選択

やはり
スクールに入るという選択を選べなかった。

ある程度は予想はしていた、
よほど突発的なきっかけでもなければ
そういう選択を取れるとは思っていなかった。

残念ながら
今の俺にはネガティブな要因が多すぎる、

軽い気持ちで選択できないところが
まさにそういう感じだし

でも、一つだけ言えることは
俺は既にDVDで教わってはいる。

なのに上手くなれない、

つまり、
残念だがあまりセンスがないってことなんだろうな。

長年言い続けているが
撮ってもらえないということも
大きいのかもしれないが

人に教わらなければ自分で修正できないってことは
自分ひとりでの成長は望めないってことだし

とにかく
ここをターニングポイントにして
本当にボード引退になるか
微妙


大事なことを忘れつつあるんだって思う

楽しいからやっていた筈なんだけど

その部分をどうも忘れている気がしてね





で、

昼過ぎ
白馬を出発

美麻のぽかぽかランドで温泉入ろうと思って出発したんだけど
地震から営業休止しているんだね、

仕方ないから別の温泉を検索
腹も減っていたから
道の駅中条で
おぶっこっていうきしめんみたいなほうとうみたいなのを食べた、
特徴としては
ダイコンが入っていることかな

写真撮れなかったけど
美味かった、
いつもはここの道の駅の食堂がやっている時間に
辿りつけないもんだから
初めて食べたけど嬉しい誤算だった。

早めに戻ってきたのは
今シーズン長野市はこれで終わりだと思うから

で、

市内にある温泉



うるおい館へ

初めて行ったけど
鉄の成分の入っているお湯で
かなり温まる

場所的に市内、県庁のそばっていう
街の中にあるのがいい

まぁ
本当に行きたかったのは



善光寺ですけど

修学旅行生かな
学生が一杯いた、




いつも通りのおみくじ




なんか占いとかも
同じようなこと書いてあるんだけど

段々良くなる
みたいな文言

俺からすれば
根拠ないよなぁ・・って感じでさ

段々悪くなるの間違いじゃないのか

って感じなんだけど

終着点

俺は何でボードをしているんだろう？


もう、年齢的に厳しいのは判っている、

今だって肩が痛くてこうして書いているのもやっとだけど

わざわざ長距離走って
結構なお金を使って

止めてしまえばいいのに

でも、何故か俺は
止めようって思うことはあまりなかった。

今年でもう１１年か

紆余曲折あった、

想いも深い


今日と言う日

ここへ行くこと

俺の中ではひょっとすると
終着点になるかも

そんな思いがどこかにあった、


初めてボードをした時

元カノとガーラへ行って
スクールに入って
初心者コースだけ滑って
基礎の基礎だけ教わって

そこからはずっと自己流で

本当に、本当に長かった

ネットの動画、サイトだけがお手本だった、

なかなか上手くならなった。
もちろん今でも限界を感じている、

だからこそ

という思いがあった


色々な形でボードに触れ合うことはあるだろう

年間１００日
シーズン一回、
一生に一回

人によって様々だ

最初はただ漠然と上手くなりたい、だった。

そのうちトリックとかやってみたいになり、

やっぱりカービングが綺麗に切れるようになりたいとなって

あるDVDにたどり着いた、

俺よりも１０以上も歳が上でもまだ現役でプロのボーダー

俺が見たDVDではコブを滑っていた。


本物を見た気がした、

結局あれこれハウツーもののDVDとかを見ても
最終的に向かっている流れは
この流れなんだなって思えた、

いつか同じような滑りが出来たら・・・

そう思ってボードを続けていたのかも


そして
今日

あのスキー場へ行くときが来た。

最後まで頭の片隅にはあった、


スクール
入るなら


ここしかない。ってね






さのさか


唯一
きっと二度とチャンスはない気がする。

なのに




DVDで見たあの人が居た、

凄い気を感じた、


結局、俺は遠くから眺めていることしか出来なかった。


帰ってきて
行ったスキー場についてを
書くことを
どこのスキー場でもしているが

このスキー場に関しては
このスクールが全てと言ってもいいのかも知れない


コンパクトなスキー場
白馬にしてはね、

そして外人さんが少ない、

お客さんも少なめかな



パウとかもあるし




緩斜面もあるよ



コブもあるしパークもある、

必要なものは一通り揃っているって感じで
何不自由ない、

でも、

俺の感じた率直な感想ね。

超初心者以外は
底知れるオーラというか気を感じるのは確かだと思う。


正直あそこまでハイレベルなスクールをやっているスキー場を
俺は他では知らない、

全く滑ったことのない人には
何がどう違うのかも判らないから
全く感じるものはないだろうが
ちょっとでも乗ったことがある人間なら
あまりの差に
居場所がなくなってしまう気持ちになるのは確かだろう。


本当はスクールに入りたかった。

もっとコブに入って弾き飛ばされたかった、

でも、叶わぬ夢だった。



前日の話の続き

今の俺に集団に入れる気持ちの余裕はなかった・・・

午後からスクールに入れるだけの体力もなかった。


昼に車に帰ってきて

本気で涙が出た、

久しぶりだった。
本気で泣いた、

悔しかった、
乗れなかったことがじゃない。

チャンスを逃したことが

夜が大変だった。

初めからホテルなんかとるつもりはさらさらない。

白馬周辺はホテルはビジネスじゃないから
値段も結構するし

そこにお金をかけるなら
高速代が出てしまう、それなら
日帰りで行けって話しになってしまうから

なので

あの狭い車での車中泊

これが懸念材料その２

１９時過ぎにトイレつきの駐車場へ着いて
寝る支度をした、

一応エアマットを膨らまして
その上に寝袋、そして布団と
暖かさも快適度も追求した形にしたつもりだったが

結果は


エアマット。エア漏れ
きっと穴が開いているな

おかげで座席の角が背中に当たる、

痛くて寝れない。

そしてやはりだけど寒い

残念だけどあの車にして快適に一晩過ごせたことはない、

どうやってもフラットにならない点が
一番の問題点、
そしてボードを二枚積んでくると
寝るスペースは作れない。

課題が多い車内だった。

で、

次の日もボードをするということで
もう一つ
試していることがあった。

先週ドラッグストアに行って
準備しておいた
アミノバイタルを飲むことに

アミノ酸とクエン酸でどのくらい筋肉痛を抑えられるもんなのか

まぁとりあえず言えることは

朝まであんまりよく眠れなかった、ということは
間違いない。

帰るまでは

コルチナを帰るまでは
まだそれほど
気持ち的には落ちてはいなかった、

体力的に足がちょっとマズそうって思ったくらいで

このあと温泉に行く予定だったから
そこで回復させて
明日どうなるか

なんて思っていた。

で、

そこそこ早めに切り上げたんで
ゆっくり温泉入れるなぁ
なんて思って

前に行ったときにゆっくり出来たと思っていたから
倉下の湯へ行くことに


う～ん

残念だけど全然ゆっくりはできなかった。

前に来たのが夏だったってのが
大きな原因みたいで

湯船が一つしかなかった、

まぁ

ここで気持ちが落ちたというよりは
既にコルチナの段階で落ちていたんだろうけど

集団を感じて
より自分の個を感じてしまうというか、

難しい表現だけど

俺は自分が好き好んで個でいるわけでもない、

でも、現状望んでいようがいまいが個になってしまっているのは
違いないわけで
交われないのは
変わらないわけでね


個が嫌だと思ってはいない、

ただ、無理して集団の中に居たいとも思わない

結局こんな気持ちを次の日も引きずることになってしまうんだが・・・


一応風呂では出来る限り足を揉んで
次の日に筋肉痛が出ないように
無駄な努力かもしれないがやってみた。


夜ご飯は
来る前に調べていた店へ

八方のそばにある
おひょっくりという店

せっかく来たので郷土料理を食べておきたかった。
日帰りで来る時は
あまりゆっくりしていられないので

店内は外人さんが一杯だった、
８割くらい外人さんかな



いくつかセットがあるんだけど
俺はうどんのセットで

おひょっくりっていうのはすいとんみたいなもので
要するに汁物です、

暖まってとても美味しい
冬には汁物食べたくなるもんだよ。

以前来た時に

初めてこのエリアに来たとき

乗鞍温泉スキー場に来たんだが
その時
反対側の山が凄く高く見えたんだ、

そこがコルチナだったんだけど



何年か経って反対側から行ってみたけど
そんなに高い山でもなかったかな



一応見えないって思っていたのは１０時過ぎで納まって
それでもずっと雪は降っていたけど

とにかく視界があればどうにかなるって感じで


このスキー場のことねぇ

今シーズンの白馬はどこもそうだろうけど
雪が凄い

なのでパウを狙いたくなくてもパウに乗るみたいな

問答無用

ここは
コース以外も
滑れるところがあって
いわゆるツリーラン
ってやつで

コース自体がつぼ型だから
遭難する危険性が低いから可能なんだろうが

要するに下まで降りてくればリフト乗り場へたどり着くっていう
形をしているから、
反対側へ降りなければ
木に引っかかったりしなければ大抵はどこかコースに出れるっていうことで

山の上を横に移動するとスケーティングを強いられる部分があって
途中で面倒になって
木の中へ入って行く、みたいなパターンが
何回かあったな

パウダーに乗れるボードを持っていれば
とても楽しい一日を過ごせるんじゃないだろうか

俺は結構足にきたね。



このコースだったかな

違うか
ジャイアントコースって所だと思うけど
ちょっと厳しかったな、

そういうところも
次の日への流れになるんだけどね。

とにかく
次の日があるってことが
今回最大の課題だったので

一日目を全力では出来なかったんだな、

改めて今回の白馬２日間

一日目
深夜割出発

長野市を出たところから雪が凄い

オリンピック道路も制限まで出せないくらい雪があって走るの怖い

一日雪だろうな。

今回、当然前割のチケットを購入済みなので
行くスキー場は決まっている、

もちろん、俺の趣旨が行ったことのないスキー場へ行くことであるから

残すところ白馬エリアはあと４つか？
もう少しあるのかな

とにかく
高速代の高騰と俺のスケジュール的なこと
その他諸々を加味して
今回は
２日で行くことにして
２箇所行くってことに

でも、２日連続で行くなんて
過去イエティの時に一度やったのみ
それより前は
生まれて初めてやった
スキー教室くらいなもんだ。

つまり、体力的に２日目まともに滑れるのか？
っていう不安を抱えての挑戦


天気が雪なので
長野を越えた時点でコルチナを選択

きっとパウだろうね。


で、また厳密に言うと
コルチナは白馬じゃないのね、
小谷村

まぁどっちでもいいけど、

ホテルの写真は前の記事に載せたからいいか、

最初ここの写真を見たときに
俺は上国と勘違いしていた、
外観がそっくりなんだよね、

調べたら同じ会社のホテルだった、
どーりで

正直、駐車場から面食らってました。

一言で言うと
きっちりかっちり系

ノリが体育会系というか

上国はこんなだったかなぁ？
もうだいぶ前なんで忘れてしまったが

リフトの人はとても陽気で
歌歌ったりもしてます、

全ての人が一声二声かけてくる感じで
サービスがとても行き届いたという表現がいいんだろうか

外人さんウケはかなりいい感じだね、

俺はローテンションなんで
正直あんな風になりたかった

で、

オープンと同時にリフトで上がったけど


なんだかわからない。

真っ白

地面との境がハッキリしない感じ

初めて来たところでこれはかなりキツイ

一本目から
目を閉じて滑っているよう

俺は前から書いているが
レーシックを悲願と思っていたぐらい
目に頼った生き方をしていると思う、
だから
パラリンピックとかでもそうだけど
盲目の人がスキーとかボードをしているのを見ると
本当に神にすら見える、

普通は目で得た情報から頭がコントロールするために指令を出して
それによって体が動く筈だから

それがなく雪面に対応するって俺からは
考えられないんだよね、

ってことで
早速すっ転びまして
ゴーグル吹っ飛んで
そのせいもあって余計ゴーグルが曇って
な～んも見えない感じに

終わりかな

すべて俺のせい。

やりたいことも出来ず、終わり。

運命の糸は交わる事はなく
最接近後離れる、

・・・
言葉にならない


これが俺の人生