シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

韓国広場で買物

2007-11-23 16:02:40 | お店紹介
新宿・歌舞伎町に「韓国広場」という店がある。

その名も、『株式会社・韓国広場』という会社が、
直営店としてオープンしている店である。

歌舞伎町といっても、
北のはずれ・職安通りに面している。
見た目も広さも、
その辺にあるスーパーと同規模だ。

しかし、中に入ると、
さすがに韓国食材の山・山・・。
ただ、市場のように、
大きな塊を丸ごと売っている・・というわけではない。
普通に、家庭で食べきれる量を、
小分けに売っているものが多い。

昨夜、初めて寄ってみた。
キムチやチャンジャ、塩辛類など、
私の好きなものが何種類も売っていた。
端から欲しくなり、
端から買いまくった。

息子は、韓国の辛いカップラーメンが大好き。
こちらも、何種類か購入した。
しかし、韓国の辛さというのは、
最後まで食べ尽くせる、「良い辛さ」なのである。
身体にも良いと聞く。

この、職安通りを挟んで反対側、
こちらから北の一角が、大久保コリアンタウンである。
韓国の人々が住み、店が立ち並ぶ。
独特の雰囲気を持っている。


8種類も、塩辛を買ってしまったが、
どれも来週いっぱいが賞味期限だ。
当分夕食は、ご飯だけでおかずはいらない。
妻に冗談で言ったら、有難がられた。

そういえば昨日は、いい夫婦の日だった。

韓国広場HP

落葉松の林を過ぎて

2007-11-15 14:50:27 | 旅・町歩き
晩秋から初冬にかけてのこの季節。
今日の東京は20℃を超えた。
しかし、明日からは寒さがやってくるという。

落葉松の葉が落ちる季節・・。


北原白秋の詩、「落葉松」が頭に浮かぶ。

浅間山の麓に、「文学の小道」という道がある。
林の中を貫く、散策道だ。

信州の追分。
白秋をはじめ、中原中也、立原道造などが、
この地に身を置き、数々の詩を創作した。

彼らが歩いたであろう、林の小道を、
再現したかのような「文学の小道」だが、
一人で歩くと、「侘び寂び」を感じる。

言葉に迷ったとき、
言葉に困ったとき、
そして、言葉に悲しんだとき・・

文学の小道を、歩いてみたいと思う。



からまつの林を過ぎて
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
たびゆくはさびしかりけり

からまつの林を出でて
からまつの林に入りぬ
からまつの林に入りて
また細く道はつづけり

からまつの林の奥も
わが通る道はありけり
霧雨(きりさめ)のかかる道なり
山風のかよう道なり

からまつの林の道は
われのみか ひともかよいぬ
ほそぼそと通う道なり
さびさびといそぐ道なり

からまつの林を過ぎて
ゆえしらず歩みひそめつ
からまつはさびしかりけり
からまつとささやきにけり

からまつの林を出でて
浅間嶺(あさまね)にけぶり立つ見つ
浅間嶺にけぶり立つ見つ
からまつのまたそのうえに

からまつの林の雨は
さびしけどいよよしずけし
かんこ鳥鳴けるのみなる
からまつの濡るるのみなる

世の中よ あわれなりけり
常なけどうれしかりけり
山川に山がわの音
からまつにからまつのかぜ


     北原白秋 「落葉松」

転職を応援する

2007-11-06 12:15:55 | 世の中あれこれ
私の知人や友人、メル友さんなど、
この三ヶ月の間に、
4人の人が、転職や店を変えた。

いずれも女性で、
どの人も、それまでの仕事を熱心に頑張ってきた人だ。
それぞれ理由や期すところがあって、
新天地に向かっていったのである。

しかし、皆に共通していたのは、
「より高いものを目指している」ということだった。

それまでの職場では、向上が見込めない。
全くの新しい仕事で、自分を高めたい。
もっと、たくさんの人と知り合いたい。

前向きな理由の人ばかりである。


全員女性、という話になったが、
当然ながら、男性の転職はなかなか難しい。
周囲の、特に家庭を持つ既婚男性は、
なかなか、職場を変えることができない。

しかし、女性だから気軽に転職できる・・
などとは私も思っていない。
むしろ、女性だからこそ、
一からスタート「させられる」面が多いのではないか。

キャリアやスキルが、
果たして評価されているのかどうか・・。
それを前面に出せるまで、
女性の場合は、時間がかかるかもしれない。


今日、転職ではないのだが、
新しい店で、仕事を始める友達がいる。
めったに泣き言を言わない女性だが、
昨夜は、不安一杯だったのだろう。
何度も、メールを送ってきた。

仕事自体は変わらなくても、
新しい店では、またゼロからの出発である。
新たな出会いや発見もあるが、
不安のほうが大きいのは、当然のことだ。


「頑張れ」 「心配するな」と、
メールを送ること5回。

『頑張ります』 『大丈夫です』と、
言葉が返ってくること4回。

私には、そんな事しかしてあげられない。
でも、精一杯の応援である。



写真は、「ふしぐろせんのう」という名の花である。
あまり知られていない、地味な花だが、
花言葉は、「転職・転機」だという。

花は、瑞々しい乙女の唇に似ているらしい。
女性の転職、にふさわしい花と思う。