新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「世界一」に二つも遭遇できる!!「世界一の茶つぼ」と「世界一の美濃焼こま犬」…八王子神社にて

2023-01-25 05:52:11 | B級スポット

場所は瑞浪市

R363号線を明智方面、日本大正村方面へと軽四を走らせると…419号線との交差するところに目に留まった

「こま犬駐車場」の案内看板

ここに神社があって、その神社は後で調べたところ、八王子神社というそうで、フツーだと「八王子神社駐車場」との看板を掲げそうだけど…

ここは「こま犬駐車場」

 

確かに…R363号線を明智方面に軽四を走らせてると、巨大な、巨大な…バカでかい「狛犬」がすでに、はっきりと目に留まりまして…

 

となれば、そもそも日本大正村に向かって軽四を走らせていたんですが…

そもそもが、行き当たりばったりの性格の上に、このブログの愛読者ならご存知のとおり…B級スポットマニアである私…

当然、軽四を「こま犬駐車場」に停めますがな!!

 

さてさて、「こま犬駐車場」にある案内マップを眺めると…驚!!

 

「世界一の美濃焼こま犬」「世界一の茶つぼ」

この人通りのない田園風景をも広がる風景にやたら踊る「世界一」の文字

いやあ、瑞浪のこの田園風景が続く中に、突然「世界一」に出逢えるなんて…いやあ、テンションがあがる!あがる!!

そうだな…地図によると一番遠くにある…

「陶与左衛門窯」に一番先に行って、駐車場まで戻ってこようかな…と…この場で考えるまさに行き当たりばったりの散策

 

あれれれ、休日なのに…小学生がいるやん!秋の運動会かなんかで…休日出校なのかと思いきや…

 

騙されました…汗

正面から見れば、明らかに人形ですが…

後ろ姿に騙されます

ここは、挙げた手の人差し指を1本立て欲しかった…

「世界一」をアピールするかのようにね…

 

さてさて、R363をちょいと歩いて…

この道は「中馬街道」というらしく

十手くらいある…千手観音像の石仏…

古くから、旅の安全を見守ってきたのでしょうか

 

手を合わせて、先へと進む…

バス停もある

「陶与左衛門窯」へと

ここ陶町大川地区では室町時代から江戸時代にかけて多くの窯が築かれ、尾張や京の都に優れた製品を運んでいた歴史があるそうで…

2006年に町民が一丸となって半年間を掛けて奥行き15mもある往時の登り窯を再現したそうな…

それは「世界一」ではないけど、「県内一」県内最大級の六連房の登り窯でして

この窯は2006年(平成17年)に築窯した六連房登り窯、15年経った今でも、当然現役で、六連房登り窯は、毎年9月の中旬に5日間かけて火が入るとのこと

一番手前の窯で1200度の火をおこし…その後、順に上の窯にも薪を入れ火をおこしていくようで

一番上に登って見下ろせば…ほら、御覧のように6連…

そしてデカい!デカい!!

いやあ「県で一番」を眺めて…

みんなで作陶して、このかま(窯)で…なかまと一緒に焼くと楽しいでしょうね…なかまとわいわいがやがや、やかましい!!なんてね!!

 

さてさて続いてはR363を横切って

世界一の…世界一の茶つぼへと

 

この道は「中馬ハナノキ街道」と呼ばれているようで

 

この歴史の感じるマップにも

茶つぼが、左隣りに描かれている神社よりもデカく描かれていますなあ…

 

ちょいとした坂の上にある世界一の茶つぼ

 

この茶つぼ、高さ5.4メートルを誇り、世界一大きい茶壷としてギネスに登録されているとか…

 

 

高さ5.4m、直径4m、世界一の大きさを誇る茶つぼは、粘土32tを使用した陶土鉄釉一体成形の焼き物

10,000束の薪を燃料とし、約300時間をかけて焼成し、地元住人延べ12,000人の協力のもと、1年間の製作期間を経て1999年に完成したそうで…

ネーミングは

「豊穣の壺」

 

まあ、「茶つぼ」と言っても、これだけデカいと一度も茶を注がれていないんじゃないかと、勘ぐってしまいますが…

そんなことは、実際どーでもよくて「世界一」を褒め称えたい!!

とにかくめ茶め茶、大きい!め茶め茶デカい!!

この「豊穣の壺」

瑞浪市長からは「一心万宝の壺」と刻まれています…

この瑞浪の「世界一の茶壷」をぐぐると「豊穣の壺」とはヒットしますが、なかなか「一心万宝の壺」とはヒットしません!「一心万宝の壺」のキーワードでぐぐると…「世界一大きな茶壺 『豊穣の壺』があります。「一心万宝の壺」とも呼ばれる…」といったように、別名で、「一心万宝の壺」の方は、浸透していないようです

まあ個人的には、岐阜県知事のネーミングの方が…

 

日本ハムファイターズを率いる、今までの監督じゃないカラーを見せつけて…

それ「しんじょう(新庄)のツボ」やないか!!

 

「タイタニック」この映画をみると泣けて泣けて

それ「かんじょう(感情)のツボ」やないか!

 

「しんじょう(新庄)のツボ」でも「かんじょう(感情)のツボ」でもない

「豊穣のツボ」

茶つぼはこの場所で焼成し、焼成後に窯のまわりを壊したようで、その時に使用した窯の煙突も残っています…

写真パネル展示があって、それを眺めれば…当時の作成に関わった地元民の苦労が手にとるように伝わってくる

でっかいぞ世界一!!いやあ、茶つぼがまぶしく輝いているぞー!!

「でかいぞ」じゃなくて「でっかいぞ」

関係者の喜びが、この言葉に凝縮されているようです

もう願うことは、今後高さ5.5m、直径4.1mといったこの茶壷より10センチ、デカい「茶つぼ」が作られることのないことを願って…(笑)

廻りには、ずらーと壺が並べれていて

どん―とツボど壺???

 

茶つぼの下方には、小さな茶つぼの左右に狛犬が

まるで、茶つぼがご神体のようで

「世界一の茶つぼ」を眺めながら手を合わせる

どーか、「ドツボ」に落ちることのありませんようにと…

 

さてさて、その後は…またまた「世界一」の…「世界一の美濃焼こま犬」へと…軽四を停めた「こま犬駐車場」の方向へと

おお、この女の子…まだ、横断歩道を渡らずに、ここにいました…(笑)(当たり前っ!…交通安全人形だから、むしろいなくなってたらホラーだ…)

 

もう、ここから、「世界一の美濃焼こま犬」は、見上げればみえちゃうんですが

先に隣接する大川地区の八王子神社を参拝する…

鳥居は…石造りの明神鳥居

立ち並ぶ歴史を感じる石碑

 

鳥居をくぐれば、ちょいと登る石段

 

手水舎…やはり、コロナ禍の影響でしょうか、柄杓はありませんね…

手を浄めるだけでなく…持参の手指消毒液でもシュッシュ

狛犬…拝殿左右に鎮座する狛犬は、美濃焼でも「世界一」でもありませんでした…

むしろ、歴史を感じる狛犬様で

こちらの狛犬は、よくよく見れば、子連れかも…

さて、拝殿へと

 

創祀は不明ですが、1701年に再建されたとの棟札が残っているとのこと
主祭神は建速須佐之男命の八柱の御子神で

天忍穂耳命さま、天穂日命さま、天津彦根命さま、活津彦根命さま、熊野f樟日命さま、田心姫命さま、湍津姫命さま、市杵島姫命さま

コロナ禍で、鈴緒は鳴らせなくなっていました…

 

 

そして、二礼二拍手一礼

「世界一の美濃焼こま」にかけて「ワンダフル」な毎日になりますように…ってね!

境内社である天神社

津島神社

その横にも小さな祠が…

稲荷社のようです

 

 

ここ八王子神社は、瑞浪市いきいきウォーキングコースの入り口になっていて

登っていくと「兎岩」があるそうですが…40分ほどかかるらしいし、そもそも、この日の目的は、「日本大正村」に行くのが予定だったのでやめておく!!

だって、登り口にこんな看板があるし…苦笑

「兎岩」に登るのは、そうとう勇気がいることと思われる…

このイラストが、より恐怖を倍増させますなあ…

この神社にあった「美濃焼狛犬群」は瑞浪市指定文化財であることが綴られた解説板

もちろん、これらは、どこかに所蔵されていて、拝見できませんが…

でも、「世界一の…」「世界一の美濃焼こま犬」は…すぐ横に

 

その…世界一ではないような…かといって、室町や江戸時代に作られたのではないと思われる…美濃焼の陶器製の狛犬は…境内いたるところに点在しています…

 

 

 

しかし、なんと言っても、光に吸い寄せられる虫のように…自然とその方向へ足が進んでしまいます…「世界一」の方向へ!

 

左右に鎮座する狛犬…この狛犬をデッカクしちゃったのがこちら…

 

日本一の巨大狛犬は、高さ3.3メートル、総重量は1体15トンってんだから狛犬の常識をこえてます…
しかも日本一をこえて世界一大きな狛犬としてギネス認定されている…ところで、「世界一」といっても、日本以外にどれだけの数の狛犬があるんだろう??ヨーロッパやアメリカにはないよね??

なんて、懐疑的になってはいけない!!世界一!世界一!の言葉に酔いしれて、ああ、「世界一」がみれてよかった!!と素直に感動しておく方がいいでしょう…(笑)

 

この狛犬にはモデルがあって、市の文化財に指定されている大川窯四代目・羽柴与左衛門景度の美濃焼こま犬で、ホンモノは瑞浪市陶磁資料館にあるとのこと…

私、その瑞浪市陶磁資料館に行ったことがあるけど、全然「世界一の美濃焼こま犬」のことを知らなかったから、まったく興味なく…見学してる!!…その時のブログ…

瑞浪市陶磁資料館に行く…

 

これは、もう一度、「大川窯四代目・羽柴与左衛門景度の美濃焼こま犬」のホンモノをみにいかなくちゃ!!

 

1990年に、瑞浪市制35周年などを記念して、竹下内閣の「ふるさと創生事業」の1億円と地元の協力基金で、この場所に窯をつくって、183日の日数をかけて作成されたとのこと…その焼き時間は12日間にも及んだんだとか…

その制作過程が写真付きで紹介され

 

 

こんな巨大な窯が作られていたようで

 

おお、焼きあがった狛犬が姿を現したときの写真

その一部残っている窯から、狛犬の背中越しに激写…

 

狛犬の足元には、小さな狛犬が濃厚接触…

上記の狛犬たちよりは、ウンとソーシャルディスタンスを保てているような気がしますが…

もう一方の足元にいる狛犬は、ちゃんとマスクをつけて…

 

だったら、「世界一の美濃焼こま犬」の特に写真右側の狛犬…

こんなに大きな口を開けて…新型コロナウイルスが口の中に入り放題??ですよ!!

さてさて、この「世界一の狛犬」高さ3.3メートルもあるのに…

この足跡…小さすぎるよー!!!

 

「世界一の美濃焼こま犬」と八王子神社を結ぶ参道には、地元の方が作った狛犬がずらっと…クオリティの高いものから、そうでないものまでずらっと…

このガッツポーズ…君は狛犬やないやろ!!

ヤクルトスワローズ優勝の瞬間なのか??

キミも狛犬じゃなくて、「鬼」だろう!!

 

キミも、狛犬じゃない!!読売の「兎」だー!!

 

 

岐阜県1番の大きさの「六連房の登り窯」と

「茶つぼ」と「こま犬」と「世界一」が二つも堪能できちゃう!!瑞浪市の八王子神社へぜひぜひ!!

どーか、高さ5.5m、直径4.1mといったこの茶壷より10センチ、デカい「茶つぼ」が作られることがありませんように…

どーか、高さ3.4メートルといったこの狛犬より10センチ、デカい「こま犬」が作られることがありませんように…

 

八王子神社手水舎の上の紅葉が色鮮やかでした…