愛のつるし一回転飛行機

けん玉姉のけん玉普及活動日記。
2008年秋、転移性乳がん患者となる。
病気のこと、日々の生活なども。

ゲゲゲの姉女房④

2010年09月26日 | 日々の生活
 番組終了ですね。別に特に優れた作品だったと言うわけではないのでしょうが、姉との事があるためにこちらには因縁深いものでした。

 それで全体を通して気になったのが、やはり、スピリチュアルな部分でした。これが実際にあったことに基づいてるためにどうも、表現自体はうそ臭くてもこれはホントのところはどうなんだと思うことがいくつかでてきてました。一つには、お父さんが、南の島の神の像に助けられるくだりです。もうひとつあるのが死んだ兵士の霊たちが自分達の事を作品にしてくれと言われる夢をみるというところ。

 所謂、呪術治療って言うか、普通に考えると論外なんですが、結構、この手のやりかたでプラシーボ(偽薬)効果のようなものなのか、治療効果が出てる人はいるようなんですね。以前に、新薬の臨床で効果をあげていたという姉の期待してたドクターに、効果があると感じているのが大事なんだとか言われたことがあり、先進医療を進めるドクターでもそういう事を重視しているのだと言う事が分かりました。

 プラシーボ効果は科学的に根拠のある実際の効果なのであって、それだからインチキだということにはならないということでしょう。このことはきちんと解明されるべきものなのであって、非科学的なのはそういう現実の効果を無視する人たちではないでしょうか? 自分は、新薬に期待してのんでいた姉にもそう言う効果が出ていたように思います。しかし、それ以上に毒性のある薬の使いすぎでその効果を台無しにされたのではないかと思うのです。患者の立場に立つとか言う話が昨日のテレビ時代劇でもありましたが、いかにも、効果のない薬と称される物でまやかしの治療をする悪者がいるかのように描かれてるのがひっかかりました。何だか、今の、役人との癒着構造やホメオパシーたたきを正当化しようとしてるように見えるのは深読みのしすぎでしょうか。百歩譲って、本当に効果がないとしても、逆効果になるような治療をするより、まだ効果のない薬を出す方が余程、患者の立場に立つ良心的な存在でしょう。ここでもいかにも、正義面の官僚、岡引などが主人公の味方として出てくるのが気になるところです。


 さて、ゲゲゲの女房の話に戻りますが、作品に書いて欲しがる霊たちの話がどうも気になりました。水木氏はこれがあったから、ずっと作家でいられたのかもしれないと前々から思っていたのですが、自分も漫画書きのようなものだったので、映像で、表現する方がいいのかも知れないと思っています。自分が文章で書くとどうしても明るく分かりやすく笑える物にならない。姉の希望にも添えてないような気がするもので、少し、試してみようかと思います。彼女が漫画にまでして欲しがってるかどうかまでは分からないんですが・・・

 僅かずつですが、まずは、ゲゲゲの姉女房、漫画篇ということで・・・まあ、漫画なんでちょっとと言うか、かなり、誇張することになりますが、そのうち、そういうものも加えていこうかと。ともあれ、よろしくお願いします。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姉とライフソースかたつむり

2010年09月23日 | かたつむり
 カタツムリはどうなってるのと聞かれる事が多いので、ここらでお答えしておきます。実は残念な事に姉の入院中に全然、面倒をみてる余裕がなく全てが終わった後で気がつくと全滅してました。おそらく、彼女がそうなったのと同じ頃だったと思います。みんなつれていったのでしょうか・・・・

 ですが、この間、多くの弔問の方々と話すうちに気がついた事があります。彼女の友達は男女を問わないということです。実際、結婚してれば普通、少しは遠慮する物ですが、男友達もたっぷり作っているのです。どんな人とでもかまわずつきあっているんですね・・・また、大っぴらに隠しもしないので、変な風に疑いようもありませんでした。どうも彼女は、性差と言うものを気にしない考えだったんです。

 よく知られているようにカタツムリは性差のない生き物です。両性具有で、性の平等のシンボルにもなってるほどです。これを愛するというのは、男らしくないと駄目だとか、女らしい人でなきゃとかいう気持ちをすて、人としてのいいつきあいをしていくのが大事ということでしょうか。

 それって、どうなんだろうと、庭に埋めてやった、カタツムリの殻の渦巻きをみていたら、昔読んだ、ライフソースデザインとか言うものを思い出しました。古代人が遺跡に書く図柄がよくこう言う渦巻きになってるんですね。なんと言うか、生命の根源を意味する物だとか人類学者が唱えてたりする説にあるそうなんですが、実際、そう言う力のシンボルとして、多くのスピリチュアルな世界でもカタツムリ型の文様が使われてるようです。こんな感じです。
                 

 カタツムリそのものの象形化にしかみえないです。ライフソースデザイン(生命根源の図柄)・・・全てを産み出す大元を意味する形の生き物だったとは! 彼らが愛し合う様子を眺めながら、姉はよく言ってました。「うーん。造化の妙だわ」と・・・確かに、男だとか女だとかにこだわらず、わけ隔てなく姉が人を受け入れるわけには性差を超えた生き方を美しいと思う気持ちもあったのかもしれません。カタツムリは侮れませんね。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リレー・フォー・ライフ!

2010年09月20日 | けん玉
 参加者の皆様、ご苦労様でした。特にけん玉の皆様には多くのご参加をいただき、感謝です。息子がお世話になりました。

 テレビ、新聞の取材もあり、成果はあったのではないでしょうか?

 ありがとうございました。姉も喜んでいるようです。また、今後ともよろしくお願いします。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

癌治療、合うか合わないかが全て!

2010年09月18日 | がんとともに
 高度先進医療と言うと、いかにも素晴らしいものかとも思いますが、実際に、治療がその人に合っていなければ何の意味もありません。それより意外に古臭い物の方が効くということもあるのです。しかし、その多くは科学的ではないとか言われるものでもあります。よく言われる科学的に証明できないから、駄目だと言う論拠でやられると、漢方も針灸も全部同じ理屈で駄目です。あの経絡とかツボとかいうもの自体、科学的には証明できてないからです。

 私の父は癌でした。叔父も他の血縁者も多くが癌で死んでいます。しかし、父は癌を治せました。ある薬をみつけて飲ませて効果が出たのです。膀胱癌で、出血し、排尿できなくなると言われ、もう、出血が止まることは絶対ないと断言されました。しかし、現実に彼は治りました。出血は治まり、排尿に問題もなくなりました。

 私は、この薬を姉に飲ませるつもりでおりました。姉は医療を信じたのでこれを当てにしなかったのですが、私は医療が駄目な場合はこれで何とか助けるつもりでおりました。そして、医療の失敗が明らかになった時にすぐにこれをとりよせようとしたのです。

 しかし、恐ろしいことに気がつきました。薬を扱ってる全ての業者が厚生省によって潰されていたのです。これはインチキな物だから販売中止にさせたと言うのです。しかし、こっちは前にホントに効いた薬です。これを最後の頼りにしていた私は、パニックに陥りました。ともかく、必死であらゆる知り合いや伝をたのんで、手に入れようともがきました。

 しかし、どうにもならなかったのです。

 結局、彼らの言う高度先進医療とやらにたよるしかなくなり、高額な分子標的薬をおよそ、手遅れのタイミングでバカ高な金額で使われ、ほんのひと時の効果のあと、失敗となり終わらされてしまうことになったわけです。

 厚生省の潰した、報道で言う高額な効果のない薬を売っていた業者とはホントにインチキだったのでしょうか? 結局、商売敵になる、効果のある薬を売るものもつぶしているんじゃないかと疑わざるをえないのです。中にはホントに悪徳な業者もいるでしょうが、それを言うなら効果のない先進医療でも同じ事です。保険や補助で助けられても結局、私達の税金で払われているのです。だまされないようにするべきだというのなら高度先進医療でも同じことなのです。

 助かるかもしれなかった薬を取り上げておいて、効果のない、あるいは、逆効果の薬だけを突っ込まれたのでは患者は死んでも死に切れません。失敗された患者にとってはそれこそが最悪のインチキ業者だったと言うことにもなるのです。

患者に必要なのは、それぞれの状況に合う治療です。先進医療だろうが、代替医療だろうが合うものがやれなくてはならない。力の強い者が勝手に使えない状況にしてはいけません。悪徳業者がいても個別にみるべきものです。助かってる患者が一人でもいたらその治療法を全否定するようなことはしてはいけない。種類も量も手法も一律に範囲の狭い業界や官僚の既得権に有利なばかりの標準だけでは助かる人の範囲もとても狭いのです。もともと、その病気は人とヒトデぐらい違う多種多様な物で、標準化で対応すべきものではないと専門医の方も言っておられます。

 さて、明日はリレーフォーライフです。けん玉の皆様、よろしくお願いします。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドロボー保険と高度先進医療保証

2010年09月15日 | 日々の生活
 どうしても、姉の思いが気になって、保険の解約に応じないでいると、先日、郵便局から、このままだと、掛け金も取り上げることになるとの連絡が来ました。勿論、掛け捨ての保険じゃありません。

 つまり、これが持つ意味は、丁度、保険料の支払い時期に、払う前に人事不肖になって、その後、急病で死んだ人がいた場合、当然、死んでるから保険料の支払いにもいけないわけだからその病気のせいで保険を無効にされたあげくに最後はそれまでかけた掛け金まで奪い取られるしかけになってるということですね。
 一体、何年もコツコツと掛けてきた人をこう言う目にあわせる物のどこが保険なのでしょうか?

 これじゃあ、泥棒ですね。というか、泥棒なら、悪いと分かってるから、捕まれば何とかなるし、できることもその場の被害しか及ぼせないわけだけど、この場合、いかにも安全安心と謳っておいてこのような所業に出るわけだから、遥かに性質が悪く、しかも、合法なのだとすると、取り返しようもなくこれが許される保険システムと言うもの自体、大きな国民総だましシステムとでも呼ぶしかないのかもしれません。

 今、よくある、癌保険等も、高度先進医療保障などと言ってますが、その人に効くものが先進医療などではないために他の治療をやっていると、やはり、一円も保証してもらえないことになります。結局、こういう巨大金融に支えられた一番、力の強い者が自分のやってる医療システムにだけ、お金のいく仕掛けを作ってるわけで、小市民は、ただただ、全てをふんだくられて、一見、保証してもらったような形になってても、結局、同じ連中にお金を払わされてるだけで、しかも保険でお金が出る選択肢が先進医療しかないために、薬が合わないと助かる治療にならないどころか、死なされる治療を受ける羽目にすらなりかねないわけです。まあ、そうなったら文句も言えなくなるので彼らには好都合なのでしょうが・・・

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超役立たずの上に超悪どい郵便局の簡保!

2010年09月12日 | 日々の生活
 あれは、老健Xで姉が一番大変な時でした。その前から、相当、認知症が進んで大変になっていた母と、姉の癌の問題で全く、動きがつかない生活になっていた訳ですが、その中にあって、責めて病気の時こそ長年、掛け続けてきた保険に、頼れるかと期待していたら、これほど厳しい状態なのに何にも保証がない事がわかりました。入院をほとんどさせないようにやってる病院の体制のせいで、結局、保証、ゼロだったのです。それでも保険料の請求はくるので頭にきながらもそれでもどっかで長期入院になるかもしれないと、何とか時間と金を作ってやるしかなかろうと思ってました。ですがともかくその時は火になってその場をやり過ごすのが精一杯という生活を繰り返すしかなかったのです。

 そして、やっと、母の問題が一段落ついたところで、お金も何とかして支払いできる状態にこぎつけてもっていったところ、もう失効になっておりました。前にもそういうことがあり、その時は問題なく延長できたので別に心配することなく頼んだら、病気だからできないと言われたのです。

 保険に入ってる間になった病気のせいで、支払いにいけなかったのに、病気であることを理由に延長できないようにさせるなどと言うことが許されていいんでしょうか?

 ホスピスでとうとうまともに長い時間、入院することになりましたが、その保険もなく、姉はとても悔しがり、これは特に大きな精神的ストレスとなって、更に悪化を早める結果ももたらしたと思います。最終的にもちろん、死亡保障も得られないと分かって姉はホントに悲しんでおりました。自分としては、彼女がいなくなった時点で死ぬつもりでしたので後の保証金はどうでも良かったのですが、彼女の心に与えた影響を考えるとやはり、無視できません。このことはブログに書いておきたいと言う姉の思いもありました。

 このやり口は結局、一人暮らしの老人や、ひどい重病患者でお金をいつも用意しきれない貧乏人など、つまり最もそれを必要とする人が払うだけ払わされたあげく、結局、保険金を受け取れないようにするあくどい仕掛けだとしか考えられません。そのために用意された罠なのでしょう。保険に入ってる間になった病気が原因で死に至ったと言うのに、その病気を理由にした保険の一方的解約が認められるのなら、究極の後だしジャンケンとしか言いようがありません。こんな汚いやり口が許されるのなら、それは保険ではなく、単なる詐欺商法のようなものでしかないでしょう。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通常医療とまやかし保険

2010年09月10日 | 日々の生活
 今日、姉の癌友から電話があり、言うことを聞かないS病院のあの医師の機嫌を伺いながら治療を頼んでると言う話を聞かされました。丁度、抗がん剤のいい加減の量や点滴するタイミングをこれまでの治療の結果から判断して頼もうとするのに自分の状況を調べてわざわざ作ってもってきた表や数字を見もしないしこっちをみることすらないということでした。

 ひどい医者だと思うが、それでも少しはさじかげんをしようとするだけマシなので、患者としてはたのむしかないのです。でもこんな人間の機嫌を取って我慢しながら治療を頼まねばならない患者の苦しさは並大抵の物ではありません。

 こっちも前に温熱療法や、その他の色んな治療法を調べて提案した事がありますが、すべて、適応ではないと一言の元に否定し何にもやってくれませんでした。他でやって成果が出ているやり方を言っても全て無視でした。まあ、これが当然なのが今の医療なわけですが・・・

 自分としては、早く、他のとこに変わりたかったのですが、たいていのところはもっと悪くてさらになんにもやらしてくれないか、余程、遠くに行かないと駄目なようで、お金も足りないしその時は母の面倒も見る必要があって、どうにも動けず、ともかく、今やってることが成功してくれと願うだけでした。姉にはここはスタッフが面倒見がいいということで離れたくないと言う思いもあったようです。

 しかし、本格的に悪化してきたら、そのスタッフもなんにもしてくれず、結局、何の意味もありませんでした。

 だいたい、入院してる場合に動くだけなので、入院させないでさっさとホスピス送りにさせようとだけされたわけで意味を持つわけもないのです。

 ともかく、さっさとホスピスに送って患者の始末をつけると言うのが今の癌治療だということです。

 このことにからんで、一つ、大きな別の問題も伝えておきたいと思います。それは、保険のことです。よく、テレビなどで盛んに癌保険が宣伝されてますが、あの、入院保証というやつは詐欺のようなものです。

 現実には、患者をほとんど入院させない形にして治療する方式ばかり、医療現場では採られているからです。このあたりは分かっていてわざと入院保証を大きくみせてるわけでそれでまともな保証があると思ったら大間違いです。癒着構造があるということでしょう。

 さらに、一人暮らしや動きのつかない人間を狙ったと思われる大きなまやかしもあります。重病になり、動けなくなった人が当然、保険料の支払いにもいけなくなり、失効した頃に何とか復活して、契約の延長を頼みに行っても病気があるから駄目だと言われ、もう、再契約もしてもらえなくなるのです。病気に備えて入っていた保険を病気になったからと言う理由で使えない状況にされてしまうのです。

 これでは何の意味もないわけですが、実はわが家の状況がそうなってしまったので分かったことなのです。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姉、降臨!

2010年09月09日 | 日々の生活
 あの時から三ヶ月が過ぎました。これぐらいにはそれまでの経緯をまとめて書いておこうと思ってましたが何とか間に合ったようです。三ヶ月も経てば忘れられたりとかしてしまいそうな気がしてそれまでに形にしとかなきゃとか思ったのです。

 しかし、自分の気持ちも落ち着くのかとかも思ってましたが、さほど変わりません。相変わらず、いないんだと思ってしまう時は、とてつもなく、厳しい感情にさらされます。しかし、そんな時、気分が限界に近づくと決まって何かが起こります。

 おとといのことですが、戸がバタッと開くような音がして振り返ると、何かが走り去る気配がして階段をトントンと上る音がすごくはっきりと聞こえました。さすがに、これは誰かが侵入した、すわ、ドロちゃんかと緊張して2階にあがってみると、どこをさがしても誰もいない。

 「お前じゃないよね?」とか言いながら姉の部屋のとこにもいってみると、布団に開け放した窓から雨がかかっていました。私はあわててかたずけました。

 知らせてくれた訳か・・とは思うものの、「そこまでやれるんなら顔も見せてくれたらいいのに」とか無茶を言ってしまいました。

 で、その夜、久々に律儀に夢に出てくれました。

 それは昔のいつもの生活をしてる夢でした。ふざけて、意地悪を言ったりつついたりしてからかっているわたしに
「もー」とかいって、目は笑ってる姉が「あたしは、アーちゃんより早く死んじゃうんだからね、大事にしてよ」と言うのです。
 アーちゃんと言うのは、家では私の母のことで、当然、かなりの年です。自分はそんなバカなことがある筈がないと思っているので、まともに相手にせずに笑いながら聞きました。「へー、なんで、そう、思うんだい?」姉は普通は絶対そんなことは言わない性格の筈なんで不思議にも思ったのです。

 「それは・・・」とか口篭もって姉は答えません。

 「なんだよ、」とか言いながらわたしはまた、笑いながら彼女をつついてやりました。姉の「もー」とか言ってしかたないなーと言う感じの顔をみてるうちに目が覚めてしまいました。

 ちゃんと大事にしてやりたいのにできてないなんでもない生活がどれほど大切で幸せな物だったのかをわたしは改めて感じていました。他愛のない夢ですが姉は今、またひと時の幸せを与えてくれていたようです。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あげくの果てに医原病?

2010年09月05日 | がんとともに
 姉の状況は結局、自分が初めから心配した通りでした。

 それも一番なったらまずいパターンでした

 効果はなく、副作用だけがあり、駄目なのに、何度も使いたがりすぐに切り替えてもくれません。それどころか、量が足りないんだと増やされまでしました。結果は更なる、副作用の増加だけでした。ハーセプはやっぱり、やめたらいけなかったし、この問題だけをもたらした薬は彼女には全く使うべきではなかったのです。少なくとも効果がないと分かった時点ですぐにやめるべきだった・・・

 その後やっと使えたラパチニブの効果はめざましかったのですが、効果のなかった毒ガス薬の使用から、丁度、三ヵ月後ぐらいに異変が起きだしました。これまでの何十倍もの恐ろしい勢いで悪化が始まったのです。最初から、一番恐れていたことでした。これが起こるからその薬は使いたくないとずっと言いつづけていたのに・・・ラパの副作用か、毒ガス薬のせいなのかはっきりとは分かりません。しかし、三ヶ月が細胞の入れ替わり時期なのでやはり、その前の薬がとても疑わしいのです。

 すべてが手遅れになってから、医者はこっちが初めから希望していたラパチニブとハーセプのとりあわせをやらしてくれました。ですが爆発状態になってからでは、もう間に合う筈もないのです。もし、癌がハー2だけならそれでも効いたのでしょうが、他の抗がん剤で産み出された別の癌のせいで、もうそんなものではどうにもならない状態になっていたということです。最後に診たホスピスの医師にもわたしは、はっきりと言われたのです。

 「これは医原病だ! 抗がん剤の使いすぎだよ」と

  医療が原因の病と言うのはとても納得できる言葉でした。

 やっぱり・・・とは思いましたが、全てが手遅れで今更、これを知ったところで、自分には意味のないことだと思いました。

 ですが、時がたち、やはりここで言っておかねばならないと考え直しました。これを放置すれば、姉と同じように薬が合わない人は同じ状況に追いやられることになる・・・姉は自然の病気にやられたのではありません。標準治療と言う名のおかしな治療の強要で早期に死なされたのです。そして最後に姉の病状を知ったS病院の医師が言ったのは、またしても例のいいわけでした。
 「もっと早くくれば助かっていたのだ!」と。 普通ならまだ生きれたものをこれだけ早く死なせておいて、こっちの希望をあれだけ無視して、失敗したくせに、自分らの責任は棚に上げてまだ、こっちの責任にしようとする・・・

 この医療のあり方ってものは、あの大きなお金の動く早期発見キャンペーンとやらにはとても好都合なのでしょう。結局、こうやって助からなかった人を早く診れてなかったせいにすれば最後にはどうでもそのキャンペーンの正当化に利用する形にしてしまえるのですから・・・しかし、それで起こるのは、自分らのような本当に困ってる患者には更に追い詰められるようなこんな状況が作られる事だけなのです。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すかして脅してどーでも毒ガス

2010年09月04日 | がんとともに
 抗がん剤の副作用で起る白血球の減少だけがさじ加減の目安になり、耐えられたら限度まで使うと言う形でしかないやりかたでは、医師は医療過誤の責任は問われないですむことをしたというアリバイにはなるのでしょうが、癌治療に特にいい効果があるわけではありません。全くさじかげんしないよりはましでしょうが・・・

 結局、数ヶ月で癌が増殖し効果がなくなったと言われ、それでも、ハーセプはやめるべきではないと考え、毒ガスの薬は使わないでまた、別の抗がん剤とハーセプのとりあわせの方を何とかたのみました。しかし今度は、効き目が悪くて少しずつ悪化がおきてしまいました。そこで困って悩んでると、ほれみろ、毒ガスの薬を使わないからそうなるんだとか言われ、セカンドオピニオンでもともかく、それを使えとばかり、どうしても標準でやらないと駄目だと言われます。使わないともったいないとか、これが最強なんだとか、使った後の怖さを思う自分の考えは馬鹿にされ、相手にされませんでした。

 これを使うについては、薬の作用の関係でハーセプもやめねばならず、それは効いてないように見えても、やめたらもっとひどいことになるとの情報も自分は持っていました。それにもとても危険を感じていたのです。しかし、それを言ってもやはり相手にされません。

 そして、とことん、医療から、説得され、言われまくり、追い詰められてついに自分は折れました。自分の素人の浅知恵は関係ないのかもしれないと・・・後でまた、ハーセプは使えるからとも言われました。ともかく、これをやれば、期待の新薬のラパチニブが使えるということでちょっとやめて様子を見てあとでまた、ラパが効かなくなった頃にまたハーセプチンを使えばいいのかと考え直したのです。ただ、自分が調べた話ではハーセプは一度やめると再開しても効果がさらに薄くなるように言われててそれが心配だったのですが・・・まあ、いくら詳しく調べていても所詮、自分は素人だからプロの言うことを信じるべきなのかと・・・これだけしつこく言うのだから、使ったら何かしらいい効果もあるのだろうと・・・


 ですが・・・それがやっぱり最悪だったのです。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さじかげんと標準治療

2010年09月03日 | がんとともに
 前に述べましたように、姉のかかった悪性と言われるハー2病の癌には、ハーセプチンと新薬のラパチニブが効果的とかなり前からわかっていたのでそのとりあわせで使いたかったのですが、順番を変えても他の抗がん剤とハーセプの併用しか、標準治療では許されませんでした。それでともかく、副作用が怖かったのでなるべく、あとは、抗がん剤の方はさじかげんをしてくれるように頼んだのです。

 医師はさじ加減はすると言いました。ですがハーセプチンについてはおまけのようなもんでほとんど意味がないとも言われました。自分は他からの情報でそれは違うと考えてましたが、ともかく、考えが違っても、使えればいいと何を言われても我慢して聞いてました。時間的にも待ちつづけるのが恐ろしく、一応、このあたりがやれる限界とみてあとは現代医学にかけることにしたわけです。

 初めは少なめにしてもらってうまく行ってるように見えました。しかし、ちょっと経つと抗がん剤のほうの量を増やすと言うのです。嫌がってもそうしないとどうしても駄目だと言うのです。

 その時点で数字はいい効果だけを示してました。副作用もほとんどありませんでした。しかし、量を増やしだしてから、一時は、いいようになった数字も悪化しだし、不快な副作用も増えて来ました。結局、さじ加減と言うのは、医者が標準から外れすぎて官から文句をいわれないですむ責任を取らないですむ量の範囲でやるという意味で、副作用の限度の中で、やはりなるべく、標準に近づけようとすることでしかなかった。丁度、効果がいい、延命効果が最大になるところにするという事ではなかったのです。

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!! 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けん玉笑顔、つぶすガン

2010年09月01日 | がんとともに
 笑いのもたらす効能が、癌治療には下手な抗がん剤より効くと言いますが、けん玉で笑顔が一杯の世界だけなら、姉も悪化しなかったのかもしれません。しかし、3年ぐらい前から、色々、笑えない状況が起りました。母の病気や、息子の受験、更に児ポ法問題などです。普通なら、児ポ法は気にもしないところでしょうが、その実体を漫画の関係者等から聞かされて黙ってはおれなくなったのです。

 もともと、正義感のとても強い彼女は子供病院や、子育て支援グループなどで昔から人一倍、子供たちのために頑張ってきており、それが、子供のためとか言いながら、実際には、子供の人権を奪い取ることにしかなってないその偽善ぶりが許せなかったのでしょう。

 ですが、そうした活動の中でストレスが溜まる中、おかしな情報におどらされ、ホメオパシーをやめて体調がおかしくなってきたのもこの頃でした。そのせいか、事故や怪我にも見舞われ、さすがの姉も笑顔が減って来ていたようです。


 実際、児ポ法の改悪の流れがはっきりした頃から、社会的にも、個人的にも人を不幸に陥れる不安、不信の悪弊ばかりが増えてきて、態度には示さなかったけど彼女もかなり辛かったのではないかと思います。

 今、思うと悪官僚などの社会のガンが本物の癌の悪化をけん玉姉の体にもたらしていたように思えてしかたないのです。問題の抗がん剤を使わねばならない程に・・・

 今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする