ある時、巨大浮遊要塞が地球に襲来し、総攻撃を開始。世界の大都市が壊滅状態に陥る。エグゼイドとキュウレンジャーは必死に応戦するが、圧倒的な敵戦力を前に歯が立たない。そんな彼らの前に、死んだはずの九条貴利矢と、見たこともないヒーローが姿を現す。そして、かつてない敵に打ち勝つ新たな力を手にするため、ヒーローたちは異空間でレベルアップを繰り返していく。
夏映画の舞台挨拶回のチケットが欲しくて、
優先予約枠を狙って東映特撮ファンクラブに入会するじゃないですか。
ちょうど無料体験キャンペーン中だったし。
そしたら、春映画の動画公開が始まったじゃないですか。
見るしか!ないよね!
というわけで。無料キャンペーンに釣られて入会したのに
しっかりお金を落としてきました。
いやもう、これだけお世話になってるんだから、多少落とさないと申し訳ない。
つーわけでゴライダー見てきました。あ、ゴライダーじゃねぇや、ゴライダーいたけども。
タイトルが特徴なさ過ぎて、まったく覚えられません。
以下、ネタバレ満載でお送りする感想。
公開当時は「詰め込み過ぎ」みたいなご意見も見かけたし、
入手したパンフレットはキャラ紹介ばっかりで
一本の映画にこんだけキャラ出演するとかむしろすげぇ!って感じだったんですが。
見たら、意外とまとまってた。いや普通に成立してたよね。
なにしろ。ゲームをテーマにしてるから、ヒーロー大戦っていう展開が馴染むなじむ!
何の脈絡もなく過去キャラを大量投入できるっていうのは素晴らしいな。
そして「戦隊&ライダー」のコラボ作品だと思ってましたが、メインはエグゼイドでした。
ほぼエグゼイドじゃない? 実質エグゼイドの劇場版だよ。
まぁ脚本が違うので(米村脚本でした)二次創作みたいな感じで見てました。
うん、先に違和感あったとこ挙げとこ。
・ゲーム病でもないのにCRに搬送されちゃうアム。
・アムの話もちゃんと聞けてないのに
「PTSD、心的外傷があります」とか断言しちゃう永夢。
・あのドクター達は、PTSDって言ったあとに用語の説明なんかしない。
・「貴利矢・・・」とか呼び捨てにしちゃう永夢。
・人間なのにサクッとゲームの世界に連れていかれちゃうアム。
・ゲーム病でもないエイトの謎の病気。
・外科処置が必要とは思えないのに、エイトの担当になっちゃう飛彩。
その他、「飛彩はそんな人じゃない」みたいなとこもボチボチあったし、
何より「私はスーパー戦隊、ジュウオウジャーのアム」と言われてすんなり受け入れちゃうとことか
人間態なのにレントゲン撮ったら耳まで写っちゃうアムとか
「リアルな世界観のエグゼイドが!世界観が!」ってなりました。
(そこにこだわりたかったらヒーロー大戦見るな!っつー話)
なんていうか、「絶対見るべき作品!」というより、
機会があったら、見ても楽しいですよ?っていう感じでした。楽しかったよ?
「ここは絶対見て欲しい」と思った私的ポイント。
その1。貴利矢の変身。
ジャンピング後ろ回し蹴り?みたいなキャラセレクト。
ここだけ何度もリピート再生してる。すげぇまじすげぇ。
変身モーションはみなさんほぼ固定なんですが、貴利矢については
「足でキャラ選択する」というルールに従っているので、
結果、多彩な蹴りがみられるというありがたい仕様になってて、本当にありがとう。
ちなみに貴利矢の出番自体は超短かった。予告の方がセリフ多かった(笑)
その2。アマゾンズの参戦。
なんかね、ネオがね、非常階段の5階くらいのところから
ノーカットで地上までジャンプするんですよ。なにあれ意味がわからん。すごい。
その他。
・ゲストキャラは「ゲーム内のキャラクター」という設定なので
多少のキャラが違うのも、名台詞を乱発するところも、とくに違和感なかったです。
・でも、空蝉丸の変身ポーズはフルで見たかったよね・・・。
・キャラクターセレクト場面が意外と楽しかった。
っていうか、ゲストキャラはみんなゲームキャラっぽいんですけど、
モモタロスだけはホンモノっぽいというか、
モモが出てくるだけで電王の世界になるの、すごいよな。キャラ強いよな。
・モモが例の俺様モードで仕切りだすんだけど、
きょとんとする永夢が良太郎に見えてくるから不思議。
途中でモモが間違えて「おーい、良太郎!」って呼ぶんだけど、わかる。
・モモに絡まれる永夢が!高岩さんと永夢の絡みだ新鮮!ってなる。
・ただ、キャラ選択が濃くね? 面倒くさいキャラばっかりじゃない?
なんか重いっす、つっこむ人っていうか、まとめる人が欲しい。
・アオニンジャーの変身は、CG加工なしのノーカット撮影でしたね。
ニンニンジャーの変身は難易度高いので、すごかった。
・ガシャットに「フッ」する永夢!
・エイトに語りかける永夢が、すごくよかった。
やっぱり永夢には小児科の先生が似合うよなと思いました。
・「ここからは!我々のステージだ!」と叫ぶショッカー首領。
それはライダーのセリフです!
・ゴライダー。唐突にゴライダー。
永夢の声を張った「赤ライダー!」「とぉっ!」などの叫び声が、すごく新鮮!
ヒーローしてる永夢もいいな。(いや普段もヒーローです)
・対ゼビウス戦。キャッスルドランが現れテーマ曲が流れた。感涙。
っていうか、キバ関連は出演はキャッスルドランだけか。無念。
・初公開、飛彩のマンション!飛彩の寝室!飛彩のリビング!!
「勝手に俺の部屋に入るな!」だって! 俺の部屋だって!!
・飛彩先生はひとりぐらししてるの?(どうでもいい)
・白飛彩にケリいれまくる黒飛彩がかっけぇ。
・「アマゾンズの共闘が見られるのはこの劇場版だけ!」と言われた例のアレ。
一緒に戦ってるの、違和感半端ない。それだけでニヤニヤが止まりません。
ちなみにアルファの声は仁さんであった。ご本人!
・巨大化ロボ戦。仮面ライダーが巨大化して戦う謎の展開。だが素晴らしい。
・病院の、いつもの屋上の真上を通過していくキュウレンロケット達。いいラストでした。
「春映画」は主人公ライダーと最新戦隊の変身前の出番が大人の事情?で減ってしまうので、この映画では永夢とナーガの変身前の出番がたくさんあって嬉しかったです。
(超スーパーヒーロー大戦はエイトが作ったゲームだからバグスター以外の人たちも入れるようになっていたんじゃないか?)と思います。
北岡が「49話」で言った(結構面白おかしく暮らしてるじゃない。)が好きだったのでまた聴けて嬉しかったですが、他の名セリフを言う場面は違和感がありました。それでも変身する前に「7話」と同じようにカードデッキを見つめていたり「 EPISODE FINAL」や「49話」で世界のピンチに駆けつけられなかった北岡が15年の時を経て後輩ライダーたちと一緒にショッカーと戦っていると思うと不思議な気持ちになりました(しんみり)
まさか「アマゾンズ」の三人ライダーの共闘がこの映画だけになるとは思っていませんでした・・・