打越通信

日記ふういろいろ

帰熊

2016-07-04 20:22:48 | 日記ふう
熊本で法事があるので博多のアパートを8時ころに出る。
途中でお土産などを買い大宰府インターより高速に乗る。



久留米インターに近づいたころ急にクルマの列に並ぶことになった。
11時半から会食、14時から法事だというのにクルマは止まったまま身動きできなくなってしまった。
先方に電話を入れとても会食の時間に間に合わない旨を伝える。
筑後川の橋の上で1時間半から2時間近く待たされた。
久留米と広川の間で事故がありその影響だった。
その日はそれと別に鳥栖ジャンクションでも事故があり、九州道はほぼ一日通行止めが発生したようだ。
植木インターを出るとき料金表示を見て、妻が
「それでも取るか!」
と捨て台詞を吐く。

熊本市内に入るとあちこちで工事が始まっている。
ブルーシートをかけた屋根に足場がかかっていたり、壊れたアパートだろうか取り壊しを行っている。
ある所ではすでに取り壊しも終わり、鉄骨で骨組みが組まれていた。
熊本市内に入ると震災が現実であった事をつくづく感じさせられる。
しかしこうして復旧が始まったこともまた現実として感じることができる。
家に帰り土砂崩れの現場に行ってみた。



朝早いこともあり現場には重機が作業中のままの状態で置いてあった。
道沿いには土砂が流れ去った後がまだ残っていた。
ものすごい量の土砂が流れ出たようで、何台ものダンプが来て処理したそうだ。
その影響か団地の調整池もその土砂で流れが止まり、水があふれそうになったようだ。



自宅の近くでこんな大参事が起こるとは全く他人事ではない恐ろしさを感じた。
自宅にいる間にも余震は続いている。
梅雨もまだ明けきれていない今、災害がこれ以上続かないことを祈るばかりだ。