素晴らしき茜空の会

感想を心ゆくまで書きなぐります。仮面ライダー キバ→ブレイド→アマゾンズ→クウガ→アギト→龍騎→響鬼→カブト→555

仮面ライダーエグゼイド 第39話「Goodbye俺!」

2017-07-16 21:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
クロノスがパラドに襲い掛かった。対抗するパラドだが、力の差は歴然。圧倒され追いつめられたところを、駆け付けたエグゼイドムテキゲーマーに助けられる。しかし、そのころ正宗によってニコがゲーム病を発症していた。ウイルスはなんとゲムデウス。ゲムデウスを攻略するためには、まず挑戦条件のひとつであるパラドを倒さなければならないのだが・・・。


ラブリカの死(32話)で死の恐怖を感じ、心震えていたパラドは、
永夢たちの起死回生の協力プレイ(33話)を見て心躍らせ、戦線復帰するんですが、
今回また、クロノスとの一騎打ちで脳裏に浮かんだ死の恐怖にとらわれる。

そもそも。33話の「いつまでラブリカの死を引きずってる!?」と叱責するグラファイトのように
バグスターは「死の恐怖」なんて知覚しないはずなんですよね。
なぜなら本来、バグスターの世界に「死」は存在しないから。

しかしパラドは死の恐怖にとらわれて、満足に戦うことすらできない。
永夢がハイパームテキに変身できたのは、天才ゲーマーMたるパラドの力があってこそなんですが、
そのパラド自身が、今やハイパームテキの力になすすべもなくワンサイドゲームの状態。辛い。

ハイパームテキが無敵とは言え、本来のパラドだったら対抗できたと思うんだ。だって天才ゲーマーMだもん。
それだけに、悔しい。今回は本当にパラドめちゃくちゃ応援した。声援送った。
土日は朝からリビングでガチ声援送ってるカーチャンで、本当にいろいろ申し訳ない。

ハイパームテキはどんだけ攻撃されてもヒットカウントされてないのが
「HIT」表示の有無で視認できるっていうのが、ナイスシステムですね。

さて。なぜバグスターであるパラドが「死の恐怖」を知り、あそこまで怯えるのか。
それは16年前、死の淵に立った永夢の経験を共有していたから。

「当然だよ、誰だって死ぬのは怖い。僕だって同じ経験をしたことあるから。
 16年前。お前が僕に感染して間もないころ、僕は事故にあった。
 自分が死ぬかもしれないと思ったとき、心が震えた。本当に怖かった」


今回は上堀内佳寿也監督。東映公式のエピソードガイドによると
今話のストーリー上に、印象的に配置されていた数々の水中イメージカットは
監督からの提案で脚本に足されたものだそうで。

かつて幼少時代の永夢が感じた死のイメージ(昏い水底に落ちていく)と同じものを、
パラドも共有していて、クロノスの攻撃を受けたのをきっかけとして再びそれが表層に現れたっていう。
すごく、すごく良い演出ですよね。素晴らしい。

「いままでのこと、ごめんなさい。
 6年前のゲーム大会で、私が負けたのは永夢だって思ってて、
 ずっとぶっ倒したいって思ってた。ホントはパラドだったのに・・・。
 ホントに、ごめんなさい」


ニコちゃんは、自分のこだわり続けてきた相手が「M」であって「永夢」ではないと認識している。
ニコちゃんの相手は、「いつでも遊んであげるよ」と余裕の笑みで見下してきた無敵の天才ゲーマーであって、
ちょっとドジでお人よしで、でも患者のためにいつも必死な研修医ではないと言う。

でも違う。そうじゃないんだよ。

「無理するなよ、本当はクロノスが怖いくせに」

パラドは永夢の分身なんだよ。パラドは、永夢自身なんだよ。
だから。永夢はパラドを救わない。

「別にお前の心配はしてないよ」

パラドは自分だから。
ドクターとなった今は、自分より先に救わなければならない存在があるから。
手を差し伸べなくても、「自分」なら立ち上がれるはず、
「自分」なら死の恐怖を乗り越えられると、そう信じているから。

だって16年前。僕たちはあの昏い死の海に沈むことなく、
必死で戦って帰って来れたじゃないか。
そのご褒美に、日向先生からゲーム機をもらえたじゃないか。

「まだ終わりじゃない、次こそはお前に勝つ」と逃げようとするパラドを、容赦なく掴む永夢。

「次なんてない、敗者にふさわしいエンディングを見せてやる」

だから。本気で戦う。
もしいま、永夢がパラドを失い、エグゼイドへの変身能力を失ってしまうとしたら、
このあと世界がどうなってしまうのか、十分理解したうえで、
それでもパラドの「戦う力」を信じて、本気で勝負に挑む。

今回の永夢は、本当に強かった。
ハイパームテキだからとか、そういうんじゃなくて、
ただひたすらに、パラドを追い詰めていく、その姿が。
それはパラドにとって、まさに死そのものに映っただろう。

死の恐怖におびえ続けたパラドですが、最後の最後に、
永夢の必殺の蹴りに立ち向かい、こぶしを突き出す。
逃げ続けていた彼が、最後の最後に、死に抗った。

消滅していくパラドに、昏い水底に沈みゆくパラドに、永夢は手を伸ばす。手を差し伸べる。

「お前と戦うのは、これが最後だ。
 お前の運命は、俺が変える」


という永夢のセリフは、

「俺は人間に殺されるために生まれた存在じゃない!!
 仮面ライダークロニクルの主人公は、俺なんだ・・・」


に呼応してるんじゃないかな。
「敵キャラとして生まれた」パラドの運命を変えて、
仮面ライダーの主人公としてともに生きようと、そういうことじゃないかな。

次回予告で久々にダブルマイティのガシャットを手にしてる姿を見て
テンションあがりました。パラドはまだきっと、永夢の中に在る。

「俺とおまえが手を組めば、無敵だぜ?」34話

・・・と、最初から確信を持ってそういう解釈してて、
「いやぁぼちぼち終盤だし パチンパチンと詰めに入っている音が聞こえてくるようだな!」っつー勢いだったんですが、
ツイッター見てるといろいろな推測があがってて、見た感じどうやら
「パラドはこれまでの罪の報いを受けた」「永夢は自己犠牲の精神から自分の分身を消した」
というご意見が主流な模様で。

え!? でもそれじゃ救いがなくない!?
(・・・と思ったところで、自分の発想がどんだけおめでたいのか気づくなど)
なんかもう、来週の今頃は「うわー!あんだけ格好つけてアサッテなこと言ってたぜ!」って
赤面しながらタップを踏んでるかもしれないので、いまから心の準備をしておく。
おめでたくてもいいじゃない、救われたいじゃない。

しかし。ビルの屋上で話す二人。背景ではすごい勢いで雲が流れ、
交互に視点を切り替えて続く会話は、現実世界でありながら
どこか心象世界のようでもあって。
あんまり監督とかの違いがわからない私ですが、
上堀内監督ステキです!とか思った。何度見てもすごく良い回。

あと。偶然でしょうが、瀕死の状態で敵の必殺技を食らいながら
最後の最後まで抵抗する姿は、12話の貴利矢を彷彿させられました。

しかし、予告でハイパームテキ見せないで欲しかったなぁ!っていうのはありますよね。
また変身できるようになるとは思ってたけどさぁ、そこはボカして欲しかったよな!(おとなげない)

檀正宗。

「所詮きみはゲームの敵キャラ。
 人間に殺されるために生まれた命に過ぎない」


違うよ、ゲームの敵キャラは「人間と遊ぶために」生み出された命なんだよ。
でも正宗は(おそらくそのことを正しく認識したうえで)
パラドに呪いをかけている。この人は本当に悪魔だな。

檀黎斗。

「心配いらないよ。たとえ消滅しても、私たちのように
 バグスターとしてコンティニューできるからね」


黎斗なりの優しさ100%の言葉なんですけど、
死んだ!あとの!話を!するな!
死ぬ前提で話をされて「あぁ良かったそれなら安心ですね」
なーんて、言うとでも思ったか!!

相手の立場にたって物を考えられないっていうのは、本当に致命的だなっつーか、
黎斗、きっと女性に全くもてないよね?って思った。(よけいなお世話です)

「ニコちゃんの命がかかってるんです」という永夢に対しても
「彼女の命はデータ保存されるから問題ない」という言葉だけで、
あとは「何を言っても無駄だな」という表情の黎斗。

本当にもう黎斗は変容しないっていうか、それが素晴らしいところではあるんだけど、
この人は本当に人間の考え方と相容れないっていうか、
なんで人間として生まれてきたんだろうこの人は。あ、神か。いまは神だったな。

ともあれ。ハイパームテキとして戦える永夢の存在を守ることが
いまの黎斗の最重要課題になってて。
自分の作ったハイパームテキを存分に活かすためとは言え、
永夢を必死で守ろうとしてるのが、なんかちょっと意外な感じではありました。

だって、グラファイトみたいに自分もゲムデウスのウィルスを培養しちゃえば
クロノスのポーズは無効化できるし。
そのうえでなら、たとえ10秒でも自分がハイパームテキ使えば、けっこう勝機ありそうじゃない?
黎斗なら、自分の力で決着つけようと努力しても不思議ないんだけどなぁ。

ニコちゃん。
いつも元気にふるまってきたけど、彼女もライドプレイヤーとしてプレイしてきた、
つまりゲーム病患者だったんですよ。ずっと。
常に消滅の危険と隣り合わせで、でも余裕の笑顔で戦っていた。
だからうっかりしてたよね。こんなに簡単に、死の淵に追い込まれるなんて。

「死にたくない」

泣き叫びたいであろう気持ちをこらえ、押し殺した声で呟くニコちゃん。

「大丈夫。君の笑顔を取り戻してみせる。必ず」

そう約束する永夢は、物語序盤の「日向先生のようになりたい」と言った物真似ではなく
いつしか、本心からその言葉が出るようになっていて。
ドクターとしても、本当に成長したよなって思います。うん。

あと、さらっと大我の着替えを持ってきたニコちゃん。
大我の下着とか詰めてきたのか。もうなんなんだお前らって思いました。
あ、でもニコちゃんお金持ちだし、
買ってきたのかもしれないな、それならいい、それなら納得。

貴利矢が代わりに準備しても良かったんじゃねーのと思ったんですが、

「自分が?・・・まぁいいけど。
 ニコちゃんに野郎のパンツさわらせる訳にはいかねぇもんな。
 ちなみに自分が持ってくると、途中で1度データ化して
 再構築するみたいな感じになっちゃうけど、まぁ問題ねぇよな?」
「・・・(なんかすごくイヤそうな顔で)いや、普通に歩いて持ってこい」
「えぇぇ、なんだよ暑いのに。めんどうくせぇヤツだな」

まで妄想した。

ところで。前にも言及した記憶があるんですけど、
ゲムデウスがクロノスのポーズを無効化できるって、おかしくないですか?
クロノスの力は、最強のボスであるゲムデウスを倒すための、
言わば奇跡の能力であるはずなんですよ。
それが、肝心のゲムデウスに無効化されるとか、ひどくないですか?

・・・まぁ現状、クロノスがド悪党なんで
もう何でもいいから行けグラファイト!って気分ですけども。

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