ログビルダー日記

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ログハウスメンテナンス

2020年01月15日 | ANA-LOG ログハウス

 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

新年早々にログハウスのメンテナンスに回っています。

ログハウスに限らず、家をいい状態で保つにはメンテナンスは必須です。家によってはメンテナンス方法は様々。費用も10年20年単位で考えれば、年間5万~10万円は準備しておいた方がいいと思います。

で、ANA-LOG流のログハウスメンテナンスを紹介します。

 

ログハウスのメンテナンスの基本は、外部の木部の掃除と再塗装がメインです。新築後は木の水分が多いので1年後に一度、その後は約3年単位で行います。多いようにも思われますが、設計段階でメンテナンスしやすいように作っているので、1回の費用はそんなに掛かりません。

 

まず、ログの状態をチェックします。やはり南側と西日の強いところなら西側の色落ちと日焼けが進んでいます。

 

大まかな誇りやゴミを取り除くと、スコッチブライトという研磨剤入りの化繊たわしに水を付けて磨きます。これで日焼けの白色化も、細かなカビもほとんど落ちます。汚れた水をしっかり拭き取るのがポイントです。

手すりや横材の割れにはコーキングをします。特に上を向いている割れには念入りに。ANA-LOGでは家の躯体の横材には小庇ををしているので、主に手すりの補修になります。

この時に使うコーキングはサシュコ社のコーンシールを使います。水性でマスキングの必要もなく、骨材入りなので耐久性も高いです。

 

コーキングが乾けば塗装に入ります。

今まで、様々な塗料を使って来ましたが、現在はログの塗装にはオリムピック社のマキシマム セミトランスパーセントを使っています。自然塗料も使用していましたが、拭き取った後のウエスの処理やハケを洗う溶剤の廃棄等を考えると、水性の方が作業性も環境にもいいように思いました。マキシマムは水性でもかなり耐候性が高く、オーナーさんがセルフメンテナンスをする際も扱いやすい塗料です。

出来れば2度塗をお勧めしますが、3年毎の塗装なら1度塗で十分です。

 

ログ部だけではなく、他の部分も隅々までチェックするので、3年毎に新築のような状態になります。

 

40坪余りのポスト&ビームであれば、一度の費用は10万円~20万円。足場を使わずに出来るようにしているのでコストは抑えることができます。5回(15年)したとしても総額100万円。

ログハウスはメンテナンス費用がかかると言われますが、工夫次第では普通の家よりも割安で維持できます。

ANA-LOGは徳島県内のみで活動していますので、迅速に且つ低コストでメンテナンスに回れます。

 

この先、オーナーさんと共に、100年後、古民家と言われるような家に育てていってあげたいものです。

2015年新築 H様邸

 

 

 

 

 

 


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