打越通信

日記ふういろいろ

としかな?(2)

2017-10-06 22:03:03 | 日記ふう
久しぶりに先輩が自宅に遊びに来た。
いつもは会社帰りに駅近くの一杯飲み屋で軽く話をすることもあるのだが、ガヤガヤした雰囲気では落ち着いて話も出来ない。
たまには家飲みも良いではないかと手を引いて連れてくる。
福岡の今の職場を紹介してくれた先輩だし、前の会社、いやいやその前の会社からの付き合いだから、もう30年以上というわけだ。
まだ社会人になって右も左もわからない時からの縁という事だ。
互いに会社は違っていたが、何せこの業界(IT業界)は変化が激しかった。
彼はソフトハウスのような会社を同僚たちと起こし、私は地場を中心に活動する総合商社のような会社だった。
コンピュータ事業の立ち上げ時期でまだ技術力がなかった時期にソフトハウス的な技術の提供を受けていた。
そんなコンピュータの黎明期のような時期だったので不安と期待で揺れ動いていた時代だ。
紆余曲折がありもう20年あまり前に経営統合というのか技術統合というのか新しい会社に吸い込まれて一緒になった。
彼はいつの間にか営業職になり、私はそのまま技術職として仕事をしていたので、あまり仕事上ではかかわりはなかった。
お互いにその会社を離れたが再び同じ会社に勤めることになったのだ。
彼は福岡にマンションを購入しその支払いをつい最近済ませたような事を言っていた。
しかしマンションの管理費や修繕積立金のようなモノ、駐車場代などを含めると月に3~4万円はどうしてもかかるという。
私たちが今借りているマンションの家賃が6万円(安い方だと思う)だから結構かかるものだ。
当然、広さや快適さはくらべものにはならないが、これが生涯続くのかと思えば気が重くなる。
せっかく購入した家も維持費がかかればそれに見合う生活が必要となるわけだ。
戸建てにしても固定資産税や修繕費は当然かかるわけでタダではないことはわかっている。
住宅購入だけでもこれだけ生活を苦にし返済したのに、購入後にもさらに維持費で持って行かれるわけだから生涯獲得収入のかなりの部分を占めているわけだ。
快適な生活などと言ってはいるがそれだけコストはかかっているわけで、生涯働けねば生活出来ないという事になるわけだ。


セブの楽園だ(オランゴ島)

生涯つかえきれないお金を持っていてもしょうがないが、少々のお金があれば、豊かな自然に囲まれて自由に暮らす田舎暮らし、悪くは無いなとおもう。
息子たちの事、娘の事などを思い、そして将来のある程度の計画を立て福岡に出てきたのだが、そろそろ次の段階も考えなければならないかもしれない。
この先の時間が限られている事はどうしようもない現実だからだ。