本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

J.P.ホーガン『星を継ぐもの』賛歌

2010年10月11日 | 427年目からの挑戦
 昨日の朝日新聞朝刊9面「読書」面の「売れてる本」にジャイムズ.P.ホーガンの『星を継ぐもの』が取り上げられていました。「謎解くごとにカタルシス」と題して瀧井朝世氏(ライター)の記事です。
 ホーガンはSF作家です。『星を継ぐもの』は2020年に月面で5万年前に死亡した1人の男の死体が発見された、という設定から壮大な物語が展開するSF小説です。その謎解きが科学的論理に基づいて行われるので読んでいてぐいぐいと物語に引き込まれていく感じがします。
 ジャイムズ.P.ホーガンと『星を継ぐもの』についてご存じない方はWikipediaの記事をお読みください。
 ★ Wikipedia「ジェームス.P.ホーガン」記事
 ★ Wikipedia「星を継ぐもの」記事

 実は拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』はこの『星を継ぐもの』に啓発されて書かれたといっても過言ではありません。普段SF小説など読んだことのない私がこの本を読んだのは息子から勧められたからです。だまされたつもりで読み出したら、もう止まりません。「こんな面白い本があったのか!」と感動しました。そしてその後、自分が本を書くようになって『星を継ぐもの』の感動を思い出しました。「自分の本もあの本のように面白くしたい!」そう思って工夫を凝らしたつもりです。拙著の書評に「推理小説を読むように面白かった」という評価を数多くいただきますが、それは『星を継ぐもの』がもたらしたものといえるかもしれません。

 Wikipediaの記事によるとホーガンは『星を継ぐもの』をIT企業のサラリーマン時代に書いたとのことです。よくあれだけ緻密で量もある作品を書けたものだと感心します。私も会社勤めをしながら本を書きましたがはるかにスローペースでした。
 朝日新聞の記事によると1980年に『星を継ぐもの』の翻訳が日本で発売されると爆発的なヒットとなり、以来30年読み継がれて、昨年の創元SF文庫の読者アンケートでも1位とのことです。残念ながらホーガンは今年7月に69歳で死去しています。

 朝日新聞の記事の文末にデータが書かれていました。「創元SF文庫=735円、81刷28万部
 もっと部数が出ていると思いましたが、意外と少ない!!(もちろん、続編も加えると部数は多いですが)
 これに対して拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』は発売1年半、プレジデント社=1600円、7刷2万部。比較すると結構健闘している感じもします。これも皆様のご支援のおかげと感謝いたします。これからも『星を継ぐもの』を目標として頑張っていきたいと思います。



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