あはき通信

習志野市の鍼灸マッサージ、なら「たくぼ治療院」
首肩腰でお悩みの方が集まる治療院

東京新聞より 無資格マッサージ・・・

2012-11-06 11:00:00 | 医療・健康
少し前10月19日、東京新聞の記事より

無資格マッサージ野放し許さない 千葉の団体 お墨付きプレート

 「整体」や「カイロプラクティック」の看板を見て施術を受けたら、余計に体が痛くなった-。そんな苦情が全国の消費生活センターに多数寄せられている。背景には多くの業者が国家資格を持たない「無資格」で開業している実態がある。千葉県では利用者の被害防止を図ろうと、十一月から業界が自主的に免許プレートを掲げる取り組みを始める。 (村上一樹)

 「全身の指圧を受けたところ肋(ろく)軟骨を骨折した」(埼玉県・六十代女性)、「健康ランドでマッサージを受けたら腰や脚に痛みが出て歩行困難になった」(神奈川県・六十代男性)。国民生活センターが八月に公表した報告書では、同様の相談が二〇〇七年度以降、全国で八百二十五件に上る。

 業界では本来、国家資格を持つのは「あん摩マッサージ指圧師(マッサージ師)」のみ。一方、整体やカイロプラクティックなどは法的資格制度がなく、施術者の技術や水準がばらばらだ。

 商店街では最近、「ボディーケア」「ソフト整体」「クイックトリートメント」など、マッサージを連想させるフレーズを使う店が乱立。なかには保健所に届け出ず営業している店もあるという。店に有資格者がいるかどうか、利用者が見分けるのは困難だ。

 国は旧厚生省が一九九一年に、無免許であん摩マッサージ指圧などの行為を業として行ったものは、処罰の対象になることなどの内容の課長通知を出し、厚生労働省は毎年、都道府県に同様の呼び掛けを継続。ただ、厚労省の担当者は「無資格でやってはいけないのが前提だが、すべてを取り締まるのは実質的にできない状態」と説明。新たな規制の動きもないという。

 こうした状況に、千葉県鍼灸(しんきゅう)マッサージ師会は、県などの許可を得て「国家免許施術所」と記されたプレートを作製した。市川市の男性マッサージ師(47)は「疲れたり弱っているデリケートな体に触れて治療行為をする以上、無資格業者を野放しにすることは許されないのでは」と話す。プレートには、県のマスコットキャラクター「チーバくん」をあしらって公的なイメージを出した。会所属の約三百四十人に呼び掛け、うち八割ほどがプレート設置に応じた。

 鳥取、高知両県では、有資格者が店にいることを示す看板などの発行を、行政がすでに行っているが、首都圏の自治体にはない。同会は「安心して施術を受けられる目印になれば」としている。

<あん摩マッサージ指圧師> 医師以外の人が、あん摩マッサージ指圧を職業として行うには国家資格が必要。国が認定した学校で3年以上学び、国家試験に合格した人だけが「あん摩マッサージ指圧師(マッサージ師)」の資格を与えられる。施術所を開く際は、保健所に届けなければならない。日本の免許を持たない無資格者によるあん摩などの施術は本来は違法行為とされている。





わたくしも千葉県鍼灸マッサージ師会に所属しています。
よく民間資格を掲げている店舗もありますが無資格と同じです。
お気をつけ下さい。
あん摩マッサージ指圧師の免許の有無が分からないときは直接店舗や治療院にお尋ね下さい。


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひざの半月板、再生治療法を開発

2011-12-13 10:00:00 | 医療・健康
ひざの半月板、再生治療法を開発 東京医科歯科大

 一度傷つくと再生が難しいひざの半月板を、自分のひざの滑膜(かつまく)という組織からとった幹細胞で再生させる治療法を、東京医科歯科大の関矢一郎教授(軟骨再生学)が開発し、来年4月にも臨床研究を始める。半月板の損傷は、全国に2500万人という変形性膝(しつ)関節症につながる。歩きづらいひざの痛みに苦しむ患者には朗報になりそうだ。

 半月板は関節軟骨に挟まれた軟骨組織で、クッションの役目をする。加齢などですり切れると、手術で縫い合わせて補強したりするが、手術できない場合も多い。症状が進めば、痛みをとるためにすねの骨を切って向きを変えたり人工関節を入れたりする。

 新しい治療法では、患者のひざの状態を内視鏡で確認するとき、半月板の近くにある滑膜の一部を採取。2週間培養して増やした幹細胞を、注射器で半月板の損傷部に移植して再生させる。同大で3年間で20人ほどの患者を対象に臨床研究を行ったあと、他の病院にも広げて臨床試験(治験)を行う。

~朝日新聞~




一度損傷してしまうと元に戻すことが出来ないと云われてきた半月板。
将来的に完治できる事となれば、変形性膝関節症で悩んでいた患者さんにとってまさに朗報です。
再生医療の発展はめざましいものがありますね。



変形性膝関節症は鍼灸の適応疾患、得意分野のひとつです。
半月板を元通りに戻すことは出来ませんが、痛みを抑えることは可能です。
(但し、あまりにも変形が進行している場合は難しいときもあります。)
膝痛でお悩みの方は一度、お試し下さい。


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冷え症の妊婦、早産リスク3倍 首都圏の妊婦を調査

2011-08-25 12:00:00 | 医療・健康
冷え症の妊婦、早産リスク3倍 首都圏の妊婦を調査


 冷え症の妊婦は、早産のリスクが3倍、お産の時間が長引くリスクは2倍以上――。首都圏の2810人の妊婦を追跡調査したところ、こんな結果が出た。

 調査は、慶応義塾大学看護医療学部講師の中村幸代さんが、聖路加看護大学大学院時代の博士論文でまとめた。2009~10年、産科と小児科がある6病院で出産をした女性に質問紙を配り、カルテと照合した。

 「妊娠後半に手足を冷たいと感じたか」との問いに「はい」と答えた人を「冷え症」とみなした。

この結果、37週未満で産まれる「早産」の割合は、冷え症の女性は6.7%。冷えていない女性は1.9%だった。喫煙や過去に早産の経験があるなど他の影響を除外して解析すると3.4倍の開きがあった。早産だと、小さく生まれる可能性が高く、成長に影響が出たり、赤ちゃんの入院が長引いたりする可能性が高くなる。

 陣痛から出産までの時間が初産の場合は30時間、2人目以降だと15時間以上かかるリスクは、冷え症の女性はそうでない人の比べ2.4倍だった。お産が長引くと大量出血や帝王切開の割合が高まる。

 助産師でもある中村さんは、助産所などで「体を冷やさないで」と妊婦に指導しているのに、その根拠が乏しいと感じて、冷えと出産の影響を研究した。

 中村さんは「冷えは、バランスのよい食事や軽い運動など、生活の改善によってある程度治せる。多くの医療者や妊婦さんに知ってもらい早産などの予防につなげてほしい」と話す。

2011年8月22日朝日新聞 記事全文転載



妊婦さんとお灸。
鍼灸院では逆子(骨盤位)を頭位に戻すためのお灸や安産のためのお灸を施します。
確かに逆子の場合、冷え症の妊婦さんは多いように思われます。

冷えの解消は基本的には食事や運動など普段の生活の改善が第一ですが、
改善してもなかなか結果が伴わないときはお灸をお試しください。
継続して施灸することで実感して頂けると思います。
妊婦さんならなおのこと、検討してみてくださいね。(足湯も良いですけどね)



では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慢性痛:上手に付き合う 悩む人多く/原因不明の病気も

2011-02-14 14:00:00 | 医療・健康
慢性痛:上手に付き合う 悩む人多く/原因不明の病気も
 ◇正しい理解で緩和/国も調査開始

 腰、ひざ、足などに慢性の痛みを抱える人は多い。厚生労働省の国民生活基礎調査(04年)から推計すると、関節症を持つ人は全国で約1560万人、腰痛症は約2400万人に上り、介護が必要になるきっかけの上位でもある。厚労省の検討会は昨年9月、慢性の痛みに対する医療体制の構築や情報提供の充実などを求める報告書をまとめた。痛みの仕組みと、痛み医療の現場を取材した。【永山悦子】

 「先生、この痛みをとってください」「その痛みを完全にとることは無理。『魔法のつえ』はないのです」

 愛知医科大病院(愛知県長久手町)が開設する「痛みセンター」でのやりとりだ。同センターには整形外科、麻酔科、神経内科という痛み治療の専門医と、医療スタッフが配置されている。同センターの牛田享宏(たかひろ)教授(整形外科)は「実は、痛みを完全に治すことは難しい。だが、日常の生活に困らないようにすることはできる。痛みや背景を正しく理解することが、改善の第一歩になる」と話す。

 「夜、寝ることが怖かった」。約3年前から同センターに通院する同県尾張旭市の男性(68)は、こう振り返る。腰痛のため、8年ほど前に椎間板(ついかんばん)ヘルニアの手術を受けた。だが痛みは残り、追加の手術を受けても効果がなく、布団で上向きに寝ると激痛が走った。主治医に相談しても改善せず、日中は痛みで頭がいっぱいだった。

 同センターに転院後、自分の痛みや生活で困っていることを医師とじっくり話し、運動機能と生活能力を改善するストレッチ運動を始めたところ、痛みが和らいだ。「今も痛むことはあるが、喫茶店にも出かけられるようになった。痛みと上手に付き合うことが大切と分かった」

   □   □

 慢性の痛みには、(1)患者が多い既知の病気による痛み(変形性関節症、椎間板ヘルニア、関節リウマチなど)(2)原因が解明されていない痛み(線維筋痛症、複合性局所疼痛(とうつう)症候群、脳卒中後疼痛など)(3)それ以外の痛み(頭痛、婦人科の病気など)--がある。

 なぜ、完全に治すことが難しいのか。老化による関節の変形や神経の障害は元通りにできない▽痛みが起きる仕組みが完全には解明されていない--などが理由だ。投薬や運動で改善は望めるが、必ず治るわけではない。原因によって診療科が異なることや、痛みを周囲に理解してもらいにくいことも、患者を苦しめる。

 中でも、治療を難しくしているのが、心因的な痛みだ。牛田教授らが、腰痛のある人とない人に、腰痛を起こしやすい重い荷物を持ち上げる動作の映像を見せたところ、腰痛のない人は何も感じなかったが、ある人たちは痛みや不快感を持った。牛田教授は「梅干しを見ただけで酸っぱさを思い出し、唾が出るように、明確な炎症や障害がなくても痛みを感じることがあるようだ」という。「気のせい」と思われがちだが、このような痛みも患者にとっては深刻で、長引きやすい。精神医学や心理学の専門家による早期の治療が効果的だが、ほとんど実施されていない。

   □   □

 米国の調査では、慢性の痛みに悩む米国人患者は成人の約1割、経済損失は年約9兆円と推定されるという。

 厚労省の報告書は「慢性の痛みは患者の生活の質を著しく低下させる一方、有効性が乏しい治療が実施されるなど、適切な治療がされていない」と国内の現状を分析。総合的に治療を進めるチーム医療の体制構築や、啓発の重要性を訴えた。

 厚労省は来年度から慢性の痛みに関する研究班を設置するため、1億3000万円を予算案に計上した。慢性の痛みに苦しむ患者の人数や痛みの原因を解明する大規模調査、手術後などにも痛みが残る患者の実態調査などが始まる。

 牛田教授は「調査結果は、慢性の痛みの実態把握や、緩和できない痛みを和らげる研究に生かしたい。医療者自身も痛みの仕組みを正しく理解し、患者本人に分かってもらえるようにすることが必要。将来は、我々のような総合的なセンターが全国に整備されることを目指したい」と話す。

毎日新聞 2011年2月11日 東京朝刊



激痛であれ、些細な痛みであれ
日々、痛みを感じながらの生活は色々と辛いものがあります。

痛みを取り除く治療を受けることが最も大切なことではありますが
患者さんの思い通りに痛みを断ち切れないことも多々あります。

今後、厚労省も痛みについての研究を進めていくようですが、
西洋医学に限らず広範囲に意見を求め研究を進めてもらいたいものです。

はりきゅうは疼痛のコントロールにも力を発揮しています。
研究対象になるのかならないのかわたくしには分かりませんが(たぶん、ならないでしょうが・・・)
慢性痛にお悩みの方、一度鍼灸院を受診してみてはいかがですか?
完全に痛みから解放されることはないかもしれませんが
上手に痛みとお付き合いしながら日常生活を送るためのお役には立てるかもしれません。


あきらめないで頑張りましょう。


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マッサージと柔道整復師と食い違う請求

2010-10-29 15:30:00 | 医療・健康
柔道整復師、食い違う請求

肩こりで施術…保険適用の「打撲」に

 接骨院や整骨院でマッサージなどを行う柔道整復師の施術について、会計検査院が約900人の患者を抽出調査したところ、6割以上で患者が申告した症状と、整復師側が医療保険で請求した内容が食い違っていたことが分かった。

 患者は、保険適用外の肩こりなどを訴えていたのに、請求では適用対象の打撲やねん挫となっていたケースが多数確認されたという。検査院は厚生労働省に対し、審査の厳格化や、請求基準を明確にするよう求める方針だ。

 整復師の施術は骨折、脱臼、ねん挫、打撲、肉離れが保険の適用対象となり、病院と同様、患者に代わって保険請求することが認められている。厚労省によると、2007年度の国民医療費は前年度比3・0%増の34兆1360億円だが、うち整復師の療養費(保険請求した施術費用)は、同5・1%増の3377億円と高い伸び率だった。整復師の養成所が近年増え、05年には約5万人だった整復師の資格保持者が、09年末には約6万7000人に増加しているのも一因とみられる。

 検査院が市町村などを通じて整復師の施術を受けた904人を対象に聞き取り調査を行ったところ、うち597人が、整復師の保険請求の内容と、自分の訴えた症状が違うと回答。保険適用外の肩こりなどを訴えて通院していたのに、整復師の保険請求では打撲やねん挫などと記載されていたケースが多数を占めたという。

 また、検査院が保険請求の多い16道府県で、約2万8000人の患者の保険請求記録を点検したところ、施術の部位は1~2か所が一般的なのに、同じ患者への施術が3か所以上とされていたのが約1万8000人もいたほか、負傷の部位が月によって変わっていた患者が約9000人いた。

 日本柔道整復師会の萩原正和保険部長は「患者の訴えと、施術時の患部の判断の仕方が異なることや、患者の記憶が違っていることもある。不正請求などが起こらないように、会員には厳しく指導している」と話している。

 整復師の療養費を巡っては、昨年11月に政府が行った「事業仕分け」でも、同じ患者への多部位の施術に対する保険請求などについて、仕分け人から「不正請求の疑念はぬぐえない」との意見が出ていた。

 厚労省は、今年6月から、3か所以上の施術では給付率を下げるなど、算定基準を見直すと共に、9月から患者に対する領収書の発行を義務づけるなどの改善策をとっている。

 柔道整復師 ほねつぎ、接骨師、整骨師などとも呼ばれる。柔道整復師法に基づく国家資格で、東洋医学に基づくマッサージなどで、ねん挫や骨折、脱臼などの回復を促す。

(2010年10月27日 読売新聞)



>接骨院や整骨院でマッサージなどを行う柔道整復師の施術について
>柔道整復師法に基づく国家資格で、東洋医学に基づくマッサージなどで、ねん挫や骨折、脱臼などの回復を促す

本来、柔道整復師はマッサージをすることは出来ません。
日本には『あん摩マッサージ指圧師』という国家資格があり、
あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得した者でないとマッサージ業務はできません。
また、民間資格を取得しているから「マッサージの仕事できま~す」何てことも当然いけません。
違法行為はいけませんよ。


>「患者の訴えと、施術時の患部の判断の仕方が異なることや、患者の記憶が違っていることもある。
 不正請求などが起こらないように、会員には厳しく指導している」と話している

患者さんのせいにしちゃいけないんじゃないの・・・
厳しく指導していても不正請求が後を絶たないのは
指導していないのと一緒だと思うんだけど・・・
部長さんも苦しいねぇ。


と、まぁ突っ込んでみたけれど
新聞記者さんのマッサージについての認識も低いようで・・・
世間一般の人たちの整骨院、接骨院のマッサージについての認識も低いわけで・・・

今のままでは接骨院や整骨院の不正請求についてはこれからも後を絶たないでしょう。
今に始まったことではないのでねぇ・・・


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慢性痛、成人の2割 1位「腰痛」 2位「肩こり」

2010-10-26 11:30:00 | 医療・健康
慢性痛、成人の2割 1位「腰痛」2位「肩こり」 民間調査

 疼痛(とうつう)治療を専門とする製薬会社のムンディファーマ(東京・港)は日本の成人の22.5%に相当する約2315万人が慢性的な痛みを抱えているとの推計結果をまとめた。痛みの原因となる症状や病名を複数回答で聞いたところ、トップは「腰痛」(55.7%)だった。

 痛みの原因の症状・病名の2位は「四十肩・五十肩・肩こり」、3位は「頭痛・片頭痛」、4位は「関節炎」。慢性的な痛みに対する治療の満足度については「満足のいく程度に痛みは和らいでる」との回答は29.3%にとどまり、「あまり変わらない」が過半数の53.6%、「満足のいく程度に痛みは和らいでいない」も17.1%あった。

[2010年10月25日/日経産業新聞]


慢性的なものでも急性的なものでもどんなものでも
「痛み」「疼痛」は嫌なものです。

1位「腰痛」 2位「肩こり・四十肩・五十肩」 3位「頭痛・片頭痛」 4位「関節痛」

あはき治療院に行くのも良し、病院に行くのも良し。
慢性的なものであっても、いずれの疾患も早めの対応、処置が大切です。
各人にあった対処方法が必ずあります。
あきらめないで対応してください。

「あはき」いい仕事しますよぉ。
お気軽にご相談ください。

では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コレステロール

2010-09-04 12:00:00 | 医療・健康
コレステロール「高めが長生き」…日本脂質栄養学会

 コレステロール値は高い方が長生きで良いとする指針を、医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会がまとめた。

 3日から愛知県で開かれる同学会で発表する。高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は「不適切」としており、論議を呼びそうだ。

 現在の基準は、LDL(悪玉コレステロール)が140(ミリ・グラム/デシ・リットル)以上かHDL(善玉コレステロール)が40(同)未満、もしくは中性脂肪が150(同)以上だと高脂血症と診断される。日本動脈硬化学会が作成した。メタボ健診の基準もこれを基にしている。

 日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」は、「現在の基準値は基になる具体的なデータが示されていない」と主張。コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や、コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から、指針をまとめた。編集責任者の奥山治美・金城学院大薬学部教授は、「コレステロールを下げる医療は方向転換しないといけない」と話している。

(2010年9月3日 読売新聞)


身体にとってはなくてはならないものなのに
普段、なにかと悪者扱いされることの多いコレステロール。

従来の意見とは正反対の意見。
医療現場において今までの対応がすぐに変わるということはないだろうが
やりづらい場面も出てくるでしょうね。
我々は成り行きを見守ることしか出来ませんが・・・


やっぱり常識と言われることは
あくまでもその時々の常識でしかないのでしょうか!?


数年後は高コレステロールマヨネーズが特定保健用食品として発売されていたりして・・・


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月28日です

2010-08-28 11:30:00 | 医療・健康
秋の気配を所々感じるようになってきましたがまだまだ暑い毎日。
9月に入ってからもこの残暑は当分続くようです。
正直、もう勘弁して欲しい気持ちでいっぱいなのですが・・・

さてさて、早いもので8月最後の週末となりました。
交通情報やニュースを聞いているとまだまだ夏の賑わいが続いているようです。
車の運転、水の事故、熱中症等々、十分お気を付けください。

今年の8月はただ暑い暑いで過ぎていきそうですが
暑さのダメージはこれから出てくることが多いのです。
秋口に起こる夏バテ。
夏バテは夏真っ盛りの時期に起きるものだけではなく
これから少しずつ凌ぎやすくなってくる時期から起きてくることが非常に多いのです。
夏の疲れがどっと出てくることによって起きます。

衣食住を整え、規則正しい生活を送るのが一番効果的ではありますが
それを行うのが難しい。

そこで手軽にできるこれからの夏バテ対策をふたつだけ挙げたいと思います。

1、食事の際、最後は冷たいものではなく温かいものを飲食する
2、シャワーではなく湯船に浸かる

以上、このふたつなら特別難しいことではないのでできると思います。
いかがですか?

継続こそ力なり。
是非、続けて行ってみてください。

あと、云うまでもなく、あはきも有効です。
あわせてお試しあれ。


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホメオパシー問題

2010-08-26 16:35:00 | 医療・健康
ホメオパシー問題。
朝日新聞がキャンペーンのように大きく報じ続けてきましたが
日本医師会や日本学術会議等がホメオパシーを全面的に否定したことで
ひと区切りというところでしょうか。

ホメオパシーは「荒唐無稽」 学術会議が全面否定談話


『ホメオパシー』ってどうなんでしょうかね!?
以前からホメオパシーのことは何となく知ってはいましたが
今回の一連の記事で詳しく知ることになりました。

効果について全面否定ということで・・・
まあ、今のところその通りなんでしょう。

前回の円形脱毛症の時にも書きましたが評価は変わることがあるので
将来的にはどうなっているのかは分かりませんが・・・


ただ、このホメオパシーで体調が良くなったと云う人たちがいる一方
現代医療を否定してホメオパシーのみを行ったことで
病が重症化したり死に至ったケースがあることも事実。
医療従事者が関わっていたにもかかわらず死者を出してしまったケースもある。

幾ら民間療法のひとつなのでやるのもやらないのも自己責任とはいっても
死亡者まで出して行うのはやっぱり大問題。
ホメオパシーを取り入れている人たちは今いちど頭をリセットして
偏った考え方をせずに冷静に考えていただきたいものです。



西洋医学、東洋医学、伝承医療、民間療法等々
多様性があるということは決して悪いことではないと思うけれど・・・

統合医療、代替医療って何なんですかね、難しいですね。



この様な問題から変にあはきに火の粉が飛んでこないことを願います。


では今回はこの辺で・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

円形脱毛症

2010-08-24 12:00:00 | 医療・健康
円形脱毛症、ステロイド注射は推奨 学会が治療法評価

日本人では1千人に1~2人の患者がいる「円形脱毛症」の診療指針を、日本皮膚科学会が20日まとめた。軽症なら8割は1年以内に治るが、全身の毛が抜けることもあり、精神的ダメージが大きい病気と認定。ステロイド注射は勧める一方、漢方薬や精神安定薬、鍼灸(しんきゅう)による治療には否定的な評価をした。

 円形脱毛症は、病原体から体を守る免疫の仕組みが、毛をつくる細胞を「異物」と認識して攻撃し、毛が抜ける病気。アレルギーや遺伝が原因と考えられ、ストレスとの関連ははっきりしていない。

 指針は徳島大の荒瀬誠治教授(皮膚科)ら17人の専門医が作った。国内外で実施されてきた22種類の治療法について、論文や診療実績から「勧められる=B」「行っても良いが十分な根拠がない=C1」「行わない方がよい=C2」「(無効か、有害とする研究があり)行うべきでない=D」に分類した。

 免疫の働きを抑えるステロイドを脱毛場所に注射するステロイド局注と、頭皮に薬品を塗って、軽くかぶれさせて毛根への攻撃を和らげる局所免疫療法をB評価とした。

 男性型脱毛症に効くというミノキシジル(商品名リアップ)、ステロイドの飲み薬、抗アレルギー薬セファランチンの飲み薬、紫外線を照射する治療、情緒を安定させるというカツラなど12種類は「C1」。漢方薬や精神安定薬、催眠療法など6種類を「C2」、免疫細胞の働きを抑える分子標的治療薬や鍼灸を「D」とした。

 ただ、ステロイドの局注や飲み薬、紫外線を使う治療法などについては「安全性が確認できていない」と15歳以下には勧めていない。

 委員の大阪大の板見智教授は「医師と患者が指針を共有して、体にあった有効な治療法を見つけてほしい」と話している。(杉本崇)



円形脱毛症
鍼灸治療は「(無効か、有害とする研究があり)行うべきでない=D」。
情緒を安定させるというカツラは「行っても良いが十分な根拠がない=C1」。
精神安定薬は「行わない方がよい=C2」。
ということは、精神安定薬は情緒を安定させないのか?
そうかそうか・・・

カツラの威力は凄いなぁ・・・
薬にも優る効果があるんだもんなぁ。

って、勝手に揚げ足を取るように解釈してみました。

指針原文そのものを読んだわけではないので正しいことはわかりません。
が、しかしつっこみ所満載な今回の記事です。


わたくし自身、円形脱毛症の鍼灸治療をしたことがないので効果の有無は???ですが、
(治療効果をあげている鍼灸師もいるようですが)
「行っても良いが十分な根拠がない」と云われるくらいなら納得できるけれど、
「行わない方がよい」と云われると・・・・
ひっかかります。


鍼灸師の中には「鍼灸は何でも治せる」とか「難病でも治せる」とか
おっしゃる方々が結構多い。

わたくしはいま現在の医学で治せないもの、完治できないものは
鍼灸で効果があがる場合もあるが基本的には治せない完治できないと思っています。

ただ、たとえ病が完治しなくても生活する上で支障がでないように
痛みのコントロールをするとか動ける身体にするとか
ということは鍼灸でも可能なことです。(あくまでもケースバイケースです)



医療は日進月歩。
今は治せなくても将来的には治せるという病気も増えることでしょう。
その時は正しいとされていたこと、逆に正しくないとされていることでも
時が経てば評価が変わることは幾らでもある。


偏った見方ではなく、多面的に大きな見方をしたいものですね。


鍼灸にEBMが必要なのかどうなのか・・・


では今回はこの辺で・・

追記、きょうは好き勝手にまとまりなく書いてしまいました。
途中から円形脱毛症の話しからだいぶ脱線してしまったし・・・
すみませんでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする