火曜日に漬け込んだ梅です。丸2日、白梅酢が八分目ぐらいまで上がってきていました。
小梅から得た梅酢を一桶10kgの梅に4リットルずつ入れてやりました。来週の月曜日あたりにシソの葉を加えましょう。
今日は7月1日、広報と回覧を配る日です。8月にはいるとすぐに納涼祭と粗大ゴミの回収があります。この二つの行事について回覧がもう回ります。夏場の行事は大がかり、いろいろ忙しくなります。
<いろいろあって大変だね、手伝おうか>、朝日町の猫に心配されちゃいました。
城東町の猫はというと、お気楽さん、せっせとマーキングしてました。
午前中は青柳町まで一走りです。
日吉町で小太りの猫に会いました。どんな顔しているんだろうって後をつけます。
はい、こんな顔をしていました。<しつこいんだから…>、少し不機嫌です。
門の引き戸の隙間からこっちを見ている猫を発見しました。<おまえ、何の用だ、用が無けりゃ行っちまいな…>
眼光が鋭かったわりには、普通の細身の猫でした。<コウ暑くっちゃ、夏痩せするよ…>
青柳町の人家に囲まれて、取り残されたような水田です。でも、稲はすくすく伸びています。
覗き込むと、浮き草の間をおたまじゃくしがたくさん泳いでいました。そして、よく見たら、面白いものがいました。
中央の緑色に縦に黄色っぽい筋のある生き物、これはヒル(蛭)です。
ヒルってどんな生き物か知りたい方は、クリックすると前橋工科大学大学院の阿部先生が製作したヒル解説のページに行けますよ。
で、ヒルはどうでもよくて、ヒルの脇に薄緑のボ~とした生き物がいくつかいるでしょう。これなんです、大事なのは…
ほらクリックしてポップアップ画面で見てください。上の方に黒い目が二つ、緑色のたくさんの足みたいな(これは鰓脚で鰓と足が合体してる)のがあって、その下に赤っぽいエビの尾っぽ見たいのがついているでしょ、これが「ホウネンエビ」です。
「ホウネンエビ」詳しく知りたい方はクリックしてみてください。
この、僅か2cmちょっとの小さな生き物、なんと3億年前からこの地球上に生息しているんだって。
田んぼにこれが発生すると豊作の予兆だと信じられていて、それで「豊年蝦」というんです。
「田金魚」とか「苗金魚」とか読んでいる地方もあるのですって。
江戸時代には、可愛くて、お目出度い生き物として、そういう名前で観賞用に売られていたって話もあるのだそうです。
英名は、"Fairy Shrimp"、直訳すれば「妖精エビ」です。素敵な名前です。
田んぼの中を泳ぎまわっている姿を見ると、ほんと妖精みたいです。
忘れもしない2008年6月27日、朝日放送製作のテレビ番組「探偵ナイトスクープ」で、『ホウネンエビを天ぷらにする』という企画を放送しました。番組の中で、レポーターはかき揚げにした豊年蝦を食べました。
ヒゲクマは、怒り心頭、何度も何度も朝日放送に問い合わせをいれ、抗議しました。
抗議の要点は二つです。
① ホウネンエビは食材として扱われたことのない生物です。朝日放送は、どのようにしてホウネンエビが安全な食材であると確認したのでしょうか。もし、科学的な調査・検討なしにレポーターに食べさせたのだとすれば、「人体実験」にあたる暴挙です。
② ホウネンエビは「生きる化石」と呼ばれ、3億年前からこの地球上で生きてきました。このエビが田に湧くと豊年の予兆として、神の使いのように慶ばれてきました。今は、子どもたちの理科教材としても使われています。このような生物を食べるのは暴挙です。
朝日放送は、2週間にわたる問い合わせに対し、一切返事をくれませんでした。
メインの司会者であった西田敏行の事務所に対しても同様のアプローチをしましたが無視されました。
ホウネンエビをレポーターに食べさせた朝日放送と西田敏行を、ヒゲクマは決して許しません。
お昼は家に戻って冷たいうどんです。豪華にサクランボが乗っています。山形の方からのいただき物です。
ホウネンエビで長くなったんで、お昼でいったんおしまいです。続きは別に書きます。
ウェブページ、「野村たかあき作 風神の子等雷神の子等 in高崎高等養護学校」がアップされています。ご覧ください。
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、7月3日(土)に掲載予定です。今日原稿を書きました。今回が掲載で50回目になります。