今日も暑かったのですが、亀里町まで出かけました。文京町で桔梗がたくさん咲いているお家がありました。
コレは、メダカのお家です。たくさんメダカを飼っているらしいのですが、水槽に断熱のため発泡スチロールのカバーがつけられていてまるでお家みたいでした。
朝倉田んぼです。稲がぐんぐん育っています。すっかり分ケツが進んで茎がたくさんに増えています。田植えの後は水が見えていましたけれど、もう水は全く見えなくなりました。
朝倉田んぼの外れに、少し変わった田んぼがありました。左側の稲は、右半分のような普通の稲ではありません。多分、古代米か何かを植えたのだと思います。実るまで、時々見に来ようと思います。
休耕田にシオカラトンボがいました。見えますか、棒の先っちょにとまっているのが。
それから、フトイを見つけました。大藺(おおい)とも呼ばれる湿地の植物です。
上毛野(かみつけの) 伊奈良(いなら)の沼の大藺草(おおゐぐさ)
よそに見しよは 今こそ勝(まさ)れ
万葉集巻14に収められている柿本人麻呂作とされる歌です。
伊奈良という地名は、群馬県板倉町の一部(籾谷、岩田、内蔵新田、板倉)の旧村名に使われていました。役場や雷電神社のあるあたりから館林市寄りの一帯です。
このあたりに、きっと「伊奈良沼」と呼ばれる沼ががあったのだと思います。
上毛野伊奈良の沼に生えている大藺草を眺めるように、ずっと遠くからあなたのことを見続けてきましたけれど、こうして知り合い、あなたの近くにいることのできる今のほうが、ずっとずっと恋しさが募っています。
このような意の歌だと教えられております。情熱的だよな、いいな、いいな…
田んぼの向こうの道を自転車で通る中学生たちの歓声で、恋歌の記憶から呼び戻されました。
城東町に戻ってきたら、子供たちが描いた納涼祭のポスターが張り出されていました。
そして、ヒゲクマと同じくらいたくさんの梅を干しているお家を発見しました。
今まで気づきませんでした、7つの笊で、どう見ても20kg以上の梅を漬けています。
ひとりぼっちで無かったのに気づいて、すごく嬉しかったです。
家に帰ると玄関先でこんなのがお出迎えをしてくれました。緑の目をしたアオメアブです。緑の目と毛のいっぱい生えた頭は結構怖いです。
夕方、二代目が裏庭から花の咲いたミョウガのコを摘んできました。「きれいだね…」、花を見てとてもよろこんでいました。
夕飯は、肉じゃが、牛肉の柳川風、カボチャの煮物でした。いただき物の野菜をせっせといただいています。
特別出演は、階段の上の黒猫です。美猫さんです。
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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、明日7月31日(土)に掲載予定です。原稿は直しの作業に入っています…