでひどいことするなんて信じられない。そんなふうに作った覚えはないのに・・・
 
  このままだと行き着く先でみんな死んじゃうとこまで行っちゃうかもしれない。大衆の絶望感が巨大な天災をひきよせたり、わざと、そういう状況を作るやつまでいるもんだから・・・」
 
  「え? じゃあ、ノストラダムスの?」
 
  「いや、あれは外れる。でもそのあとに二十一世紀になってから起こるんだ。何年もたってからだけど・・・
 
  でもそれは何とかして止める。いくら、人がそれを望むと言ってもそれはまずいだろ。止めるのは神様の仕事だと思うからね。」

 

 

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