金魚日記

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お気楽飼い主の日々の暮らし

頑張ったね、まあさ

2012年06月07日 | Weblog
先月19日に体調を崩し、覚悟をして下さいと医師から告げられた日から20日。

今朝4時過ぎにまあさが金魚のいる場所へと旅立っていきました。

この20日間、お医者様は毎日まあさの往診に来て下さり、家族は不眠不休で看病をしました。

家族の祈りにに応えるようにまあさは頑張り続け、生きようとする力を見せてくれました。

亡くなる前夜、まあさは高熱を出し家族はまあさに寄り添い一晩中思い出話しをして過ごしたそうです。

まあさは沢山の思い出を家族に遺して亡くなりました。

ご家族は20日間のまあさの看病を通し、サヨナラをする時への心の準備と
まあさと過ごした13年の日々を思い返しまあさとの暮らしが幸せだったことを感じることができたそうです。

私も毎朝目覚めると、今日のまあさの体調はどうかしら?
おしっこは出たかな?何か食べたかな?と案じ、毎日を過ごしていました。

臨終を迎えたまあさは眠り姫のように美しく、そして穏やかで少しほほえんでいるようにみえました。

まあちゃんがおったから13年幸せやったで。ありがとうな。と、いっぱい撫でて家族みんなで沢山泣いたそうです。

まあさのご家族はまあさを託してくれてありがとうと何度も私に言ってくれました。
まあさのご家族とのお付き合いはまあさが誕生するずっと前からでした。

まあさのお家にはせいらという先住犬のゴールデンがいました。
せいらが若い頃一家は阪神淡路大震災で住まいを失いましたが避難所には犬を入れることが出来ず
ご家族は家族の一員であるせいらをどこかに預けることやせいらだけをどこか外で飼うことなどは考えられず
家族四人とせいらとワンボックスカーの中で寝泊まりをして避難生活を続けたのです。
全てを失いつつも家族一丸となって再起をし、せいらがのびのびと遊べる屋上庭園のあるお家を建て直しました。
私はその話ご家族から聞いて深く感銘を受けました。
せいらは毛色が美しいきれいな子で私はそんなせいらが大好きで
せいらと家の先住犬のあっ君との間に子供をと望みあっ君を飛行機に乗せて神戸へ行き
交配をしたのですが残念ながらせいらは子供を授かることができませんでした。

その後金魚が三歳になり優秀な血統を持つ子と交配をすることが決まった時
せいらのお家にどうしても金魚の子犬をもらってほしいと望みました。
そして私の方から、赤ちゃんが生まれたら一匹もらってほしいとお願いしてせいらの妹にしてもらいました。

それから13年。まあさは私が想像していた以上に家族に溺愛されて暮らしました。
13年の間には先住犬のせいらが逝去し悲しいこともあったけれどそんな時もまあさは家族の支えになってくれたのだと思います。

金魚が生んだ命が暖かく大切に育まれ
13年の生涯を終える最後の循環まで家族にありったけの愛情と手をかけていただき
親元の私は感謝の一語に尽きます。

最後まで家族の祈りに応えようと頑張ったまあさと
ありったけの尽力を注いで下さったご家族に心から敬意を表します。