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以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

御興味のある方が・・・

2014-02-02 21:08:32 | 日記
結構いらっしゃる様で・・・。

そう、先日のブログでお話させて戴いた1993年式のW140 S280(D車) 右ハンドルの件・・・。



このお車ですね・・・。

お電話とメールで数件のお問合せを頂戴致しております・・・。有難いことに・・・。(笑)

当方が申し上げている通り・・・気合入れて本気で考えるのでしたら、水曜日以外の晴天の日にでも御一報の上で見に来るのも良いかと・・・。

ただ・・・当方・・・年度末に向かって外出や出張も多いので必ず事前に御相談下さいね。

基本・・・大古の毒車なので現車を見ないで購入って話はお奨めしないですし保証付販売等有り得ませんので対面での商談を全て優先します。

あまりに細かい方は絶対に買わない方が自己の精神衛生の為だと思いますので悪しからず。







昨日はコンピュータモジュール一式を下してO/H作業に入りました。



PMLコンピュータもパワステ制御の要ですのでキチンと手を入れて・・・。







兎に角、故障の鬼門になっているGMモジュールに関しましては熱と効率的対策を加え・・・。



勿論、メインのHFMも・・・。T/LLRモジュールに至っては転ばぬ先の杖を・・・。

技術に絡む部分なので全てを公開出来ないことを心よりお詫び申し上げます。

これだけで既に50万円コースの内容のモジュール修理を施工してしまいました・・・。(大汗)





メインハーネスは9万km手前で交換しちゃいましたし・・・。

エアマスもその時に同時交換済で・・・。

エンジンオイル交換も3,000km毎に・・・。













と・・・まあ、こんなお車です。。。

後は電動補助ファンの劣化配線の補修とレジスターの変更を行って、ウチの手入れは完了です。

後は外装四隅の傷と左Rドアの擦過傷等々の小傷をどうするかですな・・・。

バッテリーはY社のユーロブラックの新品を搭載します。


価格?応談ですよ。。。別に叩き売る理由も無いですし、価値観をもって大切に末永く乗って戴けるユーザーさんの手元に嫁入りして貰いたいですからね。




最近、、、増えました。。。

2014-02-02 09:42:41 | 日記


最近、、、自然故障で増加中のGMモジュール内部のリレー不良。。。

W124の500Eですとモジュールの中に機械式リレーが3つ入っていて、イグニッションONと同時にその3つが同時ONになりますが。。。

たまに、1つだけONにならなかったり。。。1つだけ遅れてONになったり。。。

症状的にはABSやASRランプが点灯して、、、
CP診断機をかけると「F1断線」とか「F2断線」とか出てくれて、「N16/1オープン」とか出たりもします。

こういった場合に疑わしきGMモジュールを単品で検査依頼戴くケースが増加傾向にあります。

机上では各ピンアサインに従って模擬電流を流してGMモジュールの制御状態を診るのですが、同時にGM側で積算され出力される電気信号の状態も詳細にチェックします。

で、、、内蔵されている機械式リレーの仕業でEFPコントロールに必要な電源やLHと各モジュール間の通信電源が正規に供給されていない等の原因を突き止めてご依頼者様に御報告となります。

この機械式リレーは部品単品の供給は無いので、通常はリレー故障=GMモジュール交換という図式になります。
が、、、しかしですね。。。
GMモジュールは本国での生産、供給が終了してますので新品の入手は厳しいと共に、、、中古品は近未来にまた同じ故障に見舞われるという可能性が高いので更なるリスクを背負いかねません。。。

そこで、弊社では過去積み重ねた技術力で機械式リレーを撤去して電界効果トランジスタ(FET回路)による無接点リレー化を行い機械式リレーに比較して高耐久性、高効率、長寿命といったメリットを生かすことに成功致しました。

お陰様で比較的需要の多い中部、北陸地域のユーザー様より好評を得ております。



自然故障してしまったGMモジュールは修復、O/Hを行い現在の技術を適用することで未来の故障リスクを軽減出来ますので現在不安を抱えてらっしゃるユーザーさんは早目の対処をお奨め致します。。。



一番怖いのは、モジュール過熱時にエマージェンシーストップをかける安全装置の回路までが熱暴走してしまうパターンです。
こうなると、修復不能の死亡宣告になりかねませんのでご注意下さいませ。。。