ベリーダンス・スタジオAl Amalのブログ

名古屋の千種・今池徒歩3分にあるベリーダンススタジオ・アルアマル主宰・Amani(アマーニ)のブログ

生演奏で楽しむベリーダンス

2020-08-03 21:07:00 | SHOW
土曜日は及川さんのマカームWS、そして日曜日は生演奏ハフラでした。

ずっとずっと楽しみにしていたこのイベントですが、日々感染者が増えていく中でギリギリまで開催するか悩みました。

及川さんをはじめ出演者やお客さんを感染の危険に晒してまで開催する意義があるのか?単なる自分のエゴなんじゃないか?

それでも、出演予定のみんながずっと前から練習をして準備をしているのを知っているので、中止にして情熱が途切れてしまったら再び同じところまでみんなのモチベーションを上げるのはかなり難しいのではないかと懸念がありました。

最終的には及川さんが名古屋に来ることに不安や心配を少しでも感じているなら中止にしようと思いましたが、
「やりたいですよね」
って言ってくださった言葉に甘えて決めました。
カリム君がオンライン配信の手配を全てやってくれると言ってくれた事も決断の大きな理由です。
スタジオに集まるお客さんを少しでも分散できたら密を防げると思ったからです。




そもそもは1人でも多くの生徒さんにもっとたくさんの音楽を聴いて欲しいという気持ちから構想が始まりました。

オリエンタルダンスはフィットネスではないので、ただステップやターンが上手にできたりシミーが上手にできるだけではオリエンタルダンスを踊っているとは言えないんです。

エジプト人ダンサーが口を揃えて
「大事なのはテクニックよりフィーリング」
と言いますがまさにそれ。

アラブ音楽を愛し、理解し、感じること、それが一番大事なんです。

月に一回即興の時間を作って、音楽に身を任せて踊る楽しさを感じてもらおうとしたり、毎回曲の紹介や歌手の紹介をして積極的にそれらのアーティストの曲を聞いてもらおうとしています。
でも興味を持って色々な音楽を聴いてみようという探究心を持っている人は少ない様に感じるし、音楽に身を任せて楽しむどころか音楽を聴いて自由に動くことに恐怖を感じてる人も何人かいる様です😱

どうしたらもっと、オリエンタルダンスの楽しさ深さをわかってもらえるだろう?
ただ単に可愛い衣装を着て肌を露出してエキゾチックなメイクをしてセクシーに腰を動かす、それ以上の楽しさをどうしたらみんなに感じてもらえるだろう?
ずっと悩みながら日々指導をしています。


そんな中で考えた生演奏ハフラ。

まずはみんなにたくさん音楽を聴いて自分の心に響く曲、踊りたい曲を選んで欲しい。そしてそれをどう踊るかというイメージを膨らませて欲しい。
そう思いました。

残念ながら振付を知ってることを前提に曲を選んだ人もいたんですが、まあ今回は初めてだし、出てくれたその勇気だけでも素敵なのでオッケーです。

出演を決めてくれるまでの声かけもすごく大変で😅

「私なんて踊ったらせっかくの生演奏が台無しなんで。」
なんていう人が何人もいて、あまりに悲しいことを言うので泣きたくなりました😢。

私も人の子なので、何度も断られると心が
折れてしまうので何度も声をかけません。

でもちょっとでも興味を示してくれた人、
「考えます」と言ってくれた人にはしつこく説得をして
結局たくさんの人に踊ってもらえることになり嬉しかったです。


プライベートレッスンも何人かしましたが、みんな大体の構想はできていました。
ですから私からは音楽の中でポイントとなる部分を示して、そこをどう魅せるか?どうやって一つの音楽の中で緩急をつけて、ストーリーを作っていくか?と言う点についてアドバイスや案を示しただけですが、ミュージシャンとのリハーサルでは見違える様によくなっていました。

さらに、リハーサルでは全員慣れない生演奏に戸惑っていた感じも見られましたが、次の日の本番はリハーサルよりも何倍もよくなっていて、みんなの音楽に対する感の良さに驚きましたよ😉
自分の指導について自信をなくすこともあったのですが、方向性は間違ってないんだ嬉しくなりました。

全員の踊りをしっかり観ました。
何人かはLINEで感想を送ってもらったので私も皆さんの踊りを見ての簡単な感想を送ってます。
自分も聞きたい!って方はメッセージで、まずは生演奏で踊った感想をください。
及川さんも知りたがっているので😊

素敵な感想を色々もらったんですが長くなるので残念ながら全部載せられないので一部だけ

・最初は無理と思ったけど思い切って出演してみて結果的に成長できたと感じられたこと
・たくさん音楽を聞くということの大切さに気づいたこと
・ただyoutube を観て振付を真似るのでなく自分の踊りでなきゃダメなんだと気づいたこと
・コロナで鬱々としていた中で目標があって楽しく過ごせたこと
・また機会があればチャレンジして、もっとミュージシャンと息の合わせたパフォーマンスをしたいと思ったこと

などなど、、、とても嬉しく思っています❤️





最後に、私はAbdel Halim Hafezの「Ahwak(“あなたを愛してる”という意味の、本当はピアノで始まるとてもロマンチックな曲)」を選びましたが、ギリギリになってもう一曲踊ることに決めて「Baed Annak」を即興で踊りました。
今年初のパフォーマンスだったので不安もありましたがとてもとても気持ちよく、至福の時間でした。


WSについても書きたかったけど長くなってしまいましたのでここらで一旦筆(スマホ?)を置きます。


最後に、衣装着てマスクしてるおかしな写真ですが、
「全員マスク着用のこんなハフラもきっといつかはいい思い出になるよね」
って撮りました。




及川さん、カリム君、進平さん、出演者のみんなや観覧してくれたみんな、ありがとうございました。


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