シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

野菜を戴きました

2006-06-03 15:05:21 | 人とのつながり
昨日、近所の銀行員が、野菜を届けてくれた。
大きな小松菜が4把。
一体、どういう事かと聞いたら・・。

この小松菜、市内で農業を営む、
地域活動の仲間が私にと、くれたものらしい。
その仲間というのは、4月24日の記事『同窓生』で書いた、
私の、高校の後輩だ。
この4月から、市内の団体の仲間になり、
話していくうち、お互い同じ高校の出身と知った。

先日彼に、
「うちの近所には八百屋がなく、野菜はスーパーまで買いに行っている」
という話をした。(本当である)  すると彼は、
「なんだ、それなら今度何かお持ちしますよ」と言ったのだ。

私の方は、すっかりそんな事を忘れていたのだが、
昨日、小松菜が穫れたので、
彼と私の家、両方を回っている銀行員に渡したのだという。

その銀行員というのも、共通の団体の仲間なのだが、
私と彼の「野菜の約束」は知らなかったらしい。
銀行員の彼も、同じく小松菜の束を戴いたという。

私の住まいは、典型的な商店街。
一方、後輩の彼は、農業地域。
同じ市内で、車でも10分ほどだが、
その様相はかなり違う。

商店と農家。
それぞれ、良い事も悪い事もある。
だけど、お互いの仕事のことは、よく知らないものだ。
この町に何十年と住んでいるが、
農家の人から、実際に野菜を戴いたのは初めてだ。
それだけ、農業の方とのお付き合いが、今までなかったといえる。

後輩の育てた野菜。
おいしく戴いて、お礼の電話をした。
「あんなに戴いて、申し訳ない。」
彼いわく、「いやあ、山のような量の中の、微々たるもんです。」
そして、「また今度、別の物を届けますよ。楽しみにしていて下さい。」

地域活動は、けっこう大変だ。
でも、こういう繋がりを持てることは、何より幸せである。
コメント
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