仮面を上手く使う

先日のカバラのセミナーで本当の自分を確認しました。
献身的、真面目、向上心、忍耐強いなどが出てきました。
これが私の土台。
この土台で長いこと生きてきましたが
生き辛かったのです。
そこに生きる上での智恵を自分なりに付けて生きていくことになります。

そして私のパーソナリティが出来上がりました。

智恵をつけたからといって生きやすくなったわけではなく
むしろ本当の自分とのギャップに苦しむことになります。
仮面を被って生きるわけですから、余分なエネルギーを使いますので
非常に消耗します。

それは本当の自分がわからなくなるからでした。
仮面を被って生きているうちに、本当の自分を見失ってしまうから。

本来自分の内面を見つめて、霊性を高めることを目的にして生まれてきた人間が
家事や育児、近所付き合いが日常だったときは
本当に混乱しました。

では、どうしたらいいのか。

本当の自分をしっかりと確認し、大切に保ちながら
そこに、環境に合わせた仮面を使い分けて、上手く生きればいいのです。
演じる。
それでいいのです。
嘘をついているわけではないんです。

本当の自分だけで生きていたら、この世の中ではとても生きにくいです。
私の場合、本当は誰にでも掛け値なしに尽くしたい、という気持があるのですが
それをやっていると、人によっては境界を打ち破って
私の深部まで入ってきます。
その時に私の中の何かが崩壊するのです。
今までの人生はその繰り返しでした。

だから数種類の仮面を被って、それを使い分ける
という技を使うことになります。
最近までは葛藤がありましたが、本当の自分を確認したので
大分平気になりました。

厳しい人、冷たい人、という仮面。

これだって必要な時は必要なのです。
私は弱いからね。