‘タイトル’

2007-10-22 12:16:08 | 言語研究
タイトルって大事なんだなぁ、って思った。

入り口だもんね。

すでに知ってる者同士はいいけど、はじめて出会った人に見えるのは表題だけだからねぇ。

そういうの、マスコミ関係の人とかはいっつも考えてるんだと思う。
そういう、派手目の世界にいる人とか、興味のある人たちは、表面の重要性をよくわかってるんだ。
派手な人とは意見の合わないことが多いけど、表面の重要性を知ってて、それをきわめている人たちは、その点において、すごいなぁと素直に思う。

わたしは高校生の頃、外見に関することはまったく無視してた。
意思をもって、無視してた。

外見は内面の表象(representation)なんだって気がついたのは、19歳くらいだったと思う。
アメリカ文学かなんかの勉強をしてて、「表象」ということがすごく問題になってて、“あぁ、中身を理解するためには、まず外見を見るから、中身をわかってもらうためには、まず外見で表現しなくてはならないのだなぁ”ということが、Hawthorneの短編か何かを読んでいて、やっとわかった。

ホーソーンなんか読まなくても外見の重要性がわかってる人は、えらいなぁ。
…たぶん、そっちの方が普通なんだろうけど。

わたしは、ことばにして納得しないと前に進めないたちだ。
いつも自分の感覚を疑ってる。

ことばにして納得したら、ガラッと変わるから。
一度わかったら、すぐだから。
そのまま突き進めるから。

だから、それまでの時間を許してほしい。

…って、自分に言ってみたり。

大切なことを見失わなければ、人生にあそびの部分を持つのは、すごくいいことだ。
中身を磨くことを忘れなければ、外見を飾ることもわるくない。
(わたしはシンプルが好きだけど。)

まずは人の気を引いて、心を掴んでから、本当に言いたかったことを伝えること。
最初っから、むずかしい顔して、大真面目に世の中の危機を訴えても、聞いてくれる人は限られているよ。

まず、話せる場を作ること。
話し合える体勢をお互いに整えること。

そういう所をさぼっているから、「わたしの言うことはだれも聞いてくれない、だれもわかってくれない」ってことになるんだ。
最初の努力を忘れないこと。
That might be the hardest part for me, though.

もう、それくらいのことできる力はあるはずだ。
コメント
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