誕生日

今日は父の誕生日だった。
還暦という事で赤いベストを買い、仏壇に供えた。
去年の9月に食事したレストランを予約し、前回は両親と私の三人だったが、今日は兄と私と母の三人で訪れた。
去年の誕生日、病院で父は「還暦で大きなものを買ってもらうから」と言っていたのに、こんなになってしまうなんて誰が考えていただろう。

写真をテーブルに置き、ワインも供えて一緒に食事した。
こんな誕生日だった。

一年経った

今日で父の手術から一年経った。
あの時、病室から見た東京タワーは青かった。
糖尿デーだからとニュースでアナウンサーが言っていた。それを見ると、胸が苦しい。

昨日は有明で展示会があったのでゆりかもめに乗ったのだが、病院の前を通ったので睨み付けるつもりで顔を上げたのに、止めるまもなく涙が出そうになってしゃくりあげた。
朝から何事かと周囲の注目を集めたが、ダメだった。

一昨日の夜は会社の上司に飲み会に連れて行かれた。
何かと夫婦論やら父の話題を振られ、「人の話を聞いていないね」と言われた。
集中して聞いたら泣いた。
「ああ、まだだめだったね」と優しく言われたが、また夫婦論と父の話になった。
もう、諦めた。

ちゃんとちゃんこ食べた

江戸東京博物館でボストン美術館の浮世絵展見て、両国でちゃんこ食べた。
これだけ食べて、1260円(デザート付)

カロリー？何それ美味しいの？？(美味しいです)

気分は江戸。

父のカルテを取り戻しに

昨夜は有明の病院へ、父のカルテを引き取りに行った。

緩和治療という名の治療終了を宣告されて、１週間で病院を飛び出したため、最初の病院のカルテを預けっぱなしだったのだ。

そう、あの憎い福山の病院のカルテだ。
穿孔を起こした後にちゃんと洗浄をせず、ステージ1の癌患者を二年で死なせた病院のカルテだ。


父が死んで２ヶ月経ち、ようやく我が家も動き出した。主治医に電話をしてカルテを探して貰って１ヶ月弱。
返事が無いので一昨日の夕方電話をしたところ、何故か手術中の先生に電話が繋がり、怒り声で電話を切られた。
その後母に先生から謝罪の電話がかかってきたらしい。
そして昨日、父のカルテが発見された。早速夜に取りに行った。

駅に降りると、見慣れた光景が広がった。何度も通った、嫌な記憶しかない風景だ。

父の入院していた病棟にカルテがあったので、取りに行くと、デイルームの前を通り掛かった。
たくさんの患者がいた。
去年の事を思い出すと、苦しかった。父がちょうど術前入院していた時期だった。
不安な気持ちよりもどこか楽観していた私たちは、まさか一年もたなかったなんて予想出来ただろうか。

夕食時で人が少ないナースルームへ足早に赴き、すぐにカルテをひったくるとロビーに逃げた。これ以上父を思い出すのが辛かった。

ロビーのソファーで呼吸を整えようと座り、カルテを開いた。平成18年6月27日と書かれていた。
父の体重も書かれていた。
172センチ75キロ。

誰が二年後に52キロになると予想できただろうか。
泣きそうになったが、歯を食い縛って急いで病院を飛び出した。
ここにはたくさんの患者が病気と闘っているのだ。負の感情や死を自分勝手に垂れ流してはいけない。
それは病院に行くものの義務だと思っている。


もう二度と行きたくない病院から逃げた。
このカルテを持ってどう戦えばいいかわからない。
それでも父の無念を伝えるため、私たちはやらねばならない。


…来週仕事でまたお台場に行く用事がある。毎年11月に展示会が有明であるからだ。

去年も行った。父の手術が出来なくて、そのまま腹を閉じた翌日に。


延々と負の連鎖が続く。



これから本当に、どうしよう。
自分らの傷口をえぐりながら、私たちは戦うのか。

悪女入門

あくっまさんの実家はまだまだ片付いていない。
いまだに祖父母の荷物とあくっま実家の荷物が混在しており、物が溢れている。

先日もあくっま母が、電話台から出てきた古ぼけた金の指輪を発見し、あくっまさんに投げてよこした。
金がぐるりと環になっただけの、時代遅れの結婚指輪のようだった。
どうやら五年前に亡くなった祖母の指輪らしい。華美な祖母には地味すぎる指輪なので、思い入れもなくその辺に放っておいて月日が流れたのだろう。

オカン「売ってきたら？」


Σ(￣□￣;)


まあ…確かにいらない。
宝石箱にも入っておらず、特に思い入れもなさそうだったので、あくっまさんは大○屋で売ってみた。
そしたら。


ただの金環が五千円？！
(￣□￣;)!!


彼氏と別れた後、アクセサリーを売る女性の気持ちが分かった…。



あ。
祖母の結婚指輪じゃないかんね！
鬼嫁と鬼孫じゃないかんね！！

ルネッサ～ンス♪

昨日は大学時代からの腐れ縁である、かるひきさん(仮名)の結婚式だった。
二次会から呼ばれて受付嬢をしたのだが、幹事も知り合いだったのでどうなる事かと思ったが。

見事な髭男爵ですぞ！(写真を加工しようとしたが、仮装して元がわからなくなっているのでそのまま掲載。クレーム受け付けます)
今まで何度も幹事をやったが、脱帽！いや～名幹事誕生の瞬間である。

アーチェリーネタというかなりマニアックなコントをしつつ(お店のインドネシア人は大爆笑だった)、幹事さんも非常に頑張って、美男美女の新郎新婦の笑顔の中つつがなく会を終えた。
改めまして。かるひき、お幸せに！


三次会でぐだぐだ飲んでいると、気付けば二十人の集団になっており。
そのうち既婚者(又は結婚予定者)約半数。


！！


独身の友達が少なくなっている！
結婚したいな～と数人とぼやきつつ三次会もお開きとなった。

ところで。
気になるのは、都内在住のあくっまさんも某所12時解散で乗ったのが最終電車だったが、他の皆は無事帰れたのであろうか？謎である。
学生気分で電車が動くまで飲んだ人たちもいたみたいだが。

何はともあれ、次の結婚式も襲撃するぞ(=・ω・)/