突然の敵の攻撃により父・ホクトが行方不明になってしまい、不安を隠せないハヤト。そこに現れたのは、なんと時空を超えてやってきた“9歳のホクト”だった! 光の粒子に包まれてタイムスリップしてきた<少年ホクト>は、地球を守るため、そして元の世界に戻るため、最新技術を結集し完成した「シンカリオンALFA-X」の運転士になることを決心する。二人の想いとともに、北海道支部・山形支部・大宮支部・名古屋支部・京都支部・門司支部から集結した<チームシンカリオン>は宇宙最強の敵に立ち向かう!
チームシンカリオンは日本の平和と安全を守ることができるのか!
ハヤトは父・ホクトと再会することができるのか!?
チームシンカリオンは日本の平和と安全を守ることができるのか!
ハヤトは父・ホクトと再会することができるのか!?
ソロ鑑賞です。
「いや、こども向け映画とかいつも見てるし♪」とか思ってましたが
いつもは小学生の子供を連れて、保護者ヅラしてるんですよ。
ところが今回はソロなんで、席選びも「私のようなものが小さなお友達の邪魔をしてはいけない」
と意外なとこで悶々としたり、ちょっと肩身の狭い気持ちで鑑賞してました。
まぁでも、思ったより大人の割合が多かったような?(希望的観測込み。
意外とオジサン単騎が多かったイメージ。鉄さんでしょうか。
ちなみに隣の席は若い女性二人組だった。リュウジ推しの模様。
わかる!(脳内で一方的に握手!
逆サイドのお隣はシンカリオン大好き女児でして、
この劇場版では本編の前に、ハヤトが紹介する別映画の告知があったんですけど、
「シン・エヴァンゲリオン」ってタイトルコールに「・・・え?」という
マジ困惑な声をあげてたのが可愛かったです。
シン( )リオン、そりゃお子様も困惑しますがな。
さて。良かったです劇場版。観てる最中から「もう一回観たい」ってなった。
やっぱね、シンカリオンが全機登場しての戦闘シーンとか
メチャクチャ華があるよね!これだけで、観に行った価値がありました!
ただ、個人的には「あの謎の回収は?」っていうのがいくつか残ってて
私が理解出来てないだけかもしれないけど、
ラストに「シンカリオンはまだ続く」のメッセージもあったりして
この劇場版はテレビシリーズの集大成ではなく、
新シリーズの序章なんじゃ?って印象でした。
この流れだと、テレビシリーズの続編いくんじゃね!?(期待大。
というわけで、当ブログでは期待を込めて、
あらたに「シンカリオン」のカテゴリを増設して待機しますよ!
以下、ネタバレ感想はスクロールの後。
粗筋にも「突然の敵の攻撃によりホクトが行方不明になってしまい」とあり、
鑑賞中の印象もそうだったんですが、
鑑賞後に考えてみると、そうじゃなかったんじゃねーの?っていう気がします。
時系列で追っていくとですね。
・半年前、使命を果たしたシンカリオンチームが解散する(テレビシリーズ最終回)
・地下に潜伏したソウギョクが、宇宙に散らばったキトラルザスに対し
「地球には君たちの求める『アレ』があるよ!」的な無責任メッセージを送りつける
(このソウギョクの行動の目的が不明なままなんですよね。 ★疑問1
ソウギョクだから、なんらかの作戦のひとつだと思うんだけど)
・そのメッセージを受け取ったナハネ&オハネフが、
最強兵器ヴァルドルを完成させる最後の一手を求めて地球への侵攻を決意。
・一方、超進化研究所では次世代に向けてシンカリオンの新型機「ALFA-X」を開発
しかしソフトウェアの面で完成まで一手足らず
(「あと一手」が足らないのは奇しくもナハネ達と同様。
「ALFA-X」と「ヴァルドル」を完成させるためのピースが同じもの?)
・そんな折、シンカリオンが何者かにハッキング(?)を受けデータを書き換えられる
(いや、めちゃくちゃ怖くないですかソレ。
実戦に投入したり、パイロット乗せたらいけないやつでは?!)
・その結果、ALFA-Xのソフトが完成したので、シンカリオンの運転手を集めて適合テストをやる
(いや、それ完成カウントしちゃダメなヤツだよね!?)
(それとも、更新されたデータが信頼できるものだったの? 誰が更新したのさ) ★疑問2
・適合テストより少し前に、北海道にて謎の地下トンネルが発見される。
そこにはなぜか大量の「白い粒子」と、使い古されたような「ALFA-X」があった。
(これが「どこから来たのか」が今作品内のオチかと思ってたけど、まさかのスルーエンド)★疑問3
・白い粒子が暴走により、別の時空にいたゴジラが召還されるも、すぐに消える
(てか、どの時空につながったらシン・ゴジラが存在するんだよ)
(そして以降もわりと簡単に召還されまくるゴジラw)
・現地の視察のため、出水指令長が北海道へ向かう
・やや遅れて、速杉指導長とハヤトが北海道入りする
(最初は「長期休暇が取れたから家族旅行に」っていう建前を真に受けてたんだけど、
①ALFA-Xの適合テストという、割と重要イベントと同タイミングでの休暇
②速杉家のメンバーで、雪山に猛烈に行きたかった人がいない
「今度E6に乗せてよね」「E5じゃだめか?」という会話=希望は別にあったのに敢えての北海道
③E6と923ドクターイエローを帯同し、いつでも使用可能な状態で待機させてた
っていうあたり、出張に家族サービスを追加したっぽい。サクラちゃんとハルカも何気に大変よね)
・白い粒子の暴走(?)によりシンゴジ出現。ハヤトとホクトで迎撃。
・白い粒子を攻撃したことにより、ハヤトとホクトが別空間に移動
→ハヤトは第三新東京市に移動、しばらくして現在に戻る(その間の記憶は残らない)
→ホクトは9歳の自分と入れ替わる
白い粒子により別時空に飛ばされた人は何人かいるんだけど、
入れ替わったり、記憶を残したまま移動できたのはホクトだけなんだよね。
「黒い粒子に触れることで記憶を取り戻した」って設定もあったけど、
自分の時代に戻ってからハヤトが生まれるまでの間に、
ホクトが黒い粒子に触れる機会はあったんだろうか。あったの?
ALFA-Xの起動条件についても、とくに言及はされなかったけど ★疑問4
適合可能だったのは、今回は9歳のホクトだけだったし。
いや、大宮にいたハヤトとセイリュウは、みんなに先立ってテストしてたと思うんだが
その結果は視聴者に公表されてないんだよな~、明らかにして欲しかったよな。
あれこれ考えると、あのタイミングで白い粒子の暴走が起きたのは
ホクトが近くに来たからでは?とか、
シンカリオンに謎のデータをダウンロードさせたのは未来のホクトでは?
なんて勘ぐってみたりしてる。
・埼玉で謎の怪物体反応。捕縛フィールドを射出し基本メンバーが投入されるも
別の時空(昭和の東京?)に飛ばされ、連絡が取れなくなる
・さらに名古屋で反応あり。西日本メンバーが投入され
別の時空(明治時代?最初は明治村にでも行ったのかと思った)に飛ばされる
あらためて思い出してみると、
ここまでは単なる「白い粒子の暴走」っぽいんですよね。
通常は巨大怪物体とセットで現れるはずの「謎の車両も確認されていないのに!?」とか言ってたし。
・(どこだか忘れたけど)黒い新幹線が現れブラックシンカリオンオーガに変形。
・運転手はソウギョク。これにビャッコが対峙する。
・ナハネ達がようやく東京上空に登場。
・シンカリオン運転手が不在のため、東京駅の迎撃システムが作動。
東京駅迎撃システム。本編時では、一般市民に悟られないよう、深夜帯で時間との勝負だったんですけど、
今回はもう、上空にインディペンデンス・ディ並みの浮遊物が来ちゃってるので
あっさりスイッチオンでした。
ここへきて登場した東総司令の姿に「キミのことすっかり忘れてた!」ってなったよ。
好きなキャラなんですが、登場人物多いから忘れられ気味だよね(苦笑。
あとはまぁ、華麗なる戦闘シーンが披露され、
敵は倒れ、みんなは元の世界に戻る、という展開なんですが。
でも、ハヤトは「敵を倒す」というより「対話して解決法を一緒に見つける」人だと思ってたので
「話を聞いてあげないの!?」って思った。
まぁ、相手は地球を占拠する気満々だったし、今回はお父さん行方不明問題もあったりしたしな。
あと、ナハネは最強っぽさを全面に押し出してきてたんだけど
ぶっちゃけ、「宣戦布告してゴジラにびっくりして、シンカリオンの反撃受けて負けた」だけ、
みたいな感じで ちょっと不憫にすら思いました。意外と影薄かったな~。
ナハネ、実は死んでなくて、今後も登場しますよ~!っていう展開を期待したいのですが、
声優さんがゲスト参加っぽいので本編は無理かな?残念。ナハネ可愛いのに。
んで。
シンカリオンの世界には「黒い粒子」というのがあって、
それはつまるところ、キトラルザスの技術力で作られたナノマシンな訳ですが、
一方、シンカリオンの機内にも「白い粒子」が満ちてたんですよね。
いままであまり深く考えてなかったんですけど。
今回の劇場版にて「白い粒子」は遥か昔、宇宙にでたキトラルザスが持っていた技術で
強大な力を持つ一方、制御がとても難しいものだったと。
それって、シンカリオンの機内に満ちてるものと同じ、だよね? ★疑問5。
(違うなら、色を変えると思うんだ。変えてくれ)
というわけで、ここへきて「シンカリオンの誕生」に謎が生じてしまったわけですよ。
八代さん+ホクト(超進化速度)、その他もろもろの力をあわせて完成させた、
みたいな話だったと思うんですが、古代の超文明が出てくる隙はなかったよね。
ってことは、ホクトの「超進化速度」が白い粒子と関係あるの???
そのホクトなんですが、幼少時代が意外とダークでビックリしました。
もっと天真爛漫な半生を送ってきたものだとばかり。
知らない世界に一人飛ばされたのに、親や家族を恋しがって
泣いたり寂しがったりする様子もまったくない。
挙句「ハヤトやサクラ、ハルカが困るから、僕は帰ったほうが良いんだよね」とか言うんですよ。
え?キミ自身は帰りたいとかそういうのないの!?っていう。なんかすごくホラーなんだけど。
本編内でホクトの実家に触れたこと、あったっけ? 記憶にない。
ホクトの過去は、大学時代とかサクラとの出会いとか、ごくフツー、ごく平凡な印象しかないんだけど、
なんか重大な秘密を抱えてる可能性も浮上してきましたよ!伏兵がこんなとこに!
ってな感じで。小さいお友達には「敵を倒してお父さんも戻ってきて、良かったね!」というお話なんですが
オタクにとったら「投げっぱなしで終わるんかーい!」っていう感じがありましたよね(苦笑。
それでもエンディングの後のおまけタイムで回収してくれるはず!と心待ちにしてたら
まさかの「さらに謎をひとつ追加しておしまい♪」というオチ。ある意味どんでん返しだよ。
でも、シンカリオンさんには全幅の信頼を寄せておりますので
いつか何らかの形でちゃんと回収してくれると信じているんだぜ!!
その他良かったとこ。
・シンゴジラ。
これもう、データを制作元からもらってきてますよね! っていうレベルで本物w。
・エヴァンゲリオン
劇場内に高らかに鳴り響く「残酷な天使のテーゼ」 俺たちはいま、何を見ているんだ?!
本編では顔出しのなかったレイやアスカも、今回は顔を出しての登場。
シンカリオン世界線のシンジくんは、お兄さんキャラでステキよな。
・Fun Fun We hit the step step
このシンカリオンメンバーで踊るZooダンス、Youtubeで公開していただけませんか。
・お父さんが行方不明と聞いて、詳細がまったくわからないのにハヤトに問いただすことなく、
「大丈夫だから」と繰り返し伝えるサクラちゃんがすごいなって。
・でも、ハルカに対しても「大丈夫だって」って言っちゃうあたり、
ハルカがまた蚊帳の外に出されてる感じで、
それはサクラちゃんもキャパオーバーな時だから、そうやってその場しのぎを言うしかないんだけど、
ハルカもいつかちゃんと、蚊帳の外じゃなく、ちゃんと輪に入れてもらえるといいなって思った。
・「おねえちゃん(アズサ)のまつげ、変なの」
そ、それは!1話からずっと思ってたけど、なんかもうすっかり見慣れてきて
そういうもんだから~とすっかり当然になってきた今ごろになって!そんなツッコミを!
・小学生ホクトの口調がすごい。
ハルカを彷彿とさせる部分はまだしも、二人称が「貴殿」っていうのは一体。
同級生から距離をとられているのも、鉄オタ云々ではなく
「貴殿」とか呼んじゃうところがアレなのでは?と思ったり。
・メガネキャラなんだよねホクト。
お父さんはメガネしてないんだけど、コンタクトなのかなぁ。
・いつものメンバーで町歩きしてるとき、他のメンバーがオレンジジュースだけなのに
しっかりスイーツも食べてるアキタとセイリュウ萌え。
・ツラヌキの四文字熟語を楽しみに待機してたんだけど、
これがまさかの「満員御礼」 さすがは劇場版である。
・今回はソウギョクが暗躍してた。おまえ、それなりに良いヤツだと思っていたのに。
でも、やられ方が大変キュートだったのでよし。
・ブラックシンカリオンオーガに乗ってきたの、誰かと思ったら、まさかのビャッコ!
・今回の劇場版で、私のテンションが一番あがった瞬間がココでしたよ。
・ビャッコ、本編ではわりと早く消えちゃったんだけど、やっぱしイケメンですね!
・ブラックシンカリオンってセイリュウしか乗れないと思ってたんだけど、
オーガは別枠なんだっけ? キリンが乗ってたヤツ?(忘れてる。
・そして、ビャッコとセイリュウがクロス合体するとか!神様ありがとう!
・ゲンブ。超進化研究所で働いててビックリしつつも納得。
・シンカリオン好きが嵩じて、まさかの戦線参加!そしてE6キック(渋い声で
・E6が、まさかゲンブの専用機になるとは予想外だったな。
・「久しぶりの会話が命令形から始まるとか。わかってないんだから」と文句言いながら
嬉しそうなスザクがメチャ良かったです。
・キトラルザスの面々は、それぞれが自分の思うように自由に生きてるんだけど、
久しぶりに会ったときでも変わらぬ情愛を見せてくれてて、
この関係性っていうか距離感、すごくいいよね。
・今回の至言。「好きっていう気持ちに、それが役に立つかどうかなんて関係ない!」