素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーエグゼイド 第30話「最強VS最強!」

2017-05-08 19:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
レベル99の力を手にいれたパラドは、バグスターを裏切ったポッピーを消去しようとする。そんな彼のやり方が許せない永夢は、パラドの要求をのみ一騎打ちを承諾。二人は決戦の場へと去っていく。そんな永夢を放っておけないポッピーは、黎斗が残した「ウィルスを抑制する」というガシャットを調べ始めたが・・・。


ネタバレ的なものをできる限り回避していますので、
黎斗の声を聞いて驚きつつ「え!? ・・・いやいや音声だけの参加とか?」
変身をといて現れた黎斗の姿に驚きつつ「えぇ!? ・・・いや、残留思念の怨霊バグスター的な?」
んで。あの社長キャラを目の当たりにし「本人だよ!これ本人降臨だよ!」と三回驚いた朝でした。
最高です!ありがとうございます!!!

いや、ネタバレ回避と言いながら、OPのキャスト名はチェックしてたんですけども
岩永さんの名前、あったんですね(録画で確認)
気づかなかった。っていうか、レギュラー陣のパートは油断してて余裕の見逃しですよ。
結果オーライ。次回からキャスト見ないようにする。
エグゼイドは一時期OPなかったけれど、その方がネタバレ回避できて良いよね。
OP大好きなので、OPあるとテンション上がりますけども。

さておき本編。

「飛彩さん、患者さんをお願いします。
 大我さん、ニコちゃん。仮面ライダークロニクルの攻略は、任せます」

「ポッピー、ごめん。みんなが近くにいると危険だから、オペに集中させて欲しいんだ。
 安心してください、終わったらすぐに連絡します」


っていう展開は、もう最終戦に向かう主人公そのものだし。

「最高の頂上対決だな、永夢!
 この戦いには、あらゆる運命がかかってる。
 バグスター最強の俺と、人類最強の永夢!
 勝者は世界の支配者になって、敗者は世界から滅びるんだ!」
「人類の運命は、俺が変える!」
「バグスターの運命は、俺が変える!」


っていうやりとりは、もう最終回のクライマックスそのもので。
・・・ってあれ、これを中盤でやっちゃったら、ラストはどうするんだ。

ともあれ。もはやラストに向けた「熱い、熱い展開っすよ!」というシーンが続き
今回はそんな直球勝負で終わるのかな、と思ったところでの。

壇黎斗ですよ。おかえり社長!!!

さて一体。これはどういうことなんだろうか。

「こいつはおそらく、プロトガシャットより前に作られたもんだ」

という大我のセリフもあるように、作られたのは6年前のゼロディ以前。
正式名称「プロトマイティアクションXオリジンガシャット」とあるように
オリジン、起源・根源・始まりとなるもの。

つまり。バグスターウィルスを利用したゲームシステムを構築するにあたり
まず最初に安全装置を作った。これはゲームソフトではなく、
「バグスターの力を無力化するステージを展開」するためだけのソフトじゃないかな。

まぁ、中には普通にマイティアクションの世界が広がってたけどね。
あの、横スクロールな世界観がとても良かったです。提供テロップの背景で見慣れた画面。
土管を見た時には、「お宝は絶対その土管の向こうだ!」って思ったよね。

そんなオリジンガシャットですが、テストプレイ(ゼロディ)実行時には、
もしバグスターが黎斗の想定を超えて暴走した場合、すぐにプレイを一時中断できるよう、
黎斗が肌身離さず持ち歩いていたんじゃないかな?と思います。
しかし、テストプレイは順調に進行し、黎斗のコントロール範囲内で無事に収束する。

さてこの安全装置(オリジンガシャット)をどうするか。
常に携帯していれば安心だけど、この存在がバグスター(パラド)に知られたら、終わり。
考えた結果、黎斗はオリジンガシャットを例の隠し小部屋に設置する。
前回のポッピーのセリフもあるとおり、これはわりと最近のことかな?

完全な妄想ですが、オリジンガシャット自体に通信機能がついてたか、
あるいはあの宝箱がハード機器で、宝箱にセッティングすることで通信が可能だったのかも。
万が一の場合には、黎斗の持つなんらかの端末から起動できるような設定だったんじゃないかな。

そう考えると、万が一バグスターが暴走した場合でも、ゲンムコーポレーション内だけは安全エリアになる。
一度は放棄した社長室に黎斗が再び戻ってきたのも、そういう理由があってのことかも?

んで。23話。存在の全てをデータ化されバグヴァイザーに吸収された黎斗。
バグヴァイザーはそもそも黎斗が使っていた携帯端末なので、
おそらくゲンムのメインサーバーとつながっているものと推測。
黎斗はバグヴァイザーからメインサーバーを経由してオリジンガシャットに移動し、
パラドに見つからないよう自身のデータを圧縮してパスワード(ゲーマードライバー)でロックした
ってな感じでしょうか。

自身の圧縮した黎斗に最後まで残されていた「ファイル名」が
「ゲームマスター」だったというのが、本当にもう道化すぎる。

もっとも。黎斗はそこまでして必死に隠れていたんですが、
23話の時点で「あいつはすでに、心も体も死んだようなもんだ」と黎斗を評していたパラドは
隠れるまでもなく、黎斗を探す気もなかっただろうし、そもそも、今まで忘れていましたよね?っていう(苦笑)

ところで。ツイッターで「バグスターにゲーマードライバーは使えないはず」というご意見を見かけましたが
自分はそんなに違和感なかったな。人間のデータを取り込んだバグスター(パラド)に使えるなら
データ化された人間が使っても、当然な感じが。

もしも、今回の復活が事前から想定済みだったとしたら、
当然、同梱のゲーマードライバーは自分が起動できるような設定にしてあるはずだし。
・・・想定してたのか。ドライバーもセットで保管されていたってことは、想定内だったのか。

あと。これもツイッターで話題になってましたが「消去された人たちの復活は、バグスターとして、なのか?」
今回の黎斗は、削除されバグヴァイザーに吸収されたからああいう形になってますが、
完全に消滅した貴利矢さんは、もうデータも残ってないと思うし、
ポッピーやグラファイトは「身体」という質量を現実世界に維持したままなので、
その質量をそのまま元の体に戻すことができそうな気がする。帰ってくるのか小姫ちゃん。

ただ、その理屈で言うと、ライドプレイヤーも消滅して何も残ってない気がするんですよね。
それを「復活させる」と約束してるのは・・・どうするんだろう、
でも確かに、バグスターの人たちにとっては「人間もバグスターも似たようなもんだろ?」とか
ざっくりしてこと言いそうである。パラドあたり「むしろ喜べよ!?」とか言う。絶対。

ともあれ。まったく言うことを聞かない黎斗に振り回されながら、
最後は黎斗を閉じ込めちゃうポッピーは、ガチで黎斗のお母さんにしか見えませんね。


永夢vsパラドの頂上対決。

「やぁみんな!」と笑顔で現れたパラドin永夢。
見るからに「お前パラドだろ」感満載なんですが、これは最初から遊び半分でやってるよね。

そんなパラドは、自分を裏切ったポッピーを消すと宣言するんですが、
これはもう100%、永夢を本気にさせるためだけの手段であって、
裏切られたことに対する怒りや恨みは存在しないんだろうな、と。

その点、自分のルールを逸脱されることを大いに嫌い、
裏切り行為を決して許さない黎斗とは、正反対な存在だよな、と思う。
パラドは「ゲームを楽しみたい」という、ただひたすらに純粋な人間ばなれした存在だし、
黎斗は真逆に、自分の欲望でドロドロになっている、とことん人間っぽい存在だなと。

「じゃあ、俺たちの決戦の場にふさわしい場所に行こうか」

と二人が足を運んだ先が「ネクストゲノム研究所」でテンション上がりました。
ここが、パラドの生まれた場所なんだよなぁと。
さて今週はいよいよ平成ジェネレーションズのDVD発売ですよ。
がっつり見て、感想文も書き殴りたいと思います!

「レベルは互角のはずなのに」
「根本的な問題さ。お前が天才ゲーマーMの腕を身につけたのは
 お前の中に、俺がいたからなんだぜ。
 オリジナルの俺に、勝てるわけがないだろ?」


寄生者であるパラドが「オリジナル」を名乗る違和感。
人間サイドから見たらパラドは「寄生者(パラサイト)」なんだけど、
バグスターサイドからは、最初に生まれ、全てのバグスターの源(オリジナル)である。
永夢がゲームフィールドで最強だったのも、パラドのおかげ、なのか。
納得ですが、その理屈だと、ほぼ互角で戦えてる永夢はやっぱりすごい。

「さぁフィニッシュだ」と生身の永夢を攻撃しようとするパラドには、ちょっと違和感ありました。
18話。怒りにまかせて黎斗をぶちのめしたパラドは、
黎斗の変身が解けたら、それ以上の追撃はしなかったんですよね。そこでゲームは終わってるから。

永夢に対しては、そうじゃないのか。永夢を消すことがパラドの目的なのか。
パラドは本当に、永夢の存在を消して自分が完璧な存在となり、バグスターの世界を作ろうとしてるんだろうか。


その他あれこれ。

「これは6個目のゲーマードライバーか」

数えてみた。
①永夢→(破壊され使用不能)、②飛彩、③大我、
④貴利矢→永夢、⑤黎斗→パラド、⑥バグスター黎斗、ということですね。


「ここは私が・・・」
「私たちが、の間違いでしょ?」


から始まるニコちゃんとポッピーの共闘。
女性ライダーが並んで戦うなんて、ライダー初じゃないですか!?
・・・と思ったけど、冷静に考えてみたらキバ劇場版の例もあった。
しかし、予想外の二人が肩を並べて戦う展開は、いつの時代も熱い!

そういう意味では、予告のマイティ&プロトマイティの並びも感動的でした。
まさか本編で、そんな展開が見られるとはなぁ・・・ありがとうエグゼイド。

「心配いりません、あなたのゲーム病は、私が治します」

と患者に語りかける飛彩の口調には、初期の自信たっぷりだけど作業的だった頃とは違い、
患者に寄り添い、安心させてくれる響きがあります。
医師としての成長を感じる。

「ゲーム病の体で戦うのが、こんなに辛いなんて」
「・・・あいつだって、患者じゃないか!」


患者の言葉に永夢のことを思い返す飛彩。
このセリフが、今回一番グッときました。
そうなんだよな、患者である永夢自身が執刀し、自らの一部を切除しようとしている凄み。

今回、飛彩の変身シーンはなかったんですが、
手にしていたのがダブルガシャットでした。前回拾ったまま返却していないのか。
いや別に大我の私物ってわけじゃないけど。バンバンシュミレーションズが続いたので
ここからしばらくはタドルファンタジーのターン?


永夢の体を人質に取られていたCRの面々ですが、
黎斗の作る結界の中では、永夢の存在を守ることができるという、
なんていうか、なんていうかうん、この結界を作っているのがよりにもよって黎斗だっていうのが
「どうすんだよ、これ」感がすごいね。

前回から大我&ニコペアもCRに拠点を移動してる感じだし、
これからはこのメンバーがCRを本拠地にするの? すごいな。喧嘩しか起きないぞ。

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