ベリーダンス・スタジオAl Amalのブログ

名古屋の千種・今池徒歩3分にあるベリーダンススタジオ・アルアマル主宰・Amani(アマーニ)のブログ

ルルのWS続き

2008-05-07 23:49:33 | Oriental Dance

忘れないうちに続きを書きます。2回に分けて日記を書くあたり、私がどれだけルルのWSを楽しんだかお分かりでしょう。
これで来年のルルのWSは3割り増しかしら。(すでに定員いっぱいでしたけど)

2日目は、最初のクラスがモナ・サイードのテクニックをメインに。
彼女の特徴はいつもルルベ(ドゥミ・ポワントのこと)、そして膝をあまり曲げません。エジプシャンダンサーとしては珍しく、ヒップドロップを軸足をまったく曲げずに行うスタイルを持っています。

ちなみにモナはまだ踊っていますが、最近の彼女でなくて、全盛期のモナのテクニック。ルルに言わせると最近のモナサイードは
”人生のあまりよくない時期”
だそうです。

最後のレッスンは現在エジプトで活躍しているダンサー、ランダ、ダンダッシュのテクニック。
ダンダッシュといえばあの腰のダウンアクセントが特徴的ですよね。
二人とも腰を動かすときあまり大きく動かず、小さな動きで、でもものすごくクリアに見せますよね。体の違いもあるけど、なんと言っても筋肉でしっかり体をコントロールして、腰の動きだけがクリアに見える様に動いてますよね。

ルルいわく
”日本のダンサーは才能豊かだと思うけど、筋肉が足りないわ。”
だそうで・・耳が痛いです。
確かに、ディーナもしっかり腹筋割れてるしね。

そして、
”テクニックを確実に行えるようにしなさい。あなたが信じても信じなくても、踊っているときはあなたは女王なのよ。テクニックの心配をしていたら女王のようには踊れないでしょ?”



さらに驚いたのが、WSの後にパフォーマンスをしてくれたのですが、なんと
”ランダ風とダンダッシュ風、どっちがいい?”
とみんなに聞きました。
どんだけコピー上手なの?(結局ランダ風になりました。)
妊娠しているとは思えない、スピード感あふれる素晴らしいパフォーマンスでした。ほんと、素敵でした。

踊り終わったらルルが突然泣き出してびっくりしました。

”私は日本にはとても感謝してるのよ。

日本でWSを行うと世界中のどこの国よりお金を儲けることができて、そのお金でブラジルのスタジオに投資もできたし(会場爆笑)、なによりもみんなとても熱心に学んでくれるわ。
もう学ぶ必要もないんじゃないかと思える人たちもたくさんいるのに、そんな人たちが私から学んでくれるのよ。

踊りの世界で生きていくことは、簡単じゃないわ。とてもとても難しい。私も何度もやめようと思った。数年前、ひろみ(主催者のフーリヤさん)が日本に呼んでくれなかったら本当にやめていたと思うわ。”

私なんか週に一度は辞めたいと思いますが、ルルのような素晴らしいダンサーもそんな風に思うことがあったなんて、なんだか勇気をもらえました。

 そして、初心に戻って筋トレします。