ベリーダンス・スタジオAl Amalのブログ

名古屋の千種・今池徒歩3分にあるベリーダンススタジオ・アルアマル主宰・Amani(アマーニ)のブログ

2007カイロ日記 6/23 アスマハーン&ランダ!!

2007-07-31 22:17:57 | Egypt

ワークショップもいよいよ終盤の5日目。


今日ははじめてDandashを受けてみることにした。
今は育児休暇をとっているけどスターダンサーのひとり。

しかし・・クラスが始まる時間になっても彼女は現れず・・。ドアの前にはたくさんの生徒が列をなしているのに。あわててランダの携帯に電話をかけるスタッフ。しかしつながらず。

結局20分近く待っても連絡がとれず、クラスを変更または払い戻しすることに。主催者側にとってはかなりの大損害だと思うんだけど、いったい何があったのかDandash?

たぶん寝てたのでしょう。



というわけで代わりに1時からのNourのクラスを受けることに。

DandashかNourか迷っていたのでどちらでもよかったです。

Nourもロシア出身のスターだけど、子供を産んで育児休暇中。

それにしてもNour太った!
まだお腹にベイビーが入ってると勘違いしてしまったほど大きなお腹とぶっとい2の腕の、すっかりどすこい体型になってしまった。ここからほんとうにあのくびれたウエストを取り戻せるのか?

いつも一緒のシンガーの旦那さんは今日はいない。家で育児?


Nourは今まで受けた現役ダンサーの中で一番教え方が丁寧。
踊りもやわらかくて、私は彼女のスタイルとても好きです。
特に腕や指先の使い方などをよく教えてくれました。
彼女に言わせれば


”腕を棒のようにまっすぐ伸ばしたまま踊っていたら、それのどこがオリエンタルなの?”


確かに、彼女の腕や手はサミア・ガマルのようにいつも美しくやわらかく動いています。

振り付けも何とか無理やり覚え、いいレッスンでした。


また年末にカイロにいけたら彼女のプライベートレッスンを受けようかと考えています。



その後は夫おすすめのルブナ。
明るくて笑顔が素敵なおば様。

レッスンもてんぽよくしかも丁寧に何回も繰り返してくれてわかりやすい。
割とシンプルで覚えやすいバラディの振り付けでした。


がんばって最後まで覚えたかったのに、開始1時間半を越えたころからじわじわと胃の調子が・・。
今夜はランダのショーもあるし、大事をとって部屋で休みことに。



そしてナイルマキシムで待望のランダのショー!
もう来る前から一番見たかったのがランダなので本当にこの日を待ちわびていたのです。

この日はナイルグループの主催で特別にナイルマキシムでアスマハーンとランダという豪華二本立て!
食事もついて二人のショーが見られて30ドルなんて安すぎ。

ただし船は動きません。


カメラを持っていかなかったので、写真のランダはちと古いです。

実はDVDでしか見たことなくて生は初めて。

いやあ、とってもよかった。
顔もかわいいし、体が大きくてむちむちぴちぴちとしてすごくいい。
踊りに勢いがあり、ゴムのようにはずむはずむ。
しかも、エジプシャンらしく、力技でなくてちゃんと踊りだけで魅せてくれました。

私は本当に彼女の大ファンになりました。
まだ若いけど、いまやディーナをしのぐ勢いのある彼女です。今はアフランワサハランのフェスティバルでしか見れないけど、来年はナイルグループのガラショーでも彼女が見られるかも?とひそかに期待してます。



続いてアスマハーン。本日はなんとクレオパトラになって登場。

すっごい細かい細工のたくさんの石が付いた帽子をかぶり、まるでカイロ博物館から持ってきたような精巧なファラオ調の椅子にのり、その椅子をメンズ4人に運ばせるというすばらしい演出。もちろんメンズの衣装もすべてファラオ調。

毎回こんなに凝って、いったい演出にいくらかけているのだろう。この人・・・
本物のエンターテナー、そしてサービス精神が旺盛な人です。

ここまで来たら、次はもう小林幸子のように電飾の付いた衣装を着るかワイヤーにつるされて宙に浮くしかない、エジプト版小林幸子を目指してほしいというのが私たち日本人の見解です。


もちろん彼女の踊りもすばらしかったけど、メンズも引き連れず身ひとつで踊ってくれたランダの方に私は感銘を受けました。
大好き。

1度に二人の豪華ダンサーを楽しめる夢のような夜でしたが、じわじわと胃の痛みは進行中。


2007カイロ日記 6/22 "6-October"へ

2007-07-31 22:13:45 | Egypt
ワークショップ4日目。

昨日寝たのは朝の5時半だというのに10時からワークショップ。


昨年たった6人しか生徒がいなかったけどとってもよかったファルーク・ムスタファ。
夫の先生でもある、ダンディなおじ様。


やっぱり今年は生徒数増えて、5倍近くになってる。昨年のあのほのぼのとしたクラスが恋しい・・。
昨年同様クラシックなオリエンタルダンス。10拍子のリズムから始まるどこか懐かしい曲。

ご本人高齢なこともあり、小柄だけどとても踊りの上手なイタリア人のアシスタントを連れてきてほとんど彼女に踊らせていました。
どうやら自慢の弟子みたい。


ファルークは好きなダンサーの好みがはっきりしていて、コンペティションのとき隣に座ったら、好きな踊りをするダンサーのときは
”彼女いいだろ?”
とまるで自分の生徒であるかのようにうれしそうに言い、好みでない踊りのときは
”だめだこりゃ”
みたいなしぐさをして非常にわかりやすい。


私は彼の振り付けが大好きなので、来年もまた出たいです。これ以上人数増えてないといいんだけど。


その後、眠いけど夫の友人の家へいく約束がありがんばって出かける。

”6-October”という名前の新興住宅で、エジプトにしては大変きれいに町並みが整備され、大きなショッピングセンターもある。
(この街の名前は、エジプトとシリアがイスラエルを攻め、政治的にはアラブ側の勝利に終わったとされている1973年の第4次中東戦争が始まった10月6日を祝してつけられたそうです。)


さんざんタクシーで迷って30分くらい。真昼のカイロで車中に長時間いるのはかなりつらい。睡眠不足だしのどがからから。


訪問先は夫の元生徒の夫婦。
最近ベイビーが誕生し、この街に新居を構え幸せいっぱいの若いカップル。
まだ9ヶ月の女の子。めっちゃかわいい。
名前はサマル。空という意味なんだって。


手料理のチキンスープ(お米みたいな形の小さいマカロニが入っていておいしいー)とマカロナ(日本のマカロニグラタンのような料理)、チキンフライ・サラダなどをごちそうになる。どれもおいしいけど、量が多くておなかいっぱい。


いつもはペットボトルを持ち歩いているのにこの日に限って忘れて、のどが乾いてたまらなくて出されたお水をがぶがぶ飲んでしまう。
このとき、


”この水なんかいっぱい浮いてる・・”


と思いつつ、他の3人が平気で飲んでるのに


”コーラにして”


といいづらく、またあまりにのどが渇いていてついついがぶ飲みしてしまった私。


この水が悲劇を巻き起こすとも知らずに、おばかな私。


みなさんは忘れずにペットボトルを持ち歩きましょう



奥様に、レダ舞踊団のステージの写真などを見せてもらいほのぼの過ごす。
一座は本当に世界中でステージを行っている。
イギリス・フランス・イタリア・中国・オランダ・・・そして日本も。
みんなで世界中回れるっていいなあ。




ホテルに帰るとさすがにぐったり。
やっと眠れる。
11時くらいまで爆睡。

目が覚めてホールに行くと今日もコンペティションの続き。
本当に毎日毎日パーティー、パーティー。
今夜もさまざまな国から素敵なダンサーが踊っている。
最後まで楽しんで、部屋へ戻る。