前回、5月から”ゆるむ”をテーマした、健康のための新しい教室を始めることを、お知らせしました。
今回は、”ゆるむ”に続けて、みなさまの心に、ぜひ留めておいて頂きたいことをお伝えしたいと思います。

もちろん、新しい教室でもよくお話することになる、大切なことです。



生きるために必要な生命活動のほとんどは、人間が意識することなく行われています。
健康に必要な、血液やリンパ液の循環や、神経の伝達も、各部位の働きも、通常無意識で行われます。
この、人間が意識することがなくても、自律的に動く身体の力(元気)が、十分に働きやすい状態が、
身体にとっても健康にとっても好ましい状態と言えます

そのためには、まずは循環系の流れが促進されていくことが大切ですが、私はいつも、それだけで、
本来の動きや働きを取り戻し向上させていこうとする




人の身体は、種々様々な条件の中で、


その条件とは、年齢や遺伝や、手術や骨折の経験や慢性病の有無や、今の具体的な生活や季節など様々です。
これらの条件を考えただけでも、身体がとても精妙な力でバランスを保っていることが分かります。
だから、良い方向への変化であっても、身体自身が少しずつ精妙にバランスを調整していける、
少しずつの変化が、身体にも健康にも、負担や支障が少ないと言えます。


私はこれまで、健康によいと言われる体操をいくつも学んできました。
その経験の中で、



頑張って行う運動や刺激の強い動きを学んだ時期もありましたが、それらを続けて支障をきたしたこともあり、
また、健康にとって欠かせない、余裕のある穏やかな気持ちや充足感のようなものも少なかったと感じます。
私が”ゆるむ”大切さを実感した気功は、単純な動きが多く、最初のうちは、何か物足りなさも感じました。
でも、続けていくうちに、身体の繊細な反応が感じられるようになり、感じる感覚も度合いも増していきました。
そして更に続けていて、次のことを感じるようになりました。




身体にとっての自然な変化は、季節の変化と似ています


少しずつ良くなったり、少し戻ったりしながら、バランスしていくことが、身体の持つ力なのだと思います









