サハラサイーダの来日まであと1か月と少し。
サハラサイーダはCDを何枚か出していますが、どれもかっこよくて使いやすいいい曲が入ってます。
このジャケット、素敵ですね。
今回の来日のオリエンタルワークショップでは彼女のCD「Music for Egyptian bellydance」から、「Darb Al Habaib」という名曲の振付を教えてくれます。
CDのタイトル通りまさにエジプシャン!な曲です。
楽しみですね。
サハラサイーダの1回目の来日は、小松芳アラビア舞踊団の第1回発表会のゲストとして。その時私はまだベリーダンスを始めてなかったのでビデオで見ただけです。
2回目の来日も小松先生の招致でしたが、その時はワークショップも参加したし、ショーも見ました。
そのとき、それまで見たアメリカ人のダンサーたちとは全く違う!と衝撃をうけました。
彼女の踊りはとにかくナチュラル!
派手な動きはないけれど、彼女が踊ると空気が変わるんです。
それは、彼女のエジプシャンベリーダンスへの深い理解と愛が生み出すものだと思います。
今回名古屋にもゲストダンサーとして来てくれるAhlam先生の話では、そのショーを見に来ていたアラブ人が、(アラブ人というのはアメリカ人のベリーダンスをあまり好きではないことが多いのですが、)
「彼女は若くはないけど、動きが素晴らしい」
と絶賛していたそうです。
エジプトで認められて5つ星ホテルで長年踊っていたのだから、当然ですよね。
最近はジャズダンスをいっぱいとりいれた派手な動きのベリーダンスを教えてくれるダンサーが多いですが(別にそれが悪いというわけではありません)、
そんな中で、本当にクラシックでナチュラルなサハラサイーダから学ぶことは、あなたの踊りの表現力を深めるのにとても役立つのではないでしょうか?
なんといっても10年ぶりの来日、この機会を逃したらもったいないですよ!!!
ジルワークショップはグループで映える振付になってます。ショーなどで使えると思います。
そして、フォークロアレクチャーが私はとっても楽しみです。
フォークロアといっても、アサヤ・ヌビアン・ミラーヤ・八ガーラ・モワシャハットなどいろいろありますが、背景を知らずにただ振付だけ踊っていても本当にダンスを理解しているとはいえないかもしれません。
どんなダンスでも、文化的・地理的背景を学ぶことはとても大切だと思います。
長年エジプト各地をまわりフォークロアの研究をしている彼女の貴重な知識を吸収できるすばらしい機会です。
生徒さんだけでなく、先生をされているダンサーの皆さんにもぜひ受けてほしいクラスです。
ワークショップの際に小松先生が話してくれた彼女のエピソードを今でも覚えています。
小松先生がカイロでベリーダンスの勉強をしていたころにすでにサハラはカイロの5つ星ホテルで活躍していたそうです。
あるとき、ディーナの前座ダンサーが急に出演できなくなってしまい、小松先生が代役で踊らないかという話をもらったそうです。
前座とはいえすでにスターだったディーナのショーに出演するのは大チャンス。絶対に逃したくなかったのですが、そのとき小松先生は自分のバンドをそろえられなかったそうです。
すると、なんとサハラが自分のバンドを貸してあげると言ってくれたそうです。
プロのダンスの世界は、お互いどっちが上に行くかで足の引っ張り合いの世界。
そんな中で誰かに自分のバンドを貸してあげるなんて本当に考えられないことで、その優しさに感動したと小松先生はおっしゃってました。
いい話ですね・・・
彼女の人柄が垣間見えるエピソードです。
来日が楽しみなサハラサイーダ、まだワークショップは受付中です。
お申し込みは
http://www.amaniorientaldance.com
から