昔盛んだったおかげか学校や駅には、桜が植えてあることが多い。ここ南由布駅にも桜が植えてあり見ごろを迎えていた。
線路の両脇にはてんとう生えした菜の花が、鉄路を包むように黄色い花を咲かせていた。
駅のホームで時刻表をみると、10分ほど待てば電車が入ってくる。ならばと思って安全なところで待つことにした。
青空の下の由布岳を眺めていると、ほどなくして黄色い春の色のY-DC125が由布岳の麓をぬうように走ってきた。
この電車、春が似合っているような気がするのは、車体が黄色に塗られているからだけではなさそうである。