夕方、とても激しい夕立が来ました。赤紫色の空から滝のような雨が降り注ぎました。梅干、ちゃんと取り込んで、夜干しも止めて梅酢に戻して休ませておいて良かったです。
日干し三日目、今朝の作業の見物猫はご近所のIさんちの「さくら」です。そして番は水色の蚊取りブタです。
斑入りの葉っぱのミズヒキ草、もうすぐ花をつけそう、小さなススキは花をつけました。
水鉢の水を替えて、「試食も今日限りです」って張り紙だして朝のお仕事が終わりました。
家に入ると後から起き出して新聞を読んでたキキが、<「猛暑列島」になっちゃったんだね…>、「うん、梅干すには良いけれど、困っちゃうよね暑すぎて…」、<何もしないで涼しい顔してれば…>、朝っぱらからとにかく暑いんです…
キキの説にしたがって、あまり何もしないで、涼しげな顔して一日を過ごすことにしました。
お昼前、買い物に出掛けたときに出会った猫です。並べられた植木鉢の中に潜んでいました。涼しそうな顔して…
三時過ぎに、梅を取り込みました。夕立が来そうなので夜干しは止め、梅酢の中で休ませます。
梅の中に小さなメモがありました。「梅干、大変美味しく頂きました。ごちそう様でした。○○様にも朝お出ししました。 ヘルパー※※」ご近所のお年寄りの朝食介助に来ているヘルパーさんからです。嬉しいですね、こういうのって、ほんとう、うんと嬉しいです、※※さんありがとうございました。
「ねえ、さっき来た呉服屋さんが『梅売ってください』だって。奥さんが大好きなんですって。まだ出来上がってないからってお断りして、代わりに小梅をあげましたよ…」、こっちはユキ子さんからの報告でした。
試食してくださった皆さん、ありがとうございました。おかげさまで、無事に日干しが終わりました。
夕方近くの馬場川沿い、引きこもっていた猫が表に出てきていました。<何しに行くの…>、「お花見!」
<花見だって?>尻尾の先の曲がった黒猫、「そう、もう咲き始めたから…」、路地の飼い猫たちはけげんな顔してました。
まずはクサギの蕾です。しっかりふくらんできています。もう間もなくひらきます。
「臭木」なんて名前つけられているけど、花はものすごく甘い素敵な香りです。
コチラはみみみさんに教さった「ヤブマオウ(藪苧麻)の花です。
茎の下のほうに雄花があるっていうのですが、雌花と雄花の区別がヒゲクマにはできません。
でも、雄花のないのもあって、雄花がなくても雌花はちゃんと実をつけるんですって。
じゃあ、雄花は何のために存在しているのだろう? 不思議な花です。
馬場川のヤブマオウ、なぜか天狗坂下の橋の脇のが毎年一番最初に咲きます。コレも何でかな…
この花はなんだろう、イタドリそっくりなんだけど茎が赤くない、緑色している、花もイタドリにとってもよく似ている気がするのですが…
こっちは明らかにイタドリなんだけど、花はつぼみもまだついていない、お月見の頃に咲くんですよね…
梅を干し終えた安堵感、馬場川の疑問符だらけのお花実も楽しかったです。
<へえ~、そうなんだ、安心すると地味な花見をするんだ、ヒゲクマは…、そいで、地味な花見しても結局酒飲むんだ…>、キキはヒゲクマのすべてを理解しているわけではないんです。
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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、明日7月31日(土)に掲載予定です。まだテーマが決まりません。どうなるかな…