いろいろな人や物と、ようやく距離が取れるようになってきた。
発達障害の特性のせいだと思ってきたんだけど、自分と人の境界がよく分からなくなることがあって、人の話に感情移入しすぎて、自分がだれだかよく分からなくなっていた。
それが減った。
なくなったのかもしれない。
自分は自分。
というふうにようやくなった。
それはようやく生活費が稼げるようになって、仕送りをもらわずに済むようになって、親から経済的に独立できたからだと思う。
そのおかげでようやく母親から精神的に自立できるようになった。
お金を送ってもらっていると、電話しないと悪いと思うし、実際そうだし。
自分の意見があっても言えず、ないように思ってしまうのだ。
扶養してくれる人の意見が自分の意見になる。
そうじゃない人もいるかもしれないけど、私は人といると自分がいなくなるような感覚がむかしからある。
だから一人を好む。
そういう人間だから、支配欲のある人が寄ってくる。
そして支配欲の強い人同士で、私を取り合う。
私はそこにいない。
私が話題になっている時、だれの話をしているのだろうという感覚になる。
私を支配するために、私を欲する人に、実際助けられることもあるんだけど、結局、歪んだ関係に苦しくなる。
私が自分を持つことでしか、先に進めない。
経済力というのは大いに人を助ける。
実際仕事のあるないだけでなく、仕事の取り方がわかる、という根本的な所。
自分の売りが何かわかることなど。
自分でなんとかなるという気持ちの心強さよ。
涙が出そうだ。
このブログを始めた頃はそんなこと自分に起きるなんて想像もできなかった。