ギター演奏が趣味なのでピアノは門外漢ですが、バイエルなら名前だけ知っています。
そのバイエルが実は詳細不祥の人物というから驚き。
著者はその謎を追って、ドイツ、アメリカへ旅をする。
ここらあたりは、アリバイ崩しのミステリを読んでいるような気分になります。
ほとんどクロフツですよ。
そして、まさかの一人二役トリック、複数一役トリックの仮説も出てきて、
第三者によるレッドへリングなども登場。
凡百なミステリよりスリリングで面白い。
さらに途中で、謎を解く準備がそろった、という文もあり、
さながらクイーンの読者への挑戦状です。
ここで一段目の解決があるものの、謎は深まり最後の解決まで一気に読めます。
最後の解決には母子の姿が思い浮かび、ただの謎解きに終わらないところもすばらしかった。
■バイエルの謎(新潮文庫) 安田寛
そのバイエルが実は詳細不祥の人物というから驚き。
著者はその謎を追って、ドイツ、アメリカへ旅をする。
ここらあたりは、アリバイ崩しのミステリを読んでいるような気分になります。
ほとんどクロフツですよ。
そして、まさかの一人二役トリック、複数一役トリックの仮説も出てきて、
第三者によるレッドへリングなども登場。
凡百なミステリよりスリリングで面白い。
さらに途中で、謎を解く準備がそろった、という文もあり、
さながらクイーンの読者への挑戦状です。
ここで一段目の解決があるものの、謎は深まり最後の解決まで一気に読めます。
最後の解決には母子の姿が思い浮かび、ただの謎解きに終わらないところもすばらしかった。
■バイエルの謎(新潮文庫) 安田寛
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます