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チラシの裏

プレスリー対ミイラ男

2006年11月02日 | SF
ミステリマガジン(SFマガジンかも)の次号(2007年1月号)に、ジョー・ランズデールの「プレスリー対ミイラ男」という短編が載るそうです。

ランズデールといえば今じゃ日本でも有名ですが、その日本で(たぶん)一番最初に訳された本が「バットマン・恐怖のサンダーバード」とかいうシロモノ、版元は今は無き社会思想社、教養文庫の1冊でした。
ビーチボーイズを歌いながら(ラジオから流しながら)殺人を繰り返す(密室!)怪物サンダーバード(アメ車の)に対するは闇の騎士バットマン! 内容も結末もすっかり忘れて設定だけが妙に記憶に残ってます。

もしやこの「プレスリー対ミイラ男」もそんな怪(バカ)作なでしょうか。

夜のアメリカ南部をトラックで運転中の若き日のプレスリー、助手席にはもちろんギヴソンのアコギ。そこへ沸いて出たのがヴードゥーの呪いで復活したミイラたち(どこから?)。ギター片手に防戦するが、多勢に無勢、あっという間にミイラたちに囲まれてしまうプレスリー。ええい、これまでよと母に捧げるつもりで「That's all right mama」を歌い始めたら、苦しむミイラたち。呆然としながらもシャウトしながら歌い続けるプレスリー、苦しみながら粉々になるミイラたち。やがて夜があけ、何事もなかったような国道。一晩中ミイラたち相手に歌ったおかげでプレスリーはあの歌唱力を得たとか。ああ、これじゃ「マーズ・アタック」では?
なんて話ではないことは確かです。
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