2体になったエグゼイドはどちらも永夢のようだが、どの敵を倒すか言い争っている間にゲンムらは逃走。一方、患者である白河のゲーム病は治療できても、がんを切除しなければ命は持たない。白河を助けたい永夢は、困難ながんの手術を飛彩に依頼。自らはアランブラに立ち向かう。飛彩の手術は成功するのか、そしてエグゼイドの闘いは!?
サブタイが1話の「I’m a 仮面ライダー!」と対になってるのな。
永夢が2体に分離した衝撃のラストの続きです。
あれからどうなった!?と思ってたら、本人達も事態を飲み込めずわちゃわちゃしてる隙に、
ゲンムとアランブラに逃げられるというね。楽しいなぁエグゼイド。
しかし、普段のエグゼイドはゲーマー人格のMなので
永夢の人格がエグゼイドとして戦ってるのはすごく新鮮でした。
そうなんですよね。「永夢」と「M」ですよ。
前々から別人格ですよっていう描写はされてたんですが、
なんていうかな、「ハンドル握ると性格変わります」「会社では猫かぶってます」みたいな
軽い感じに捉えていたので、今回、明確に二人に分かれたことで驚いてたり。
うちは子供達が騒がしいのでテレビ字幕を常時ONにしてるんですけど、おかげで
「僕は宝生永夢です」
「Mは俺だって!」
っていうやり取りが文字で見えてしまいまして。「うわぁー」ってなりました。なんか、「うわぁ」ですよ。
そういやパラドやニコちゃんが呼ぶときも、字幕は「M」でした。
さて。今回は公式が事前より「永夢の秘密が明らかになります」と告知していたとおり、
永夢がゲーム病に罹患してることが明らかになります。まぁ劇場版見た人には既知の設定ですが。
いや、そもそも適合者は微量のバグスターウィルスの投与を受けて体内に抗体を作ってるわけなので、
ライダー達も陽性反応が出るんじゃないの?
とくに採血時の永夢なんて、大量のバグスターウィルスの流入が予想されるガシャットの使用直後なわけで、
バグスターウィルスの反応が出ても当然だよな?っていう気もするんですが。
やっぱりゲーム病患者と適合者には、明確な違いがあるんでしょうね。
寄生者の存在かな。なんかそういう違いが解析で出るんでしょうね。
ゲーム病患者は完全に侵食されると、その存在をバグスターにのっとられるけれど(小姫ちゃん)
適合者が完全に侵食されると、その存在が消滅してしまう(貴利矢)っていう。
さらに、ニコちゃんいわく
「あいつね、急にキャラ変えだしたよね。
昔は『僕』とかいうやつじゃなかったのにさー」
とのことで。怖い怖い。
これは、ニコちゃんの正体にもよるよなぁ。
前回、パラド・ニコちゃん・永夢の3人が同じ存在じゃないかと思ったんですが、
ゲーム病の診断結果から、ニコちゃんと永夢は別物だと確定。
ニコちゃんが人間なら、研修医「永夢」がバグスターということになるし
ニコちゃんがパラド側なら、天才ゲーマー「M」がバグスターということだし。
後者じゃないかな?と踏んでますが。
でもツイッターで飛び交う意見を見ると、永夢をバグスターだと推測する人が多いようです。
そっかー、そっちは修羅展開だぞ・・・。
そういや以前の推測で私は何を言ってたっけ?と12話感想を読んだんですが、
この時点では、永夢を100%バグスターだと思ってたんだ。自覚のないグラファイトみたいな。
それが、まさかグラファイトと小姫ちゃんが仲良く同居してる状態だったとはなぁ。
「やっぱりリスクの高いオベは、怖いですよね〜。
もし失敗したら、天才外科医の名前にも傷がついちゃいますもんね」
と笑顔で飛彩を煽るのはMだし、直後の
「だったら、僕のガシャット、返してもらえませんか?」
と真顔でせまるのは永夢だし。人格の境界は曖昧というか、連続してるんだよね。
ゲーム病でありながら、寄生物と完全に融合してる印象。
それはそれで、やっぱり怖い展開なんだよな。
ゼロディのきっかけは永夢なんじゃないのか。
下手すると、永夢がラスボスになる展開だってあり得るんじゃない?
しかしゲーマー人格のMが「俺がやってるのはゲームじゃない、患者のオペだ!」って断言してて、
Mだってドクターなんだよなって、ちょっとウルっときました。
どちらの人格がバグスターであっても、どちらも失いたくないよなぁ。悩ましい。
ゲーム病設定が公開されたので、劇場版がらみの話もしちゃいますが、
6年前のあの事故は、どうやって収束したんだろう。
普通に考えるならば、永夢はその後、衛生省の管理下におかれ
定期的に検診を義務づけられているはず。少なくとも、ゲーム病の自覚がないという現状は不自然。
とすると、事態は衛生省が制御不能のまま終わった、ということでは?
例えば、永夢が消滅して、別の場所で再構築されたとか。
おおっと、ちょっと待ってくださいよ。それって完全にグラファイト状態ですよ。
永夢とM、どっちが本体とか言ってる場合じゃなく
「両方ともバグスター」っていう可能性もあるんじゃないの!?
与太話はさておき。
例え永夢がゲーム病の記憶を失って再構築された存在だったとしても、
「宝生永夢」という名義で大学に進学し、医師免許まで取得してるわけで、
おそらく衛生省はその動向を監視していたはず。
いや監視してたなら、そんな怪しい存在に医師免許与えるなよっつー話でもありますが、
実際、バグスターであるポッピーも衛生省に籍を置いてともに活動してるくらいだから、
むしろ「医者として目の届く範囲に置いた方が得策」という判断か。
そうなると。第1話ですよ。天才ゲーマーMを探して永夢にたどりつくポッピーの回ですけど、
永夢を監視していた衛生省は当然、天才ゲーマーが永夢であることは把握済みであって、
つまり「永夢を仮面ライダーにする」ために動いてたんですよ。
それは自然な流れだよな。永夢なら適合手術の必要もないんだから。
大我。
意識を失ってる永夢から、採血だけしてガシャットをスルーした大我ですが、
彼の目的が「ライダーの救済」(ガシャットの副作用から救う)であるならば、
永夢をその対象から外し、切り捨てたのかなぁと。
しかし考えてみれば永夢の場合、ライダーゲージがゼロになって人間としての存在が消滅しても
バグスターとしての存在は生き残る・・・んだよね?
だからある意味、ライダーとしては不死の存在じゃないの? お、ゲンム倒せそうな気がしてきた。
飛彩。
「俺に切れないものはない」という台詞は、
天才外科医だとめちゃくちゃ格好いいな。やっぱり彼は生粋のドクターだよな。
術後、永夢とはほとんど会話を交わさない飛彩だけど、
それは、永夢の担当したオペの結果は「聞かなくてもわかる」ということなんだよな。
なんか飛彩、すごく格好いいよな。揺るぎない存在。
黎斗。
「ゲームマスターはこの俺だ」と自負していますが、
おそらく彼が切り札と認識しているパラドが、前回から彼の予測を裏切る行動をとっていて、
なんかもう、実質的にゲームマスターはパラドで、黎斗はコマに成り下がってるように見えます。切ない。
ともあれ「九条貴利矢の形見か、乗り心地はどうだい?」とか言っちゃう鬼畜っぷり。
さらに「九条貴利矢の形見で苦しむがいい」とか、拍車がかかってきましたね。
っていうか。やっぱり爆走バイクはやっぱりサブで使うべきガシャットだったんだよなと。
他のドクター達と違い、「真実を探ること」を目的としてた貴利矢を警戒した黎斗が、
敢えて、ユーザー権限の低いガシャットを与えていたのかと思うと、ワクワクしますね。