シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

センバツにも都立高

2014-01-29 11:18:51 | スポーツ大好き
今春の選抜高校野球に、
東京の都立小山台高校が、21世紀枠で選ばれた。

私は都立高の出身で、
母校の応援にもよく行った。
なので、甲子園のレベルでの都立高は、
やはり熱心に応援したくなる。


選抜に都立高が出場するのは初めてだ。
最近、予選や地区大会の結果も見ていないので、
小山台高が、どのくらいの実力を持っているのか、
ほとんど知らなかった。
ただ、都立高の中では、
常に好成績を収めている学校ということは知っていた。


小山台高を調べてみると、
菅直人元首相や、ニュースの筑紫哲也氏、朝岡聡氏、
映画の山田洋次監督などが卒業生とあり、
かなりの伝統校とわかった。

実は、もう三十年前ほどになるが、
小山台高の、夏の予選を見に行ったことがある。
正確には、対戦した早稲田実の投手が見たくて、
神宮第二球場に行ったのだ。
たまたま、小山台側のスタンドに入ったため、
同高の応援席の後ろで観戦していた。

小山台の応援団は、生徒が手拍子や声援だけ。
特に、仕切っていた応援団などなかった。
対する早実は、統一のとれた応援団。
なんとも対照的だった。

試合は、たしか6-2で早実が勝った。
でも、小山台の明るい応援がとても印象に残った。
終了後、早実側から「フレーフレー、コヤマダイー!」
と、太い声のエールが聞こえる。
対して小山台は、女子生徒の多い声で、
「せーの、ガンバレガンバレそうじつー!」と返した。
早実の応援団は、校旗を深々と下げた。

応援ひとつにしても、
都立はなんともおおらかなのだ。
もちろん、今はしっかりした応援団も持ち、
立派な応援をする都立も多いことと思う。
小山台も、甲子園では素晴らしい応援をすることと思うが、
都立高らしい、のびのびした声援も期待したい。


夏は、国立・雪谷、そして城東が二回出場した。
だが、まだ甲子園の勝利はない。
あの時、早実と互角に渡り合った試合、
そして、大応援団にも負けない声援を送った小山台高校の、
2014年の春の戦いを、心待ちにしている。
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新年を迎えるということ

2014-01-08 11:15:11 | 世の中あれこれ
昨日で松の内も取れ、
今日からは、正月気分も終わり日常に戻る。
とは言え、まだ年賀状は届くし、
会う人には、「今年もよろしくお願いします」と挨拶が続く。


職場で、
暮れも正月もまったく関心のない男性がいる。
彼は40代の独身だが、
バレンタインもGWも盆も彼岸もクリスマスも、
とにかく興味を示さない。

「元日なんて、365分の1ですよ」
暮れからそう言いきっていた。
なので大掃除もしない、年賀状も書かない、
初詣も行かないという。

人それぞれの考えなので、否定は出来ないが、
正月がなぜあるのか、
なぜ年末年始、人は動きが変るのか、
根本の問題になる。

たしかに、元日を迎えたからといって、
自然現象は何も変らない。
人の暮らしも、元日から店は空いているし、
昔と違って正月のメリハリは無い。


だが、新年をもって、
自分をリセットさせること。
家族や親戚、知人友人の存在を、
あらためて感謝すること。

そして、目標や希望をもってスタートさせるため、
必要な節目の日ということなのだ。

毎日が365分の1の連続では、
気持ちの切り替えが出来ない。
それは、自分ひとりの切り替えではなく、
周囲の人々と共に切り替えていくことだ。

それが正月、元日なのだと思う。


この彼は、真面目だし仕事もしっかりやる。
ただ、感動や感激という思いは持ったことがないようだ。
季節のうつろいや行事、世の中の森羅万象が、
彼の中では、常に365分の1だからだ。


2014年は、
地球上のすべてに、いっせいにやって来た。
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