今日は、野村たかあきさんからお友だちが作った野菜をもらっちゃいました。地這いキュウリがすごく立派です。小見山さんのジャガイモとあわせて、今夜は野菜料理です。
地這いキュウリは当然冷汁、種を抜いて薄く切って、味噌で揉んでしばらく冷蔵庫で寝かせます。
摺りゴマを加えて冷たい出汁で好みの味まで薄めれば冷汁の出来上がり、天盛りは青じそとトマトです。しっかり冷やしていただきます。
初物の「インカのめざめ」はゆでて岩塩でいただくことにしました。オレンジ色に近い濃い黄色、普通のジャガイモと食感も味もうんと違います。「カボチャみたい…」、コレはユキ子さんの感想です。
これはコンビーフハッシュ、アメリカの家庭料理の定番です。サイコロに切ったジャガイモを固めにゆでて、コンビーフといためるだけです。味付けは塩コショウ、青みに入れたのはゆでて細かく切ったサヤインゲンです。
コチラはジャーマンポテトの変形、ジャガイモとベーコンの炒めものです。ジャガイモは拍子木に切って生のままベーコンと炒めています。ゆでずに炒めると一手間省けます。野村さんにいただいたピーマンを少し入れました。味付けは、塩・コショウだけです。
ジャガイモと干しブドウとインゲンマメのサラダです。今日はジャガイモをつぶさずに小さく刻んでつくりました。
これが「揚げジャガの味噌煮」です。今日は山椒でなく青じそで風味付けしました。つくり方は、クリックして一年前の「ヒゲおじさん厨房に入る」をみてくださいな。
福島のほうではジャガイモを「カンプラ」って呼びます。この料理は「味噌カンプラ」という福島の郷土料理です。
以上5品、今夜のジャガイモ料理です。
二代目は、揚げジャガの味噌煮とコンビーフハッシュがお気に召したみたいです。
小見山さん、じゃがいもちゃんと料理しましたよ、ありがとうさんです。
お昼前、前橋から西に向って走りました。榛名白川を越え、写真の烏川を渡って、高崎市下大島まで行きました。
きれいな水路の流れる静かな集落のなかに、桃を送ってくれたアキさんの家があります。
出迎えてくれたのは御年16歳の猫です。黒白の斑、穏やかな静かな猫です。
ヒゲクマの膝の上に乗って何するでもなくくつろいでくれました。「長生きしろよ…」、<してるよ、ノンビリ、ゆっくり…>
訪問の目的はコレ、天津桃を分けてもらうことなんです。きれいに色づいた天津桃、今年のは大きいやね…
自転車ですから持って行ったバックに入るだけ、10個採らせてもらいました。
桃に木の幹にはニイニイ蝉がとまって、一生懸命ないています。近くではエンジュの木が満開、花盛りでした。
そうだ、ミドリさん、うなぎごちそうさまでした。土用の丑の日の昼時に人んちに押しかけてうなぎにありつくヒゲクマをお許しくださいな。おいしかったですよ。
これが天津桃、桃の中でも古い品種、酸味が強くて、熟すとすぐ痛み始めてしまう足の速い果物です。桃太郎のお話に出てくる桃の形をしています。
家に持ち帰ると、すぐに二つに割って種を取り除き皮を薄くむきます。果肉を見てください、濃い赤色をしているでしょう、完熟すると果肉全体が真っ赤になります。
皮をむいた天津桃はシロップで煮ます。柔らかくなったらシロップごとあげてそのまま漬け込みます。
小型のプラケースに収めて冷蔵庫で寝かせます。一日ほど置くと、みごとな赤色の天津桃のコンポートが出来上がります。
きれいになったのは、明日お目にかけましょう。
ヒゲクマは、果物のコンポートの中で天津桃が一番好きです。
アキさん、ありがとうございました
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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、明日7月31日(土)に掲載予定です。昨日原稿を新聞社に送って、今日野村さんと挿絵の打ち合わせしました…