排気管から黒煙噴出で当社に入院中だったW126 500SE君。。。







※画像はイメージです。







何処かの業者の的を得ない修理作業によって、、、KEの禁断のADJネジは辛うじてエンジンが掛かる位の燃料超リッチ状態にグルングルンと回してあるし、、、😱
フューエルガバナー(EHA)へのE-CIS(KEモジュール)からの信号も滅茶苦茶。。。
事の元凶を推測するに、、、恐らくE-CISユニットの経年劣化によるコントロールのラフ化によってEHAのコントロールが段々と燃料リッチ寄りになってアイドル時の失火振動に繋がったと推測されるが。。。
とてもKEシステムを理解した整備士が施工した仕事とは思えない。。。😓
オーナーさんも簡易な作業はご自分でやられているみたいだが、、、このM117エンジンにあっては点火プラグ交換はかなり注意しないと点火プラグの斜め捩じ込みと言う事態に陥るのでかなりの注意が必要なのである。。。
今回も例に漏れず、、、左ハンドルの助手席側バンクのNo.1で斜め捩じ込みをやっちゃって其処から圧縮漏れを発生していた。。。😱
先ずは黒煙の元凶を封じ込める為にE-CISユニットのO/H。。。
そして、暫定的にフューエルデスビ&エアフローユニットでの混合比調整。。。
ひとまず黒煙を治めて点火系統のチェック。
幸いな事に点火プラグの斜め捩じ込みはNo.1だけで済んだので仙人の爺ちゃんによってブロック側の雌ネジ修正で何とか行けた。。。
混合比は暫定的に中立にしてあるので同時にO2センサーの交換。
フューエルポンプリレーのO/H&無接点化。

アイドルコントロールモジュールのO/H。

恒久的に無接点OVPリレーへの交換。
ついでに、、、
エアコンリレーのO/H&無接点化。

エアコン操作パネルのO/H。



で、、、各ユニットを組み付けてエンジンスタート。。。
あらま❗️今度はABS警告灯の点灯。。。
まさか❓ダイナモの充電不良❓
バッテリーの端子間電圧を測定するも、アイドル時の電圧は13.5V。。。
アクセルペダルを煽るとABSランプが消えた。。。😓
こりゃ、ABSモジュールの電源回路が怪しいと判断してABSモジュールのO/H。。。

※画像はイメージです。
結果、ABSは正常に。。。
ほんでもってメーターのO/H。。。
経年なりの劣化具合でしっかりと手入れ。。。
速度計のODO&TRIPの駆動ギヤーはピニオンギヤーが亀裂が入り、お祭り騒ぎの一歩手前だったので定番の48T-14,48T-12ギヤーも同時に交換。。。
水温計、燃料計、油圧計、バキュームメーター、外気温度計、回転計、時計もしっかりとO/H。。。
ひとまず目についたモジュール類、ユニット類には一通り手を入れて、、、
仕上げの排ガス濃度測定&空燃比調整。。。



調整前。。。なかなか濃いなぁ〜。。。


適正な空燃比に合わせて。。。

アイドリングもすこぶる安定。。。
ちょっと欲を言えばエンジンマウント&ミッションマウントがそろそろかな。。。
アイドルエアバルブも切替わりが遅いし。。。(¥安いヤツは駄目です。純正品に限ります。)
此方で気になった懸案事項をオーナー様に連絡して週明けにお帰りです。。。