
愛犬 燦、逝く。
16日の19時30分。
穂香と香麦が「サンちゃんありがとう。おやすみなさい。」と頭を撫でるのを待っていたかのように息を引き取った。
7年半前、病床の母にアニマルセラピーになるのでは、と宮崎のブリーダーから徳島にやって来た燦。
子供もいなかったので、せめて犬の名づけ親になってもらおうと、母に名前をつけてもらった。
「燦」という字は、祖父が書いた詩の中の一文字だそうだ。
燦はアニマルセラピーの役目を見事にこなし、しっかりと母を見送ってくれた。
その後、子供達が増え、燦は「アンクル燦」として子供達の遊び相手に。
名の字の如く、とにかく陽気で、玄関で寝ていても、リビングで笑い声が聞こえると飛んでくるような奴だった。
危篤の状態で、全身痙攣が起こった後でも、僕達の声が聞こえると弱弱しくだが尻尾を振って、寝たままの状態でも一生懸命駆けていた。
陽気だったが、すごく我慢強かった。
喧嘩は一度もしたことがないけれど、勇気があった。
僕の家をピッキングから2度も救った。
夜中に物音がしても、燦がいるから安心だった。
今日、一緒に「パパサウルス」を見て、家族で火葬場に送っていった。
火葬場の窯の煙突から白い煙が出始めたとき、その煙が、燦がうれしそうに飛び跳ねている姿に見えて・・・涙が出てきた。
PS.パパサウルスを見てメールやコメントを寄せてくれた皆さん。ありがとうございます。また、落ち着いたら番組の感想を書かせてもらいます。