昔話

対人関係で、上手く行かない、と一見思えることでも
魂や、もっと深い部分のスピリットから見ると
おめでたいことだったりするのだ、とさっき気づきました。
前から知っていたことも、ひょんな時に深く降りてきます。

また下手なたとえ話を一つ。

大好きな友人が、チャンスが来て遠いところに行くことになった。
それまでものすごく大切に接してきたのに
みたいなことってよくあります。

私が昔、若かりし頃に勤めていた時、寂しがりな後輩がいました。
何かにつけ頼ってきたので、食事をしたり
家にも呼んだりして、ある意味よく面倒をみました。
ある時好きな人が出来て、その彼に夢中になると
手のひらを返したように、私のことなど見向きもしなくなりました。
相変わらず困った時は頼ってくるのですが
お昼や仕事が終わった時の付き合いが、急に悪くなり
約束をしていても、彼から急な誘いがあると
そちらを優先することになりました。

嫉妬していましたね。
彼に。
というか、なんで？と彼女の気持が理解できなかった。
自己中な私だったから。

今なら、寂しがりな彼女を守ってくれるナイトが現れて
私はお役ゴメンになったのだから
本当はおめでたいことだったのに
私はきっと寂しかったんだな。

こういうときはきっと、私のスピリットはよくやった、と喜んで
私を誉めていてくれたのでしょうに
そこに気づけなかった、若かった私。
いえ、ごく最近までもそんなだった。

どんな人間関係にも自分の私情を強く持っていたら
こういう、多くの人に関わる仕事は辛くなってしまう。
あの時から今まで、同じような学びをしていたのです。

次のステージに行く人に、スピリットの意識になって
どんなにあっけなく縁が切れてしまっても
寂しいとか悲しいとかの感情にフォーカスせずに
喜びの感情を優先しよう。

ネガティブな感情って、浮き上がってきやすくて
ポジティブな感情を追いやってしまうほどの勢いがある。
でも、必ず深い意識の中には、慈愛にあふれたポジティブな感情があるから
そこにフォーカスすれば、とてもハッピーな気持になれる。

ハッピーなエネルギー１００％で、相手を祝福できる。
そしてそのハッピーエネルギーは、巡り巡ってきっと
自分のところに戻ってくる。
利息がたくさんついて。

愛をありがとう。
って言って執着を手放します。