福井県勝山市にある大師山清大寺…日本で一番大きい越前大仏に会いに行く！

私は
このブログの愛読者には
お分かりかもしれないが…

巨大仏マニア…である…

東海地方に…東海地方に…
東海地方限定で
巨大仏があるという情報を駆けつけたら
もう行かずには…駆けつけないではいられない…


（巨大仏マニアといっても…全国…では…ないんだな…そもそも、お金と暇がないので…）


でも…でも…
日本一大きい大仏が…
東海地方のお隣り…北陸の
割とアクセスしやすい
福井県にあるという…

奈良の大仏より２メートルほども大きくて
日本一大きな大仏…

越前大仏




日本一大きな大仏…
日本一大きな大仏…
日本一大きな大仏…

なのに


奈良の大仏
鎌倉の大仏
と並んで
日本三大仏と称されることはまったくない…


そんな大仏が
福井県勝山市
臨済宗妙心派のお寺
大師山清大寺にありまして…


めちゃめちゃ立派な
壮大なスケールの大仏様がいらっしゃるというのに…

全然、有名でないというか
壮大さを感じる大仏様なのに
観光客も、地元参拝者も含めて
人がほとんどいないというか…


このお寺
いわゆる他の寺社のような
歴史がないのよ…ほんの30年ほどしか…

昭和62年に
タクシー会社を設立して
大富豪になった
実業家、多田清さんというお方が
設立したタクシー会社
昭和40年代には大阪随一のタクシー会社にまで成り上がり
儲けに儲けて
昭和62年に、その私財を投げうって
作り上げたのが、この大師山清大寺らしいんだな…

ちなみに
「清大寺」の「清」は
多田清さんの「清」

言うなれば
多田清さんの大きな寺と言う訳で

敷地面積は22ヘクタール

といっても、ピンとこない方へ
東京ドーム４、５個分の広さ…と言えば
そのスケールの大きさが伝わってきますよね…
その広大な敷地に

大仏殿、五重塔、日本庭園などを配置

総工費は380億円


うーん、380万円すらも
現金でみたことないからわかんないけど…


私が…一生働いても
手にできないお金だということは
よくわかる！！
まあ、3億円の宝くじが連続127回当たれば
手にできるお金なのね…？？？

でね、なんでも
多田清さんというお方が設立したタクシー会社
多田清さんがお亡くなりになった後には
経営が傾き
その寺を所有していたグループ企業とともに経営的に行き詰まり
県税、市税を滞納し、土地建物が差し押さえられていたことがあったんだって

滞納市税は約40億８千万円…
県税滞納分は約57億円
金額も凄すぎる！！

で市は
その中の五重塔を35億円で
公売に出していたこともあったんだって



35億円もってる人が
五重塔を欲しがっていたら
話は丸く収まったのでしょうが…
公売に何度か出しても
残念ながら、五重塔が欲しいという人は現れず…

福井県勝山市は
「越前大仏」の滞納40億円を放棄したとか…


その後
2002年に
宗教法人化されたため…
税金も…問答無用になったとか…


いやあ…
市に納めるべき税金40億円が放棄されるなんて
考えようによっては
「越前大仏」
ひょっとしたら
とびきりのパワーを持っている？？？のかも…


駐車場もだだっ広い…
有料だったゲートの名残があり…
今は…無料で…停めたの
土曜日だというのに
私の車だけ…でしたが…
建立当初は
駐車場代1000円もしたとか…


かつ拝観料
今は500円と
私のような庶民でも手が届く納得の料金設定でしたが
建立当初は、拝観料3000円もしたそうな…

日本一と言われても
3000円はちょっと…高すぎるような…

その後2500円、1000円と拝観料は
下げられ
現在は500円…

 

よかった…

500円になったときに

日本一の大仏が越前にある！！

といった情報が私に…入ってきて…笑



さてさて寺に向かう
新しい…30年ほどの歴史しかない
門前町は…早くもシャッター商店街…




あ、誰かいた…と思えば
仏様でした…








願掛け地蔵様…





この地蔵様自身が
もっとこの「越前大仏」に参拝客が訪れますように…
って願掛けした方がよさそうな気も…


誰もいないかと思いきや
拝観料を徴収するおばさまはいらっしゃいました…


500円

以前3000円だったと思えば
めちゃめちゃ得した気分も


この壮大な敷地の
大師山清大寺とは真逆の
心が狭い…ちぃぽけな男ですから…汗

大門





まさに大きな門…


大門…

それにしてもデカすぎる！！


これが東京ドーム４，５個分の
全景図…





解説板

仁王像は中国から運んできたとか
雨や雪が降っても濡れずに
越前大仏にいける回廊の説明が
丁寧に刻まれています…




狛犬

お金があるからか
いいもの食べ過ぎて
若干、太り過ぎのような…





「大門」の左右にいらっしゃる
二体の仁王像の大きさはなんと7.8ｍ
その大きさの仁王像がこの大門の中にすっぽりと入ってるのよ！！
さらに…2階部分もついているなんて…デカすぎる！！デカすぎる！！














もう「大門」どころか
「巨大門」「チョー大門」
…といってもいいほど…


その大門の裏
仁王像の裏には
またまた
狛犬が…


こちらの狛犬…
大門の中で風雨にさらされないとてもいい場所にいてるのに


とても困った顔してました…

これぞ「困犬」








きっと壮大なスケールのこの敷地に「巨大仏」があるのに
参拝客が少ないことを憂いているに違いありません！！


参拝客が「ワン」

（私、一人！（ワン）…なんていって、吠えてたりして…（笑）」



中門…

これまた…チョー！！デカい！
めちゃデカい！





そこには
またまたドでかい
真っ黒けの仁王様が…








中門から繋がっている
回廊には…

左右に仏様がずらーと並んでいらっしゃる！！








中門をくぐると
どどんと…そびえたつ
壮大なスケール感を感じさせる
バカでかい…バカでかい…


大仏殿の手前には


えーと…えーと…

えーと…干支（えと）の

御守本尊がずらーと…









私、辰年なので…
みつけて合掌…






今年こそ…酒を「辰」（断つ）…
絶対、無理だろうな…

今年こそ…競馬を「辰」（断つ）…
絶対、無理だろうな…


今年こそ…雑念を「辰」（断つ）…
これまた絶対、無理だろうな…


まあ…願うなら…腹の「たつ」ことのないようにと…


大仏殿の前の
狛犬…

顔がひきつっているように
みえるのは何故でしょう…

滞納市税は約40億８千万円だよ…と知らされたときみたいに…笑









さあ…
手を清めて…
越前大仏…に合掌だ！！
と思いきや…





手水舎は





あの…感染拡大予防のためとか言ってますけど
私の他に誰もいませんよ！！



こんな広大な敷地にただ一人

どーみても…
どー考えても
感染しようがないと思えるけど…


ああ、手にへばりついてるかも知れない
新型コロナウイルスを洗い流したかった…？？？…苦笑


さてさて
中に入れば…


そう
日本一の…日本一の…日本一の
大仏様が…


建物内にあって
鎮座している大仏のなかでは、日本一！！


いやあ…
日本一に出会えて感動！感動！！
大感動！！

もう…ぽっかーんと口が半開きのまま…
眺めてる！！


といっても
誰もいなくてもマスクしてる私…
半開きの口元は誰にもみられることがありません！！
（あ、誰もいなかったんだ…）


「越前大仏」を
独占状態！！！…
巨大仏マニアにはタマラナイ！！

究極の幸せ！！

ああ、500円になってから
「越前大仏」にきてよかった…笑










お坊さんの姿はみえないけれど
おそらく録音されたお経がエンドレスで流れてて
荘厳であり…雰囲気も申し分なし！！

多田清さんが一代で財を成したことから
「出世の象徴」とも言われてるらしいぞ…


斜めから…








背中から




そして再度正面から








「越前大仏」のデカさに
大興奮！！


この「越前大仏」の左右には
10メートルを越えんばかりの菩薩像と羅漢像の立像が…

これまた単体でいたとしても
凄すぎる大きさなのに
「越前大仏」に添える形で左右にいらっしゃるんだな…








これまた壮大なスケール観！！


正面むいて
「越前大仏」さまと向かい合って
左側には

阿難陀さま










普賢菩薩さま…






右側には

大迦葉さま…








と…文殊菩薩さま







越前大仏の周りには
これまた凄くて
1メートルほどの石仏が
ずらーっと
高度経済成長期のニュータウンを思わせるかのように
ずらーっと




な、なんと1281体も配置されているとか…




あ、1281体、数えた訳じゃありませんよ！！
いただいたリーフレットにそう載ってたので…





大仏の廻りをぐるっと一周


それにしても
「越前大仏」

奈良の大仏を2メートルほど超えて
日本一だけあって
圧巻のデカさの大仏さまでございました！













これは大仏殿を出たところから
撮影した「清大寺」の風景


右に見えるは
五重塔





実は35億円あれば
買うことができた…
五重塔も日本一の高さ

高さは75ｍ！！
五重塔といえば
京都にある東寺が有名ですが、東寺の五重塔は55ｍ
それよりも20mも高くて、これまた日本一なんだな…


でも気が付けば
ここ「越前大仏」に着いた時には
晴れてたのに…
この大仏殿から外に出た瞬間
これまたびっくり…
外は土砂降り

でも…回廊があるから大丈夫
濡れずに…濡れずに
移動できちゃう！




さてさて
五重塔を目指して
その回廊を歩いていく

と…その途中、右側にあったのが

九龍殿

なかには、中国の国宝、北京市の北海公園にある「九龍壁」のレプリカが
どどんと！！

中国の国宝第一号になった装飾壁で
中国政府の許可を得て再現したものだそうな…






勝山市に流れている九頭竜川にちなんで設置されたとのこと












レプリカと言えども
実にデカく…実に豪華で…ただただ…多田（ただ）清さんの
膨大な銭の使い方にも圧倒されながら…


京都の東寺を20メートルも抜いた
日本一の高さの五重塔へと…








五つあるそれぞれの階層に仏像が配置されており
登りながら参拝することができるようですが…


この表示があれば…



そう…この五重塔
実に近代的で…
エレベーターが設置されてるんですね…




外見とは裏腹に…中は一見
昭和のオフィス風…
がらんとしてて



一気に
4階まで行けちゃう！！

4階には…

仏様が…「3密」…
濃厚接触…

まあ、ほとんど観光客いませんし
よほどのことがない限り
ここで「感染」はしないでしょう？？？


そもそも「仏さま」なんだから
感染しませんよね！











ここからも外が眺望できます…


勝山市が見下ろせて



壮大な敷地の清大寺の大仏殿も




さらには…

バカは高いところに登りたがる！！
私、まさにそのとおりの性格でして


この薄暗い階段を上る！上る！！



これが最上階にある仏様が大集合の図

阿弥陀如来さま
釈迦如来さま
薬師如来さまが…大集合





ちなみに
この五重塔を降りるときは
エレベーターを使わず階段で…
各階に鎮座する仏様に拝んでまいりました…


最上階の仏様は
ともかくとして

2階、3階にいる仏様は
久しぶりに観光客をみた！！と思ってたに違いない？？


そもそも
この日、こんな日本一の五重塔を
一人占めできちゃってるんですからね…


こちらは
3階部分の仏様大集合！！









こちらは
2階部分の仏様大集合！！













最後に
五重塔の最上階での眺望を
お見せしましょう！！！


裏手は山！山！！山！！




土砂降りで

霞がかかる
街並み






清大寺大仏殿を見下ろす…



そして
見えるは
「勝山城」





一見
戦国時代に柴田勝家の一族である柴田勝安によって
勝山市に築かれた城址に建った模擬天守かと思いきや
これは、歴史上の勝山城とは位置・形式ともにまったく関係はなくて

これも、な、なんと
多田清さんが…造った
姫路城天守に似せたコンクリート製模擬天守
天守風の建物の高さは57.8メートルあり
またまたまたまた…「日本一の高さ」だそうな…


多田さん…ホント「ただ者」ではない！！



寄ってみたかったけど
土砂降りで
この姫路城に似せた「勝山城博物館」に立ち寄るのはすんなり諦めたけど
（靴の中がびしょびしょに濡れるとテンションさがる私）


土砂降りの中の帰路
もし…私が
3億円の宝くじが連続127回当たったら
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越前大仏より1メートル大きい
日本一の大仏を造るぞ！！！

この五重塔より1メートル高い
日本一の五重塔を造るぞ！！

姫路城に似せた「勝山城博物館」より1メートル高い
天守風の建物を造るぞ！！！



夢の実現のために？？？

まだまだくたばってはいられません！！！…笑