東京では、この二日間雨が降る予報だ。
自転車でジムに通っている、あくっまさん。週一ジム(アーチェリーと合わせて週二運動)の習慣は崩したくないので、胃炎を思いやりつつもジムに向かった。
勿論体調を気遣っての軽めの調整だ。
普段より軽い負荷、スピードも落としでやっていた。
あくっまさんの通っているジムは区のスポーツセンターなので、フィットネスジムと比べると器具は古くて少ないが、安価なのが最大最強の利点だ。だからだろう、近所のおばちゃんや、仕事帰りのおじちゃん、お金のない学生が主に利用している。
そんな中、昨夜は騒がしい先客がいた。
金髪ホスト風、アキバ風、平凡な学生らしい三人組だ。最近ネジの外れた学生と触れ合う事も多いあくっまさんは、周りを省みない騒がしさに閉口しつつも、自分のペースでマシンを使おうとしたのだが…。
彼等はあまりに体力が無かった!
無いのに三人同時でマシンを占拠し、へばり、マシンの椅子で休んで暫くたったらまた再開。他のマシン利用者があくっまさんと男性一人だけだったから混雑しなかったものの、譲り合い精神がないのか!
と思いつつも、若いので目の保養♪と逆転の発想をする、あくっまさん。
彼等がヒーコラ言って空いたマシンに座り、自分が使う負荷に直してトレーニング開始。
すると突然彼等は集まり、あくっまさんの事を指差した。
失礼なっ!
黙々とマシンを動かすあくっまさんの耳に、彼等なりの潜めた声が届く。
「あいつ、スゲー」
「俺らやばくない?」
さすがに振り向き、使用中の彼等のマシンのウェイトを見る。彼等のウェイトは、あくっまさんより少なかった…。
冷静を装いつつ心の中は大嵐。
何故?どうして??そして先程までホスト風が使っていた胸筋を鍛えるマシンに座った。
三人の視線を感じつつ、ウェイトを動かす。そう、先程彼等がヒーヒー言っていたウェイトに。
一通りマシンを回り、何故かそそくさと逃げ出すようにマシンコーナーを後にした、あくっまさん。
もっと大きなジムならあくっまさんと同じか、それ以上の負荷をかけている女性はいるのに…むしろ男性なんて遠く及ばないのに。
だから、あくっまさんをそんな化け物を見る目付きで見るな!
自転車でジムに通っている、あくっまさん。週一ジム(アーチェリーと合わせて週二運動)の習慣は崩したくないので、胃炎を思いやりつつもジムに向かった。
勿論体調を気遣っての軽めの調整だ。
普段より軽い負荷、スピードも落としでやっていた。
あくっまさんの通っているジムは区のスポーツセンターなので、フィットネスジムと比べると器具は古くて少ないが、安価なのが最大最強の利点だ。だからだろう、近所のおばちゃんや、仕事帰りのおじちゃん、お金のない学生が主に利用している。
そんな中、昨夜は騒がしい先客がいた。
金髪ホスト風、アキバ風、平凡な学生らしい三人組だ。最近ネジの外れた学生と触れ合う事も多いあくっまさんは、周りを省みない騒がしさに閉口しつつも、自分のペースでマシンを使おうとしたのだが…。
彼等はあまりに体力が無かった!
無いのに三人同時でマシンを占拠し、へばり、マシンの椅子で休んで暫くたったらまた再開。他のマシン利用者があくっまさんと男性一人だけだったから混雑しなかったものの、譲り合い精神がないのか!
と思いつつも、若いので目の保養♪と逆転の発想をする、あくっまさん。
彼等がヒーコラ言って空いたマシンに座り、自分が使う負荷に直してトレーニング開始。
すると突然彼等は集まり、あくっまさんの事を指差した。
失礼なっ!
黙々とマシンを動かすあくっまさんの耳に、彼等なりの潜めた声が届く。
「あいつ、スゲー」
「俺らやばくない?」
さすがに振り向き、使用中の彼等のマシンのウェイトを見る。彼等のウェイトは、あくっまさんより少なかった…。
冷静を装いつつ心の中は大嵐。
何故?どうして??そして先程までホスト風が使っていた胸筋を鍛えるマシンに座った。
三人の視線を感じつつ、ウェイトを動かす。そう、先程彼等がヒーヒー言っていたウェイトに。
一通りマシンを回り、何故かそそくさと逃げ出すようにマシンコーナーを後にした、あくっまさん。
もっと大きなジムならあくっまさんと同じか、それ以上の負荷をかけている女性はいるのに…むしろ男性なんて遠く及ばないのに。
だから、あくっまさんをそんな化け物を見る目付きで見るな!