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以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

故障調査検討依頼。。。

2014-08-04 17:57:11 | 日記
香川県のお付き合いの業者さんからW140のV8のS500のコンピュータの故障調査検討の御依頼が参りました。。。

何でも、現車装着状態で不調が発生する時があるとか。。。

早速、ウチの500で「F」コードを拾うも、LHコンピュータに残る蓄積コードが浮き上がり。。。



ダイアグノスリポートから察するに、、、不調原因は通信不良が主原因になってそうですね。。。

LH自体は自然な経年劣化による性能の減衰的ダウンなので、恒久対策をしてやればOKですね。。。

GMモジュールも経年劣化による電圧供給の不安定さが出てますのと、A/Cコントロールに怪しさが出てますから、こちらも一般的な恒久対策が必要ですね。

EZL系統の通信エラーはCAN接続になる部分での不良があったりハーネス系統に問題があったりと色々なので、LHモジュール本体のCANの入出力に異常が無いことを、測定及び模擬電流による波形検出で確認した上で、車台側でEZLを接続した状態でのN3/1↔︎N1/3の経路の導通抵抗を測定して正常値であるかを確認します。

これで、メーカーの規定値内であれば、EZLの通信は異常無しですが、、、

これが高抵抗だったりしたらLH~EZL間のハーネスや、EZLの問題だったりします。。。

まあ、コレで車台側がシロならば、LHやE-GAS等の悪戯やGMモジュールの診断機にエラーとして出ない悪戯だったりする事もありますけどね。。。

モジュール類の適正化と共に、エラーに関連すると考えられる箇所をキチンと追って、接続されているハーネス等の試験方法と良否の判断基準を業者さんにアドバイスさせて戴きました。。。

少々手こずる修理案件の解決の為のお手伝いも弊社の趣味仕事です。(笑)


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