素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーエグゼイド 第18話「暴かれしtruth!」

2017-02-15 09:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
永夢が適合手術も受けずにエグゼイドに変身できた自分の身体に疑問を抱き始めた。真実を教えて欲しいと迫られる飛彩だが、永夢がゲーム病に冒されていることなど言えるはずもない。黎斗が幻夢コーポレーション社員の作をゲーム病に感染させた。通報を受けた永夢と大我は作のもとに駆けつけるが、すべては黎斗が仕掛けたワナで・・・。


なんかもうOPがないのが通常運行みたいになってきましたね。
映画の宣伝が本格化したら、またOP復活するかな?

さて本編。黎斗回。

作さんにバグスターウィルスを感染させ、煽りまくる黎斗。

「その体でゲームを作ることはできない。
 いや、どうせ作ったところで、クズみたいなゲームだろうな!」


うわぁ、そんなに他人が勝手にガシャット作ったのが嫌だったんですか!?
とドン引きしていたら、ストレスmaxにしてバグスターを具現化させるためだった。
・・・しかし、変異したウィルスであれば、感染と同時に具現化することも可能だったわけで
やっぱり、いびり倒したかったんじゃないかな疑惑が強い。生き生きとしてたし。

「ゲームマスターにさからうな!
 宝生永夢も小星作も、勝手にガシャットを生み出した。
 ガシャットは私が考えた! 私にしか作れないものだ!」


「君たちバグスターだってそうだ。
 私の計画を実現させるための駒にすぎないんだよ」


「ゲームマスターの私こそが、神だ!」

一人で語りまくる黎斗。とても楽しそうである。見ている方もとても楽しいです。

「一般市民がライダーに変身し、生き残りをかけた死闘を繰り広げる、
 究極のサバイバルゲームがな!」


というセリフに龍騎TVスペシャル版、高見沢さんの
「人間はみんなライダーなんだよ」を思い出しました。

しかし。そんな黎斗を見るパラドの目つきの冷ややかさ。こちらも大変素晴らしい。温度差。

「ゲームのルールに従って、競い合って勝敗を決める。
 それが、バグスターの生き様だからな!」


バグスターの流儀。バグスターの美学。
そんな彼から見ると、黎斗の態度は
「負けそうになったら電源切ればいいんだよ」と笑う子供のようなもので。
パラドはそんな黎斗に対し、怒りや反発ではなく単純に「白けた」という感じに見えます。
なんていうか、透き通ったような、色を失って存在の透明度が増したように見える。

永夢をゲームから追放しようとする黎斗の態度にとうとう愛想を尽かし
レベル差があるにも関わらず、本気でオーバーキル級の攻撃を乱発するパラド。
いやぁ本気のパラド強いね! こんなのが敵だったのかよと唖然とするレベル。

ゲームフィールド内では容赦なく攻撃するけれど、変身が解除されたら追撃はしない。
だってルールを守って楽しく遊ぶのがバグスターの流儀だから、と言いたげな笑顔が良いよな。

そんなパラドに対し、あくまでゲームマスターとして優位を取りたい黎斗は
永夢を消滅させるという手段に出るのだった。卑怯! 卑怯だが黎斗はそこがいい!

次回予告の帯に「エムが消える」とあったんですが、見た感じ、消えたのは「永夢」だよね?
「エム」と表記することで、「永夢」「M」のいずれかを明言しない作戦か。これはわからんな。

ところで。黎斗はゾンビだからオーバーキル級の攻撃を何度くらっても死なないんですよね。
すでに死んでいるものを、もう殺すことはできない。

でもさ、ダメージは受けてるんですよ。怪我してるし、痛みや苦しみもあるんじゃないのか?
普通なら死ぬほどのダメージを何度も受けて、それでも決して死なないというのは
無敵だけど恐ろしい恐怖じゃないですか? そう考えると黎斗の生き様は鬼気迫る。

あと黎斗の作った新しいガシャット。タドルファンタジー。
あれってスロットが2つ必要ですよね?
バグヴァイザーにはスロットが1つしかないのに、どうするつもりだったんだ。
あれはベルトいらないのかな? パラドがつけてるのは単なるホルダー?
見てる感覚としては、Lv.5から上は普通の人間には使いこなせないイメージあるんだけど、
Lv.50とか使えるのか? 人間の皆さん。

飛彩。

「あいつはこのCRのドクターだ、この仕事に誇りを持ってる。
 なのに自分がゲーム病だと知って、極度のストレスを感じたら、どうなる!?」


12話で、ゲーム医療についての永夢の腕を認めていた飛彩だけに、
仕事に賭ける永夢の情熱やプライドを理解し、守ろうとしてくれてる。優しい。

「患者の事情に関心のない飛彩さんには任せたくありません」
「事情など知るか!俺はただ、目の前の患者を助けたいだけだ」


おまえ、こんなに事情を慮ってくれる相手に対してその言い方はないだろ!?
もういいよ、飛彩。さっさとストレス与えてバグスター呼び出そうぜ?と言いたい。
だがしかし、病気の進行が進んでいない時点であればそれも有効だったんだろうが
ここまで進行していると、もはや、いつ破裂してもおかしくない風船状態なんだな。ぐぬぬ。

永夢は、飛彩に認められてるってことを自覚してるんだけど、
なんかその好意をすんなり受け入れられないっていうか、根底の部分で反発してる感じがあるよな。

うーん、これは個人の感想なんだけど、飛彩のキャラって30歳前後が妥当だったんじゃないか?
いや、飛彩自身も海外で経験と実績をつんでるわけで、その点では30歳前後に相応すると思うんだけど、
なんかな、例えば飛彩がもっと年上で、研修医の意見なんて鼻先で一蹴しちゃう勢いの圧倒的存在だったとしたら、
たとえそれが正解だったとしても「でも言うこと聞きたくないから」っていうだけの理由で
むやみに反発するのも納得できるかなぁとか思ったり。個人の感想ですが。

だってさぁ、30代の天才外科医とか、ときめくじゃん? 大人の色気ですよ。
今は患者に対してシビアな態度とってるけど、自分も若い頃は永夢みたいに患者に深入りして
痛い目にあったりとか、日々の仕事に追われて妥協してるところもあったりとか、
永夢を見てて、その若い時代の眩しさとか苛立ちとか、そういうのを目の当たりに見せつけられたりとか、
学生時代に失った恋人に未だ心を縛られてるとか。ときめくじゃん?

っていう、ifの妄想が止まらなくなりましたが、
瀬戸利樹さんに不満があるわけじゃないです(汗をかきつつのフォロー)
まぁ、飛彩は第2の主人公という設定だから。彼自身も成長途上でないと話が成立しないわけだし、
他のメンバー(大我、黎斗、貴利矢)もアラサーなので、せめて飛彩くらいは永夢と同年代キャラじゃないとな。

「ガシャットさえあれば・・・あいつのゲーム病を治療できるというのに」

本人に知られないように切除するのは至難の技だと思います。
「エグゼイドをゲンムに近づけるな」と大我は釘を刺してきますが、
でもほかにゲンムの相手できる人がいなくね?っていう手詰まり感。
そんな状態なのに、永夢がガシャットを机の上に放置して休日を楽しんでる隙に
没収しちゃおうぜ!っていう展開にならないのが、彼らの偉いところである。

突然ですが。ここでガシャットの現況整理(Lv.5以下)
01:マイティアクションX(永夢)
02:タドルクエスト → タドルファンタジー(黎斗によりバージョンアップ完了)
03:バンバンシューティング(黎斗によるバージョンアップ作業中)
04:爆走バイク(永夢)
05:シャカリキスポーツ(永夢)
06:ゲキトツロボッツ(永夢)
07:ドレミファビート(黎斗)
08:ジェットコンバット(大我→黎斗)
09;ギリギリチャンバラ(黎斗が愛用中)
10:ドラゴナイトハンターZ(大我→黎斗)
追加:ジュージューバーガー(黎斗)

大我。
永夢に対して何かを企んでいる雰囲気あったんですけど、
永夢の秘密をバラそうとする黎斗を見て、本気の形相で走ってたのでびっくりしました。
本当はいい人?

もー、私は過去記事読むと恥ずかしいレベルで深読みしすぎてるので
大我もああ見えて、永夢を助けたいと普通に思ってるのかもしれんなと今更。
そもそもパラド、バグスターだったよね。
もっと特別な存在かと思ってたけど、そんなこたぁなかった。てへ。

ゲンムの新しい社長。誰だろうね。
黎斗のパパ・・・じゃないよね? だったら作さんも知ってるだろうしなぁ。

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