カーの孫娘が書いた、という触れ込みで登場した作品ですが、
「カーらしさ」を期待するとちょっと(どころか大きく)ハズレます。
カー「騎士の杯」(H・M卿最後の作品)の扉にカーから娘夫婦への賛辞が書かれています。
この娘夫婦の子ども(カーの孫)が「ザ・リッパー」の著者だそうです。
一応「切り裂きジャック」をネタにしていますが、
ヤングアダルト向けの作品なので、読み始めてすぐプロットは割れちゃいますし、
作者の狙いはジャックの正体が誰か、より、
主人公の女の子(15歳)の願望充足の方でしょうね。
それでも名前や設定におじいちゃん(ジョン・ディクスン・カー)の作品を思わせるところが出てきて、
そこはロートルマニアも狙っているな、と。
ギディオン・ブラウン少佐(スコットランドヤードの警視)へ
「ホワイトチャペルの陸軍省の秘密作戦局長に」というセリフには、
ちょいとニヤリとしてしまいます。
翻訳の駒月雅子は「皇帝のかぎ煙草いれ」「九人と死で十人だ」を担当していたので、
安心して読めます。
SF側からすると、何回もタイムトラベルできちゃうのは残念。
一番のツボは主人公のお父さんが「トム・ぺティのファンだ」というセリフ
Tom Petty I Feel A Whole Lot Better
「カーらしさ」を期待するとちょっと(どころか大きく)ハズレます。
カー「騎士の杯」(H・M卿最後の作品)の扉にカーから娘夫婦への賛辞が書かれています。
この娘夫婦の子ども(カーの孫)が「ザ・リッパー」の著者だそうです。
一応「切り裂きジャック」をネタにしていますが、
ヤングアダルト向けの作品なので、読み始めてすぐプロットは割れちゃいますし、
作者の狙いはジャックの正体が誰か、より、
主人公の女の子(15歳)の願望充足の方でしょうね。
それでも名前や設定におじいちゃん(ジョン・ディクスン・カー)の作品を思わせるところが出てきて、
そこはロートルマニアも狙っているな、と。
ギディオン・ブラウン少佐(スコットランドヤードの警視)へ
「ホワイトチャペルの陸軍省の秘密作戦局長に」というセリフには、
ちょいとニヤリとしてしまいます。
翻訳の駒月雅子は「皇帝のかぎ煙草いれ」「九人と死で十人だ」を担当していたので、
安心して読めます。
SF側からすると、何回もタイムトラベルできちゃうのは残念。
一番のツボは主人公のお父さんが「トム・ぺティのファンだ」というセリフ
Tom Petty I Feel A Whole Lot Better
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