梅雨の雨がアジサイの花を濡らすこの時期になると、付近の田んぼでオタマジャクシから変態したアマガエルを見かけることができる。
小さな体をアジサイの葉っぱの色と同じ色でカモフラージュしながら、よほど目を凝らさないと分からないように身を隠している。
探す方も一枚一枚葉っぱの裏表、小枝に目をやりながらアマガエルを探す。
小さな雨粒がアジサイの葉にあたり、するするっと滑り落ちていく。
警戒心はありありなのに、動物の赤ちゃん同様好奇心が強いのかある距離までは逃げることはない。
初めましてとアマガエル言葉を、唱えながらそーっとアジサイの葉っぱの中にレンズをだしていく。