時間があるうちに更新~。
ネスマに学ぶ旅・その2です。
Live music Courseが3日目に終了し、翌日からは「Baladi Accordion Course(バラディ アコーディオン コース)」
です。
バラディが大好きな私は、最初はこちらのコースだけを目的にマドリードに行く予定でした。
”バラディの定義ってなに?どんな音楽?どんな楽器を使って、どのように構成されているの?シャアビイとの違いは何?”
など、わからないことがみなさんもたくさんあると思うのですが、今回これらの疑問をすっきりと解決してくれたのが、
偉大なアコーディオン奏者で作曲家のエジプト人のAhmed Abdel Fattah
彼は、1970年から80年代にはAzza Sharifなどの有名ダンサーとともに仕事をし、以降は表舞台に出ずにスタジオミュージシャンとして作曲や演奏をしています。
おそらくみなさんがよく耳にするたくさんのバラディ音楽の作曲を手掛けています。
ネスマによると、Hossam RamzyのCDにも多くかかわっているそうです。
バラディアコーディオンコースは彼によるバラディ音楽に関する講義(構成・歴史・楽器・シャアビイとの違い、マカームやタクシームについて)と、ネスマのダンスクラスの2つで構成されていました。
長年カイロの音楽シーンにいらっしゃっただけあって、どんな質問にも大変わかりやすく応えてくれました。
そして、大好きなバラディを彼の生演奏でたくさん聴けて、なんとも贅沢な時間でした。
このような場を設けてくれたネスマに本当に感謝です。
そして、私が大好きなネスマのバラディ。
バラディを踊るときの態度 、表情、腕の使い方、どの様な動きはしないほうがいいか・・・などなど。楽しすぎるレッスンでした。
どちらのコースも本当に本当にたくさんのことが学べて、はるばるスペインまで行った甲斐がありました。
でも、ある意味ちょっとマニアックなこういったコースを実施するのは、とてもとても勇気がいる事だとと思います。
たとえば有名講師を集めたフェスティバルならば人は集まりやすいかもしれませんが、こういう内容にどれだけの人が興味を持つか・・・私自身がサハラサイーダのJtEを開催したときも同じような気持ちだったのですが、それでもやはりとても大事なことで学ぶ必要があると思ったので開催しました。
結果的にみなさんとても喜んでくれてよかったのですが・・
ネスマも、アラブ地域からわざわざミュージシャンを集めて、相当な準備が必要だった思います。成功するかという不安も山のようにあったと思います。
でも、他に類をみないこのようなコースを開催してくれたネスマに心から感謝します。
自分がエジプトでプロとして踊っていたときの経験を少しでも多くのダンサーに伝えようという、ネスマの熱い気持ちに感動しました。
そんなネスマ、また来年9月には日本に来てくれますよ。
日本で学べるなんて、本当にうれしいです。
Al AmalのオフィシャルHP