La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

エデンのフランス菓子講座2 -シュー・ア・ラ・クレーム

2008-08-14 22:11:40 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
Les cours de patisserie d'Eden2



フランス菓子講座、第2回目は「シュー・ア・ラ・クレーム」(シュークリーム)です。日本でも、知らない人はいないと言うほど有名なお菓子ですね。フランスでよく見かけるのは、シューパリゴ≪chou parigot≫(パリの下町のシューという意)というアーモンドダイスがまぶしてあるもの、またシュケット≪chouquette≫というあられ糖をまぶしてある小さいシュー(クリームは入っていない)などです。またエクレール≪eclair≫(エクレア)やパリ・ブレスト≪Paris-Brest≫、ルリジューズ≪religieuse≫(修道女の意)、グラン≪gland≫などの、フランスのパティスリーの定番菓子もシュー生地をベースに作られています。

今回は、基本のシュー生地と、クレーム・レジェールという、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)とクレーム・シャンティー(ホイップクリーム)を合わせたクリームを使って作るシュー・ア・ラ・クレームを作ります。

材料 10~12個分

・シュー生地

牛乳 250グラム
砂糖  5グラム
バター 100グラム
小麦粉 150グラム
卵  4~5個(大きさによる)

・クレーム・レジェール用
クレーム・パティシエール

牛乳  250グラム
砂糖   50グラム
卵   1個 または卵黄2個分
小麦粉  20グラム
バター  20グラム

・クレーム・シャンティー

生クリーム  200cc
砂糖     10グラム

つくり方

① クレームパティシエールをつくります。※つくり方はフランと同じ(焼く前の状態)ですが、小麦粉(20グラム)を入れて、生地が固まってきたら最後に細かく切ったバターを加え溶かしながらよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておきます。

② シュー生地を作ります。
小麦粉はふるっておき、オーブンは170℃に温めておきます。

③ バターを出来るだけ小さく切っておきます。

④ 鍋に牛乳、砂糖、塩、バターを入れて、へらでかき混ぜながら、中火で温めます。



⑤ 小麦粉を加え、弱火で温めながら混ぜ続け、鍋底に付かなくなってきたら火を止めます。



⑥ 卵を一つ加えては混ぜ、また一つ加えては混ぜ、を繰り返します。激しく勢いよくかき混ぜ続けること。
こんな感じになるまで。



⑦ オーブン台にクッキングシートを敷き、シュー生地を搾り出していきます。膨らむので間隔をあけておくこと。



⑧ 刷毛に油を取り、シュー生地の表面に軽くぺたぺたと塗っていきます。

⑨ フォークに油を付けながら、表面に筋を付けていきます。



⑩ オーブンで25分位焼きます。途中でやけ具合を時々確認すること。オーブンは途中で開けないようにしてください。(シューがしぼんでしまうことがあるため)

⑪ 焼き上がったら、取り出して網の上などで冷まします。





⑫ シューの頭の部分を薄く切り取ります。



⑬ 中にクリームを搾り出し、ふたをして、粉砂糖を振りかけて出来上がり。



クレーム・レジェール
作り方
①クレーム・シャンティーをつくります。200グラムの生クリームに10グラムの粉砂糖を入れ、角が立つまで泡立てます。

②先に作って冷やしておいた、クレーム・パティシエールに、クレーム・シャンティーを1/10位入れてよく混ぜ、更に残り全部を入れて混ぜ合わせます。




※シューに入れるクリームは、クレーム・パティシエールのみでも良いです。

クリームはお好みでショコラを加えたり、フルーツを入れたりしていろいろアレンジ出来るので、慣れたら試してみてください。
クリームはよく冷やしてくださいね。



Bon appetit!


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