素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーエグゼイド 第21話「mysteryを追跡せよ!」

2017-03-07 13:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
ゼロデイで息子を失って以来バグスターウイルスの謎を追い続ける刑事がゲーム病を発症。その刑事の思いを聞いた永夢は、貴利矢の命の消滅の理由が知るために飛彩の制止を振り切り捜査への協力を申し出る。獄中の黎斗の父・正宗と面会した永夢はついに、バグスターウイルスが生み出された秘密を聞き出すことに成功するのだが・・・。


貴利矢さん回である。貴利矢さんいないけど、気持ちは貴利矢さん回。
登場バグスターもギリギリチャンバラのラスボス、カイデンです。

「すぎたことを調べて意味はあるんでしょうか。
 そんなことをしたって、失った人が帰ってくるわけじゃない」


上杉刑事に向かって問いかける飛彩。
そもそも医学というものは、失われた多くの命を調べ、その原因を究明し、
対策を講じることで、ここまで進化してきているわけですが。
しかし実際問題、小姫ちゃんの仇であるグラファイトを討ち、
真相を解明したところで、彼女が戻ってくるわけでもなく。

「俺たちドクターの仕事は患者を救うことだ。謎解きじゃない。
 監察医と同じ運命をたどることになってもいいのか?」


余計なことには関わらず、ただ目の前の患者を治すことだけに全力を尽くす飛彩。
それも正しい在り方。
一方、永夢は飛彩とは違う在り方を選択する。

「いえ、(捜査は)僕の仕事でもあります。
 上杉さんの体を治して、笑顔を取り戻したいんです」


そして、ゲンムと対峙した永夢の叫び。

「お前のせいで、大勢の人の命がなくなった。
 上杉さんの家族の無念を、飛彩さんの恋人の無念を、
 そして、貴利矢さんの無念を晴らす!」


「小姫ちゃんの無念を晴らす」という、
その行為に何の意味があるのか?と飛彩が諦めていた行為を
永夢が代わりに背負って戦っている。

「俺は見くびっていたのかもしれない、あいつのこと」

かつて研修医風情とバカにしていた永夢に対して、
正しく評価を見直せるところが、飛彩のすごいとこだよなぁと。

檀正宗。
うーん、正宗パパの狙いがまったくわかりません。
貴利矢が黎斗に殺されたと知って「そうか、彼には期待していたんだが」と言い、
永夢に対して「君なら止めてくれるのか、私の息子を」と問いかけるパパですが。

その一方で、真相究明のために長年足を運び続けている上杉刑事に対しては、
「5年前の事件は、もう終わったことですよ」「あなたにお話しすることは、何もありません」
と、取りつく島もないわけで。

憶測ですが、このパパは黎斗の唯一の味方なんじゃないか?
だとすれば、貴利矢が訪問したことが黎斗に筒抜けになったことや
今回の永夢の訪問があっさりバレてることも合点がいきます。あの親子、きっとツーツーだよ。
愛する息子のために黙して語らず、息子を邪魔するものが現れれば
エサを与えて息子の前におびき出す役目とか、テンション上がるよな!

しかし貴利矢に対して「期待していた」とはどういうことなんだろう。
彼に何を期待していたんだろう。
黎斗のよき理解者、協力者、陳腐な言い方をすれば
「友人」になってくれることを望んでいたとか? いや無理だろ(即答)

まぁ、パパは貴利矢が友人をゲーム病で亡くしたことを知らないから、
そういったしがらみさえなければ、とても魅惑的に思えるような話をしたのかもしれない。
憶測ですけども。

とりあえず、パパは永夢のことを知っていた。
まぁ「世界初のゲーム病患者」だから知っていて当然なんだけど、
それ以外のこと、永夢が把握していないことも、知っている気配がある。
おそらく永夢には、仮面ライダークロニクルで果たすべき何らかの役割があって、
そのために「生かされてる」って感じがする。

「天才ゲーマーMを推薦したのは、黎斗なの」

ポッピー!それ重要情報!もっと早く教えて!!

黎斗。

「満たされない人々に、夢と希望を与える。
 それが、ゲームというエンターテイメントの使命だ。
 そして、それを実践させる神の才能が、私にあるのだからな!」


おそろしく自分勝手なことを声高に叫び、
死んでいった人たちの無念を突きつける永夢を無情に蹴倒します。いいぞ!

しかし、エンターテイメントの必要性、素晴らしさについては異論ないんですが、
なんでよりによって「現実世界で生死をかけたサバイバルゲーム」を選択したかな社長。
例えばハンターハンターのグリードアイランドとか
エグゼイドだとドレミファビートとかジュージューバーガーとか
現実世界でプレイして楽しめるものが他にいくらでもあるだろ?と思うのですが。

そんなこんなで死のデータを蓄積した黎斗、いよいよレベルX(未知数)に進化。
しかし、その理屈でいくとダブルマイティはレベルがダブルXだぜ?って思いましたが、
エグゼイドも未知数にまで進化しようと思ったら、何かのデータを集める必要があるんだろうな。

大我。

「目には目を、ゲームにはゲームを、だ」

という理屈で、作さんにゾンビを倒すゲームの作成を依頼します。
いや400万じゃ足りないよね? あと制作期間もかなり必要だよね?

しかしメカラウロコの作戦だった。
OPに作さんの名前を見たときも、この展開はまったく予想できなかった。
そういや15−16話に登場のリボルバグスターは「味方だからダメージにならない」という
ゲームシステムに則って、エグゼイドの攻撃を全て無効化してた。ルールが全てなんだよな。
「ケチャップをかけてゾンビを消すゲーム」を起動すれば、ゲンム消せるって話ですよ。そうなの!?

現在、ガシャットを作ることができる黎斗が「ゲームマスター:神」であるわけなんですが、
その黎斗がクズ呼ばわりした作さんも、実は神に対抗できる存在だったという。
そう考えると、黎斗は作さんをすぐに始末してしまうべきだったんですね。
それを正当に評価することなく、クズ呼ばわりしてバグスターの依り代にして弄んだだけ。

もし本当に、このさき作さんのガシャットで
黎斗が窮地に立つような展開になったら、とか考えたら
心が踊るな! それまでゲンム生きてるかな。

だって次回予告がアレですからね。
何が起こるんだろう。ドラゴナイトハンターZはおそらく一番最後(24話)なので
次回はシャカリキスポーツorドレミファビートですね。どっちだ。

ちなみにここまで登場の各ガシャットのラスボス。残りは3体。
01:ソルティー(12話)
02:アランブラ(14話)
03:リボル(16話)
04:モータス(18話)
06:ガットン(19話)
07:カイデン(21話)
08:バーニア(20話)

なお。今回ゲストの上杉刑事は諏訪太郎さんでした。
バグスターが倒されたときに、余韻っぽくご本人もわたわたと踊ってらしたのが最高でした。

最後に戦闘シーンで印象に残ったあれこれ。

・ブレイブのドラゴナイトハンターZフルドラゴン。
 永夢や大我は最初にフル装備したときは使いこなすのも精一杯な感じだったんですが、
 Lv.50を使いこなした飛彩には問題なかった。
 なんか、あっさり使いこなされるとそれはそれで寂しい。

・スナイプのLv.50も慣れてきた感じですね。
 レベルではパラドと互角、経験値では大我の方が上とのこと。経験値関係あるのか。

・ゲンム。動きが素晴らしい。
 のけぞって攻撃を避けるとことか、くるりと回って立ち上がるとことか最高です。

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