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中途の家

2015年12月31日 | Eクイーン
たしか東海ラジオのミッドナイト東海で、柳家小三治の日に読んでいた記憶が。
柳家小三治はクラシックとオーディオのマニアなので、
深夜放送でもクラシックをかける。
ただえでさ眠いのに、「なんとかの×楽章」とか聞かされて、
さらに眠くなる中、一生懸命に読んでいました。
そんな寝ぼけ頭で読んでいたから細かい部分はすっかり忘れていましたが、
シンプルで鮮やかなマッチの推理だけははっきり覚えていました。

でも今読むと、その推理には首をかしげたくなります。
わかりやすい謎と二人のヒロインが絡む人間ドラマは、掲載雑誌の読者に合わせたのでしょう。

後期作品の「顔」「三角形の第4辺」「緋文字」あたりのプロトタイプなんですね。
若く溌剌としているエラリーと明るいストーリーが救い。

この続きでKADOKAWAは「日本庭園殺人事件」を出さないのかな。
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