Moments musicaux

ピアニスト・指揮者、内藤 晃の最新情報です。日々、楽興の時(Moments musicaux)を生きてます。

12月8日(日) 芦屋 内藤晃ゼミ 第2回「ショパンの演奏を“妄想”する」

2013年12月08日 | 講座


芦屋 内藤晃ゼミ へのお誘い

みんなで楽しく演奏し合いながら、演奏上の普遍的なテーマについてさまざまな問題提起をし、意見を出し合いながら一緒に考えてゆく、新しい形態の勉強会(ゼミナール)を主宰しています。(前回のレポートはこちら
ピアノに限らず楽器を演奏される方ならどなたでも大歓迎です。
同時開催のジョイントリサイタルにもふるってご参加ください。



芦屋Salon Classic (JR芦屋駅徒歩7分/阪急芦屋川駅徒歩2分) にて
不定期(およそ隔月開催)
ゼミ会費:3,500円
個人レッスン&ゼミ 会費:10,000円 ※ゼミ開講前に個人レッスンも開講します

第2回内藤晃ゼミ「ショパンの演奏を”妄想”する」
12月8日(日)13:00~3時間程度

第2回は「ショパン」がテーマ。ショパンの弟子らの証言をもとに、本人の演奏がどんなものだったかを“妄想”しつつ、ご一緒に彼の美意識に迫ります。
具体的には、弟子の伝えるショパンの「アドリブ」の検証、ショパン特有の運指の効果の検証、ショパン語録からショパン演奏で大切なことを読み解く…などを考えています。
資料:エーゲルディンゲル著『弟子から見たショパン』音楽之友社(もしお持ちでしたらご持参ください)
扱う題材(譜例)はこちらで用意し、ある曲の一節をその場で弾き合ったりしながら楽しくディスカッションします。そのほか、ショパンのレパートリーお持ちの方は、それを手がかりに話題を進めますので、ふるってご披露ください。



終了後、ゼミメンバーを中心としたジョイントリサイタル開催(客演:内藤 晃)
17:30- 2Fホール(スタインウェイ)

ゼミの後、2階ホールでジョイントリサイタルをおこないます。ホールは70名収容で、銘器ニューヨークスタインウェイがあり、音響も豊かです。ゼミ参加者は別途の参加費はかかりません。参加自由・選曲自由(15分以内・先着順)。本番前の試演として、ぜひ気軽にご活用ください。直前リハーサル時に内藤がワンポイントアドバイスを致します(ショパンゼミ終了後、リハーサルアドバイス会→ジョイントリサイタルという流れになります)。

参加者の声

コチコチに緊張して弾くのではなく、その場の全員でひとつひとつの曲や音楽を考えていくやり方はとても新鮮でした。6時間ほど会場にいましたが どんどん感覚が研ぎ澄まされていくような感じでした。(川上さん・高校生)

内藤さんとお会いすると、いつも音楽に対する愛情の深さを感じます。1つ1つの曲に対する背景知識の豊富さにはいつもブッたまげます。血眼になってガッついて練習するというよりも、いかに楽譜を見て「考察する」ことが大事か思い知らされます。(大山さん・大学生)




お問い合わせは aknaito(a)gmail.com まで。(a)を@に直して送信してください。

11月10日(日) レクチャー「ピアノの音づくりのしくみを考える」@多治見

2013年11月10日 | 講座


岐阜県多治見市のアートスペースホリエさんで、調律の加藤正人さんと、ピアノの構造に関するレクチャーをさせていただきます。
前半は「鍵盤はハンマーのリモコン」と題し、アクションの構造(鍵盤でハンマーを遠隔操作)を意識しながら弾くことについて。後半は「実はオンチなピアノの音程」と題し、ピアノの平均律音程のもつにごりを意識したうえで、耳を使って響きを溶け合わせることについてお話しします。
先生方のみならず、小さな生徒さんにも楽しんでいただける内容です。お問い合わせは、堀江さん 090-9171-7181 まで。

7月11日(木) レクチャー「音楽に"乗る" 音楽で"遊ぶ"」@汐留

2013年07月11日 | 講座


7月11日(木)10:30より、汐留ベヒシュタインサロンにて。
平安時代、清少納言は、エッセイ「枕草子」のなかで、「昼ほゆる犬」「牛死にたる牛飼」など、サマにならない興醒めなものを「すさまじきもの」と評しました。
「楽譜どおりにちゃんと弾いているのに、なぜか演奏がサマにならない―」
音楽に潜在するリズム感に乗れていなかったり、作曲家の「遊び心」のあらわれである部分を大真面目に弾いてしまったりすると、そんな“すさまじき”事態が発生します。
このレクチャーコンサートでは、そんな“すさまじき”演奏に陥らないようにするための処方箋として、音楽の「ノリ」と「遊び心」の2つの要素に着目し、楽曲に潜在するリズム感を感じてそこに「乗る」ためにはどうするか、作曲家の遊び心のあらわれである部分(変奏や装飾、旋律の中の装飾的要素など)で「遊ぶ」ためにはどうするか、古今の名曲を辿りながらご一緒に考えてまいります。

バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988より アリア
モーツァルト:ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K.332より 第2楽章
ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
リスト:リゴレット・パラフレーズ
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 より パスピエ ほか
ご予約は 汐留ベヒシュタインサロン 03-6432-4080 まで。

同一内容の講座を、7/23(火)12:30より たかまつ楽器(香川県高松市)、
7/30(火)10:00より ヨーロッパピアノ専門店 バロック(愛知県名古屋市)にて予定しております。
ご予約は、たかまつ楽器 0120-06-5757、バロック 052-485-8101 まで。


公開レッスン・アルバム

2013年02月08日 | 講座
2月3日(日)、八王子ギャラリー・スペースことのはにて、「カンタービレ」さんの主催で6名の方の公開レッスンをさせていただきました。その様子を一部ご紹介します。



会場入口には立派な掲示が!



たくさんの方が聴講にいらしてくださいました。

♪ショパン:エチュードOp.25-1



「ピアノはトライアングルと同じように振動体なんです。弦振動が増幅されていくなかでボディ全体で振動しているので、脱力してボディの振動を開放してあげましょう!」…鳴らそうとして下向きに力んでしまうと、かえってボディの振動を抑制してしまうのです。

♪チャイコフスキー:秋の歌



「僕が伴奏(弦楽)を弾きますから、例えばオーボエになったつもりでメロディーラインだけ弾いてみてください。そのとき、ぴったり合わせようと相手の様子をうかがいすぎずに、心の赴くままに、自然な抑揚で歌ってみてください!」



「次は逆をやってみましょう!メロディーを待ちすぎないで、リードしていくようなつもりで自然に音楽を運んでいってみてください!」

♪ドビュッシー:花火



ペダリング実演中。足を見てもらっています。…響きの切り替えの瞬間の、一瞬のにごり(接続部分、「のりしろ」のようなもの)、前の響きを濾過するタイミングがポイントです。

♪シューベルト:ソナタ19番第2楽章



「僕がソプラノ(1st Violin)をやりますから、1st Violinを聴きながら寄り添う2nd ViolinやViolaの気持ちになってアンサンブルしてみましょう!…ここで動きが生まれておしゃべりしてますよね。一人何役も同時に演じながら、それぞれが心を通わせておしゃべりをする…腹話術の世界です。」



指揮をしながら、受講生の方の気持ちを乗せていきます。

皆さま真摯に音楽と向き合ってくださり、お陰様でたいへん楽しい1日を過ごさせていただきました。

2月3日(日) 公開レッスン会@八王子

2013年02月03日 | 講座
社会人ピアノサークルCantabileのお招きで、公開レッスンを実施することになりました。

【日時】  2月3日(日) 13:00~18:00

【場所】  ギャラリースペース「ことのは」スタジオ
      東京都八王子市万町38-2



【受講曲目】
・エチュードop25-1「エオリアン・ハープ」/ショパン
・「四季」より10月「秋の歌」/チャイコフスキー
・舟歌 op66/フォーレ
・前奏曲集2巻「花火」/ドビュッシー
・ピアノソナタ2番 第1楽章/ショパン
・ピアノソナタ19番 D.958 第2楽章/シューベルト

【聴講料】 1000円

受講してくださるピアニストは、大人のピアノ愛好家の方が中心です。
席数に限りがございます(既に残席僅少)ので、もし聴講ご希望の方がいらっしゃいましたらお早目にお問い合わせくださいませ(こちら