脱出

若干精神に異常をきたしていたが、何とか転職先が決まった、あくっまさん。

今朝、部長に退職の意思を伝えて、就業規則通り2月末退職をする事が決定した。
先週暴れ回ったせいか、予想以上にスムーズに受けとめて貰った。
部長には今後の事も色々話をして目に掛けて貰っているのをひしひしと感じていたから、大変申し訳なかったが。

今のまま会社にいると、あくっまさんには父の闘病の思い出が強すぎて前に進めない。
好きな総務の仕事が出来る会社に転職する。


あくっまさんはおしゃべりだが、重要な事は基本的に事後報告なので、今回も会社の女性陣を驚かせてしまった。
あと一ヶ月、どうやっても起つ鳥後を濁してしまうので、出来るだけ迷惑事を増やさないようにしていきたい。


そんなわけで、ご心配かけましたが転職決りました。
決まったら決まったで次の仕事先が不安でたまらないが、来る前の問題を考えて不安になるのは馬鹿らしいとアライグマくんが言っていたので、考えないことにする。

ちっちゃな事など気にしない～♪それ～わかちこわかちこ～♪

希望表の結果表

「意外と繊細」の結果。

先週の水曜日に専務と部長に呼び出され、面談が行われた。

専務に「君は、僕が10月に説明した意図を理解していないようだね」と言われた事から始まり、一時間みっちり言われた。

Q1.『現在の仕事についてどう思うか』
→左遷だとは分かっていたが、暇で辛い。総務に戻して欲しい。

A1.専務「暇とはなんだ、こっちだって人事が色々あって大変なんだ。部下にするなら誰が良いとか嫌とか色々言われてだな…」

そんなところから始まり、仕事を任せてもらえるようになってから初めて仕事は引き渡されるのだという当然な事から、「仕事を好き嫌いで選ぶな、社会人だろ！」と言うことまで説教された。

専務「大体な、好き嫌いでいったら俺だって今の社長きらいなんだ！」

！！

専務「前の社長の方が良かった！それでも何で続けていると思う、仕事だからに決まってるだろ！勿論このことは外に出すな、社会人だろ」

！！！！

専務「大体ね、君は前の部署の人間にも色々聞いたが、失敗したら引かない悪い癖があるようだな。そこは自覚しろ！！」

！？

あく「あの…私が異動になったのはこの部署で必要な人材だと言われたからで」
専務「（話ぶっちぎり）君が暇そうだったのは知っている。それなら好きなだけ勉強すれば良いだろう。大体な、今年1月で辞める部長が女性に仕事させなくてもいいって言っているから、君には仕事を与えられなかったという事情があるんだ。そういうのも察しろ！」

察せられるかー！！


Q2.『希望の職場はあるか』
→総務

A2.専務「まるで私が虐めたみたいじゃないか！」

いや、暇だから異動したいというだけなのであって。

専務「大体君だって知っていただろ。総務はいつも残業をしていたけれど、君の今いる部署の女性はすぐ帰っていた事を。自分がそういう部署に異動になったのだから、仕事が少ない事ぐらい分かっていただろ。課長だって言っていた、前の部署の女性はよく5時まで座っていられたなと」

だから暇なんだって言っているじゃないか…。

Q3.『現在、家族や職場で思うところがあれば記入してください』
→酒の席で父の話を肴に酒を飲まないで欲しい

A3.専務「大体ね、君が言い出したんだろ。僕と君のお父さんが同じ大学出身だって」

そんな3年以上前の話に文句つけているんじゃない！
あくっまさん、さすがに涙が零れてきた。この四年間、人前で声をあげて泣いたのは、初めてだった。

「そういう意味ではなくて、私のことを思って皆さん父の葬儀の話や病気の話をされるのですが、私は辛いのです。悲しいのです、その事を分かっていただきたいのです」
何度も涙をぬぐって説明すると、専務は答えた。

専務「それはな、君が皆とコミュニケーションを取らないのがいけないんだ。もっと君が話題を振らないから、共通の話題が無くて皆お父さんの葬儀の話になるんだ。もっと自分から皆へ共通点を見つけ、話をしなさい。大体、社会人なんだから嫌なら嫌だと何故皆に言わないんだ！僕は君が酒の席で泣いたのを見て、もうお父さんの話をやめただろう。でも皆は分からないんだ、君のコミュニケーション能力が低いのがいけない！」

えええええー。
あくっまさんは、大学生過ぎてから初めて「コミュニケーション能力が低い」と言われた。

あくっまさんは涙を拭いながら最後の抵抗をした。

あく「私も皆様にお酒の席で父の話をしないでくださいと言いました。でも皆酔っ払っていらっしゃって、10分後にはすぐ忘れてしまうんです」
専務「それなら君から話をふりなさい！自分から皆へ歩み寄れ！！」

……。
あくっまさんはそれから「ランダム返事機能」を発動させた。
「へー、はい、そうですね、私が悪いです、反省します」を繰り返す機能である。

専務「そうそう、会議でコーヒーを渡すときも笑顔が無い。どうしてもっと笑う事が出来ないんだ！」
へー…。

専務「すぐ意固地になるし、自分の仕事が完璧に出来ないで暇だと言い出すし…」
はい。自覚はあるが。

専務「こんな事を感情的に公の用紙に書いて出すなんて、社会人としてどうかと僕は思うよ」
そうですね、私が悪いです。

専務「あとね、君は真面目というか生真面目すぎる。文章も硬いし、メールや電話の受け答えも硬い。もっと砕けなさい」
反省します。







もーいやー！！
翌日、会社を休んで面接を受けに入った、あくっまさん。
元々期待をしていなかったが、フォロー無しは予想以上に堪えていたらしく胃炎になったとさ。

意外と繊細

年が暮れてもあけても暇なあくっまさんの日課は、仕事中にMicrosoft office specialist Excelの問題集を解くことである。
らくらく90%以上解けるようになってしまった。
今月末あたり、試験でも受けてみっか…という気分である。
だが、受験料は10,290円。
悩みどころである。

そんな暇人あくっまさん。
先週末は会社の上司面談に使う、業務希望表を提出した。

『現在の仕事についてどう思うか』
→左遷だとは分かっていたが、暇で辛い。総務に戻して欲しい。
『希望の職場はあるか』
→総務
『現在、家族や職場で思うところがあれば記入してください』
→酒の席で父の話を肴に酒を飲まないで欲しい

ボールペンでガシガシと書きなぐり、提出して良いのか迷うこと一ヶ月。
直接の上司がなぜか取締役へ希望表を持っていけというので、父親代わりだと自認する（あくっまさんは認めていない）専務に希望表を提出した。

専務は一目見るなり、総務課長を呼び出してぎゃーぎゃーと騒いでいる。
うーん、刺激が強すぎたのだろうか。
本人は可愛がっているつもりで、「お父さんが死んでかわいそうだねー」と言っていたのだろうから。
ついでに、かわいそうだから自分の手元に置いて暇にさせておいたようだったから。

ちょっとお灸が強すぎたらしい。
だからと言って大した効果は望めないが。

娘さんをどうやらあくっまさんのように育てたかったらしいが、あくっまさんは見た目以上に牙が鋭いという事を、身をもって知っただろう。

とは書いたものの、この後の上司面談は、少々おっかないと思っている、あくっまさんである。
見た目以上に小心者と、あくっまさん取扱説明書には書いてあるのを、皆様お忘れなく。

今年もよろしくお願いします。

皆様今年もよろしくお願いします。
年末年始に皆様からご挨拶いただきましたが、一年を振り返って気持ちが落ち着かないことも多く、返信ままなりませんでした。
申し訳ない。

今年は気持ちに整理を付けつつ、頑張っていこうと思います。
よろしくお願いします！



さてさて。
とは言っても、あくっまさんも年末年始は出歩いたぞ。

映画『ウォーリー』を観てイヴのツンデレっぷりに萌え、内容に涙した。
サンシャインでは富士山に日が沈むのを見たり。

相変わらず面接受けたりふらふらしている、あくっまさん。
今年もよろしく！

年末年始の過ごし方

皆様、今年もよろしくお願いします。

忌中なので、今年は我が家にしてはあまりに正月らしくない正月だった。
あまりに静かだったので、去年と比べてしまう時間もあり、家族三人寂しい気持ちになったことは、否定出来ない。

去年、この番組を一緒に見て。
去年、一緒におでんを食べて。


あくっま家らしく正月を賑やかに過ごして去年の出来事を忘れたかったが、故人を思い出すのは偲んでいるのだから、いいのかもしれない。
いつもより思い返す時間の多い、正月だった。